ひざ痛 拘縮と運動療法②
ひざ痛・運動療法の実践編です。
T生が毎日実践しているのは、
『NHKためしてガッテン 「腰痛」「ひざ痛」
「肩こり」解消の新ワザ』アスコム刊、
という書籍で紹介されている簡単体操です。
黒澤尚医師(順天堂大学整形外科教授)の指導の下、
「軟骨力アップ体操」と名付けられています。
下記写真を見ながらお読みください。
T生がこの本を選んだ理由は3つです。
①基本体操が5種類しかない( → 簡単)。
②大判でモデルが動作を示している( → 分りやすい)。
③特別な道具、場所を必要としない( → 手軽)。
どうですか、写真を見た感じ、簡単でしょ!
「こんな運動で本当に痛みが取れるのだろうか?」
T生も最初は半信半疑でした。
ところがどうでしょう、1週間もすると、
大した運動量とは思えないのですが、
太もも、つまり大腿四頭筋が、
少し“もこもこ”という感じになってきました。
この“もこもこ感”とともにひざの痛みが、
少しづつ軽減されていきました。
この驚き、この嬉しさ……、です!
本の解説には「1か月は続けてみてください」
とありましたが、T生の場合は1週間で
回復を実感できました。
足を引きずらなくなったのでした。
もうそれからはうれしくて夢中です。
寝起きに1回、トイレに行った後、寝床でやります。
夜、テレビのニュースを見ながらもう1回と、
1日に2回やるだけです。
ゆっくりやっても30分程度でできます。
みな簡単、シンプルな動作なので
“テレビを見ながら”というのがおすすめです。
この体操を続けて1か月半が経ちました。
最近、副産物が生まれつつあります。
寝起きにトイレに行きおしっこを済ませ、
口をうがいして水を一杯飲みます。
それから寝床でこの体操を始めると、
お腹が動くからでしょうか、ウンチのお呼びです。
“快腸”でスッキリ……!
朝の体操は良いことずくめ、なのでした。
石澤医師によるとこの運動療法の最大のポイントは、
「痛いからと“安静”にしていると症状が悪化する」
という点にあります。
大切なのは痛みを取り除いて、少しづつでも
関節を動かすことが根本療法につながるのだそうです。
この辺のメカニズムを書くと長くなりますので、
関心のある方は上記書籍をお読みください。
目からうろこ、です。
変形性の関節の痛みで悩む方は、
思いのほか多いというデータがあります。
(中高年の3人に1人以上、前出)
ということで、当社の「ラフィーネ・ペイン」
「ペインゴールドエイジ」をご利用いただき、
軟骨力アップ体操という根本療法を、T生は
生かしていていただきたいと願うばかりです。
T生が毎日実践しているのは、
『NHKためしてガッテン 「腰痛」「ひざ痛」
「肩こり」解消の新ワザ』アスコム刊、
という書籍で紹介されている簡単体操です。
黒澤尚医師(順天堂大学整形外科教授)の指導の下、
「軟骨力アップ体操」と名付けられています。
下記写真を見ながらお読みください。
T生がこの本を選んだ理由は3つです。
①基本体操が5種類しかない( → 簡単)。
②大判でモデルが動作を示している( → 分りやすい)。
③特別な道具、場所を必要としない( → 手軽)。



どうですか、写真を見た感じ、簡単でしょ!
「こんな運動で本当に痛みが取れるのだろうか?」
T生も最初は半信半疑でした。
ところがどうでしょう、1週間もすると、
大した運動量とは思えないのですが、
太もも、つまり大腿四頭筋が、
少し“もこもこ”という感じになってきました。
この“もこもこ感”とともにひざの痛みが、
少しづつ軽減されていきました。
この驚き、この嬉しさ……、です!
本の解説には「1か月は続けてみてください」
とありましたが、T生の場合は1週間で
回復を実感できました。
足を引きずらなくなったのでした。
もうそれからはうれしくて夢中です。
寝起きに1回、トイレに行った後、寝床でやります。
夜、テレビのニュースを見ながらもう1回と、
1日に2回やるだけです。
ゆっくりやっても30分程度でできます。
みな簡単、シンプルな動作なので
“テレビを見ながら”というのがおすすめです。
この体操を続けて1か月半が経ちました。
最近、副産物が生まれつつあります。
寝起きにトイレに行きおしっこを済ませ、
口をうがいして水を一杯飲みます。
それから寝床でこの体操を始めると、
お腹が動くからでしょうか、ウンチのお呼びです。
“快腸”でスッキリ……!
