SMC PENTAX FA 1:4.5-5.6 80-320mm
1997年に発売されたペンタックスの望遠系FAズームだ。
この時代の望遠ズームは、質感と引き換えにずいぶん軽くなった。複数のレンズを持って歩く場合でも、それほど苦にはならないだろう。
個人的には、ズームレンズはトリミングレンズだと思う。最広角側を標準状態として、そこから望遠側に引っ張ることによってトリミングするのだ。
このレンズの80-320mmというレンジは、その切り取り感?がかなり大幅なものとなり、なにが出てくるのか、なかなかスリリングだ。焦点距離320mmの画角は視覚的にかなり異界系?に踏み込んでいると思うからだ。
80mmで構図を決めて320mm域まで使って部分を切り取るなら、80mmで収まる同一の被写体から、2~3枚は異なるカットを切り出せそうだ。
このレンズとは戦場ヶ原に立ち寄ろう。神話の時代に、神々の戦いがあったとされる広い湿原だ。戦場ヶ原と中禅寺湖の間に竜頭ノ滝がある。
その形が龍に似ているから付けられた名だが、頭部は中禅寺湖に面し、尾が戦場ヶ原方向に延びる位置関係がなかなか興味深い。
この龍は、神々の戦いがあった戦場ヶ原からやってきたと考えられるからだ。
この季節、土産物屋のほとんどが閉まっている。そんな中、氷結した龍の姿を眺めながら歩こう。
同じときに行った日光の写真はこちら。
AI AF Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D NIKON 湯ノ湖、湯滝周辺
RMC TOKINA 35-105mm 1:3.5-4.3 湯元周辺
[19AH] 1:3.5 70-210mm CF MACRO TAMRON 光徳牧場周辺
SMC PENTAX FA 1:4.5-5.6 80-320mm 中禅寺湖、竜頭ノ滝、戦場ヶ原
ZUIKO MC AUTO-T 1:2.8 f=135mm OLYMPUS 二荒山中宮祠周辺
CANON LENS FD 50mm 1:1.8 S.C. 中禅寺周辺
MD 28mm 1:3.5 minolta いろは坂、大猷院廟周辺
Тебе одеющагося (Russian Orthodox Chant)