1984年にリリースされた、タムロンのアダプトール2望遠ズームレンズだ。
このレンズにはタムロンが特に力を入れて開発したレンズに冠する、SP
(Super Performance)名が付いている。
タムロンの70-210mmというレンジのズームレンズには、1979年発売のSPレンズ、「52A」があるが、19AHで開放絞り値が3.5通しとなった。
タムロンは、ユーザーによるマウント交換方式を、一眼レフ登場期から採用していた。
マウント交換式の走りと言える「Tマウント」は、いまでも天体望遠鏡で使われているが、これもまたタムロンが開発したものだ。
「Tマウント」、「アダプトマチック」を経て、マウント交換方式の最終形となったのがアダプトール方式だ。
初代アダプトールは、各メーカ一眼レフの測光精度をより確実なものとするため、1979年にマイナーチェンジを受け、アダプトール2となった。
このレンズが発売された翌年、1985年にミノルタのαシリーズが登場する。
機械的な連動によるアダプトール方式では、AFレンズへの対応が困難になったため、19AHが登場した時期をピークとして、次第に衰退して行くことになるのだ。
ひさしぶりに雪見物?をしたくなった。奥日光の雪には懐しい思い出がある。あの雪道をふたたびめぐろうか。
光徳牧場や光徳沼、湯ノ湖は今頃どうなっているだろうか。あのときと同じく吹雪いているのだろうか。
それなら風景はモノクロームに近くなる。レンズ評価も限定的なことしかできなくなるが、それでもかまわないだろう、降る雪の中を歩こう。
同じときに行った日光の写真はこちら。
AI AF Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D NIKON 湯ノ湖、湯滝周辺
RMC TOKINA 35-105mm 1:3.5-4.3 湯元周辺
[19AH] 1:3.5 70-210mm CF MACRO TAMRON 光徳牧場周辺
SMC PENTAX FA 1:4.5-5.6 80-320mm 中禅寺湖、竜頭ノ滝、戦場ヶ原
ZUIKO MC AUTO-T 1:2.8 f=135mm OLYMPUS 二荒山中宮祠周辺
CANON LENS FD 50mm 1:1.8 S.C. 中禅寺周辺
MD 28mm 1:3.5 minolta いろは坂、大猷院廟周辺
The Rolling Stones - Winter