朝の体操は良いことずくめ、なのでした。
石澤医師によるとこの運動療法の最大のポイントは、
「痛いからと“安静”にしていると症状が悪化する」
という点にあります。
大切なのは痛みを取り除いて、少しづつでも
関節を動かすことが根本療法につながるのだそうです。
この辺のメカニズムを書くと長くなりますので、
関心のある方は上記書籍をお読みください。
目からうろこ、です。
変形性の関節の痛みで悩む方は、
思いのほか多いというデータがあります。
(中高年の3人に1人以上、前出)
ということで、当社の「ラフィーネ・ペイン」
「ペインゴールドエイジ」をご利用いただき、
軟骨力アップ体操という根本療法を、T生は
生かしていていただきたいと願うばかりです。
心臓手術 安心感
昨日、子供の心臓手術が無事終了しました。
まず驚いたのはその時間の長さです。
7:30~8:00 執刀医のK先生来室
大学病院担当医のO先生方が来室
8:30 子供が手術室(ICU)に入るのを見送る
10:00頃 麻酔等の準備が終了し実際の執刀が始まる
16:10 K先生、O先生がそろって待合所に来られ、
手術の成功が伝えられる
16:30 本人と面会(麻酔中)、手術の説明を受ける
素人のT生には手術の経緯は想像するしかありませんが、
少なくとも6時間、手術室の先生方は、
緊張の時間を強いられていたということになります。
ICUに入って8時間40分、なすすべなく待つのみ。
まんじりともせず時間を刻むだけの1日でした。
しかし、K先生のにこやかな温顔を拝見して、
感謝の思いでただただ頭を下げるばかりでした。
改めて大手術だったのだなと実感したものです。
(バラ、きれいな色ですね)
子供の病気は心臓弁膜症、
中でも僧房弁閉鎖不全症というものです。
心臓の左心房、左心室の間に僧房弁という器官があり、
動脈と静脈を切り替える役割をしています。
これが完全に閉まらなくなり(閉鎖不全)、
血液の逆流が起こる病気です。
そこで僧房弁がきちんと閉まるよう作り直すわけですが、
うまくいかない場合は人工弁に置き換える手術に変更。
その時は国が認定する1級の障碍者になります。
この手術、別の病院で2回中止になりました。
子供はセカンドオピニオンを求めてK先生を尋ねます。
K先生は心臓弁膜症手術の専門家です。
子供の求めに応じて手術をしていただくことになりました。
その際K先生が手術場所としたのがK大学病院でした。
この病院はポートアクセス法という低侵襲手術で有名です。
普通、心臓手術は胸骨の中央を切断して行います。
したがって、術後は胸にタテの大きな傷跡が残ります。
ポートアクセスでは右の乳房の下を6cm切るだけです。
そこから内視鏡を使い心臓に施術します。
非常に高度な技術を要しますが、
患者の体にやさしい手術法と言えます。
「僧房弁形成術は決して簡単な手術ではありませんが、
お任せください。大丈夫ですよ……」
病態と手術法をPCの画像で簡単に説明し、
この言葉で締めくくってくださいました。
「この安心感……!」何とも言えないものがあります。
手術の2日前、K大学病院講師のO先生が、
手術前の説明をしてくださいました。
手術の承諾書にサインをするに際しては、
手術がうまくいかない場合のケースも話します。
医療過誤で訴えられることもありますので、
病院としては当然のことです。
特に僧房弁形成術がうまくいかなかった場合、
手術は僧房弁置換術に切り替わります。
その際、動物の生体弁か人工弁を使用するのですが、
その選択は患者にゆだねられています。
現段階では一長一短で断言は難しい状況です。
その場では結論が出ず、一考することになりました。
同じ日の夕方、手術の打ち合わせでK先生が来られ、
病室にも立ち寄られたそうです。
息子はこの話をK先生にし、相談したそうです。
「どちらでもいいですから、書いといてください。
おそらくそのようなケースはありませんから……」
こともなげにこう答えたとのことでした。
「この安心感……!」、こう漏らし、
息子は改めて安堵したのでした。
今回の手術では患者家族として、
考えさせられることが多々ありました。
機会を見ながら報告したいと思っています。
まず驚いたのはその時間の長さです。
7:30~8:00 執刀医のK先生来室
大学病院担当医のO先生方が来室
8:30 子供が手術室(ICU)に入るのを見送る
10:00頃 麻酔等の準備が終了し実際の執刀が始まる
16:10 K先生、O先生がそろって待合所に来られ、
手術の成功が伝えられる
16:30 本人と面会(麻酔中)、手術の説明を受ける
素人のT生には手術の経緯は想像するしかありませんが、
少なくとも6時間、手術室の先生方は、
緊張の時間を強いられていたということになります。
ICUに入って8時間40分、なすすべなく待つのみ。
まんじりともせず時間を刻むだけの1日でした。
しかし、K先生のにこやかな温顔を拝見して、
感謝の思いでただただ頭を下げるばかりでした。
改めて大手術だったのだなと実感したものです。

(バラ、きれいな色ですね)
子供の病気は心臓弁膜症、
中でも僧房弁閉鎖不全症というものです。
心臓の左心房、左心室の間に僧房弁という器官があり、
動脈と静脈を切り替える役割をしています。
これが完全に閉まらなくなり(閉鎖不全)、
