クサガメのマフラー ~赤耳のレイン~ -20ページ目

足もと暖房

公園のベンチで弁当食べてると、落ち葉のように、ぽてっとスズメが降ってきた。

パンくずやごはん粒はあげないよ。

羽づくろい。

木枯らしに足もとが冷えてきたら、ブンチョウやセキセイインコが食べるような小鳥のエサを足もとに少々。

寄ってたかったスズメたちの頭やくちばしの熱気が暖かい。

一羽のスズメがなわばりを主張して、他のスズメを追い出した。

カラスの鳴く声が聞こえたら、いっせいにツツジの藪へ避難する。あわてて水に飛び込むカメのように。

 

池には落ち葉が積もってきた。

 

カメたちが無事に冬を越せますように。

半年先の季節にはまた、足もとを冷やしてくれますように。

 

 

カモミール

赤い落ち葉とスズメとカメ。

 

スズメは羽をたてて地肌に日を当てる。

 

顔かゆかゆ

 

背中ぽかぽか

 

公園のカメは冬眠してしまった。この日以降姿を見せない。

 

マフラーの墓は水をかけても何の反応もない。甲羅ふりふり自分で土にもぐって冬眠した時のように、時々土の表面がくずれていたり・・・するわけがない。

夏の間よく訪れていたヤスデやダンゴムシの、足もいつしか遠のいて、苔も雑草も生えてこない。殺風景な植木鉢。

カモミールの種をまいた。

芽が出た。

 

晴れ間

久しぶりの晴れ間、スズメもカメも大喜び。

スズメはえさを拾って食べる。

 

水浴びすずめ。

 

「カメさん、お腹すかないの?」

気にするスズメ。

 

カメは食べることよりも、冬眠前の甲羅干しに余念がない。

 

池の小魚を捕りにきたコサギ。たくさん泳いでいるので空振りすることなく、ぴちぴち丸飲み。そろりそろりと移動して、ぴちぴち丸飲み。

飛び立つとき、手羽先が太陽に透けて見えた。

 

カメは透けない。

 

スローモーション

秋の野良ガメはスローモーション。いつもの池のふちで待っていると、10分くらいしてからゆっくり泳いでくる。

やる気なさそうにカメフード回収。

 

道端のヘビは、ペロペロだけが速過ぎて舌が写真に写らない。

 

キジバトの水浴び。長風呂。

 

 

クロクサに会いたくて、行船公園の自然動物園に行った。

 

同じクロクサでも顔が皆違う。

クサガメ牧場、本日のメニューは、おから状のごはん。

お姉さまたちの食べこぼしを拾って食べるクロクサ。

せみ拾い

公園に行ったものの、気が乗らず、池から2メートル程離れた岩に座ってボンヤリしていた時のこと。

腰の横にカメの爪の感触。

野良亀のテンプルが池から上がって暑いところをわざわざ歩いてきてくれたのだ。

持っててよかったカメのえさ。

 

晴れ花火晴れ晴れ晴れ  台風 波 カメカメカメカメカメ

夏も終わりに近づいて、公園に行く道すがら、落ちてひっくりかえっているセミを拾ってお土産にする。新鮮でおいしそうなのを選んで拾うので、触った途端、ジジジッと鳴いて逃げていくやつもいる。

このセミは、もう飛べなかったが、まだカメに食べられたくないと言うので、木の幹に止めて逃がした。

 

野良亀たちは競い合って、セミでもエビでもカメフードでもなんでも食べる。

一番てっぺんにいるのがドラジェ、その後ろがペセペセ。2匹とも甲長約18センチと小柄ながら食欲旺盛。

 

期間限定・数量限定のセミをゲットしたカメは、他のカメに横取りされないように、くわえたままビュンビュン泳いでいって遠くで一人で食べる。

そしてまた、何食わぬ顔して戻ってくる。