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この公園の池は、寝心地が良いらしく、天気の良い日でも、出てこない。公園のアカミミガメたちは冬眠してしまった。
十月はまだ、近くでソーラー充電していた。
十一月になると、すぐに水に逃げれるように人間から遠いところでしか、甲羅干ししなくなり、
十二月になってから、水面から顔を出すことさえなくなった。
水面の落ち葉はだんだん沈んで、水は茶色に澄んでいる。
池にいた小魚も沼エビもアメンボもいない。大きいコイでさえ、どこかに隠れてしまった。
残っているのは、体温のある生き物ばかり。
十月下旬というのにまだエサをもらいにくる。
愛嬌たっぷりクサガメ一号。
あごと、への字口が、カメの顔。ケロネリオンの花
ひと皮むけて黄色が映える野良ガメ。腕にイチョウの葉っぱ模様。
箱入りマフラーはお留守番。マフラーん家はまだ暖房入れてないのに体重減らない。朝ご飯はカメフード一粒。ディナーは鮭鍋。
赤いマフラーから顔だけ出してテレビを見る。
紅葉はまだ先。真っ赤なのは手すりに止まったトンボと神社のザリガニ
マフラーは食べなくなってきた。秋。
野良亀も食べなくなってきた。エサを持って行っても動作緩慢。寄ってこない亀もいる。
アカミミガメの脱いだ皮。池に浮いてた。腹甲から縁側までぐるりと綺麗に剥がれたパーツ。
クサガメの甲羅の皮はポロポロと細かく剥がれ落ち、せっかく飼っていてもコレクションには向かない。
「どうせオレはクサガメだよ」
マフラーの甲羅の皮