血液の逆流が起こる病気です。
そこで僧房弁がきちんと閉まるよう作り直すわけですが、
うまくいかない場合は人工弁に置き換える手術に変更。
その時は国が認定する1級の障碍者になります。
この手術、別の病院で2回中止になりました。
子供はセカンドオピニオンを求めてK先生を尋ねます。
K先生は心臓弁膜症手術の専門家です。
子供の求めに応じて手術をしていただくことになりました。
その際K先生が手術場所としたのがK大学病院でした。
この病院はポートアクセス法という低侵襲手術で有名です。
普通、心臓手術は胸骨の中央を切断して行います。
したがって、術後は胸にタテの大きな傷跡が残ります。
ポートアクセスでは右の乳房の下を6cm切るだけです。
そこから内視鏡を使い心臓に施術します。
非常に高度な技術を要しますが、
患者の体にやさしい手術法と言えます。
「僧房弁形成術は決して簡単な手術ではありませんが、
お任せください。大丈夫ですよ……」
病態と手術法をPCの画像で簡単に説明し、
この言葉で締めくくってくださいました。
「この安心感……!」何とも言えないものがあります。
手術の2日前、K大学病院講師のO先生が、
手術前の説明をしてくださいました。
手術の承諾書にサインをするに際しては、
手術がうまくいかない場合のケースも話します。
医療過誤で訴えられることもありますので、
病院としては当然のことです。
特に僧房弁形成術がうまくいかなかった場合、
手術は僧房弁置換術に切り替わります。
その際、動物の生体弁か人工弁を使用するのですが、
その選択は患者にゆだねられています。
現段階では一長一短で断言は難しい状況です。
その場では結論が出ず、一考することになりました。
同じ日の夕方、手術の打ち合わせでK先生が来られ、
病室にも立ち寄られたそうです。
息子はこの話をK先生にし、相談したそうです。
「どちらでもいいですから、書いといてください。
おそらくそのようなケースはありませんから……」
こともなげにこう答えたとのことでした。
「この安心感……!」、こう漏らし、
息子は改めて安堵したのでした。
今回の手術では患者家族として、
考えさせられることが多々ありました。
機会を見ながら報告したいと思っています。
ひざ痛 拘縮と運動療法
この2か月間、T生は“ひざ痛”と格闘しています。
ようやく快方の予兆が見えほっとしているところ。
なので、その成果をちょっと……。
病名は“変形性ひざ関節症”。
原因として老化の要素も大きいので、
中高年の30%以上が悩み、しかも、
年齢とともに増えるというのですから侮れません。
無理な作業をしたことでひざを痛めました。
肥満のT生にはもともとひざは弱点です。
整形外科医を受診しヒアルロン酸の関節注射と
薬を処方してもらいました。
これまではこの関節注射で痛みから解放されていました。
今回はそう簡単には許してくれませんでした。
というより、痛みは治まらず、
足を引いて歩くようになってしまいました。
しばらく経って、ふとあることに気づき、
愕然としてしまいました。足が曲がらないのです。
正確に言うと屈伸運動ができないのです。
みなさんご存知ですか?
「拘縮(こうしゅく)」という言葉を……!
関節が硬くなり、関節が完全には曲がらない
あるいは完全には伸びきらない状態を言います。
なにげにやっていた動作ができない……。
ショック……!
このショック、結構深いものがあります。
このまま痛みが治まらず、症状が続けば、
運動どころか普通に歩けなくなってしまいます。
あわてました!
必死で調べ、10冊以上の関連書に目を通しました。
その中でも自分の症状に照らし合わせ、
納得した2冊の本を座右に置いています。
①『NHKためしてガッテン 「腰痛」「ひざ痛」
「肩こり」解消の新ワザ』アスコム刊
②『NHKここが聞きたい!名医にQ
ひざ痛のベストアンサー』主婦と生活社刊
2冊ともテレビ番組をベースに作られているので、
写真や図版が多く分かりやすいのが特徴です。
ともに運動療法の大切さを教えてくれています。
①は運動療法の実践編です。
モデルが写真で動作を説明しているので、
迷うことなく運動ができます。
②はひざ痛全体を理解するのに最適です。
特に、なぜに運動療法が大切なのかの章は秀抜です。
また、ちょっとした患者側の疑問に、
Q&A形式で答えてくれているのも嬉しいです。
現在、①を実践して約1か月がたちます。
歩いていてまだ多少足に不安はありますが、
足を引きずらなくなりました。
もっとも、これでダメでも
「ペインゴールドエイジ」がありますが……!
次回は実践編の留意点について説明します。
ようやく快方の予兆が見えほっとしているところ。
なので、その成果をちょっと……。
病名は“変形性ひざ関節症”。
原因として老化の要素も大きいので、
中高年の30%以上が悩み、しかも、
年齢とともに増えるというのですから侮れません。
無理な作業をしたことでひざを痛めました。
肥満のT生にはもともとひざは弱点です。
整形外科医を受診しヒアルロン酸の関節注射と
薬を処方してもらいました。
これまではこの関節注射で痛みから解放されていました。
今回はそう簡単には許してくれませんでした。
というより、痛みは治まらず、
足を引いて歩くようになってしまいました。
しばらく経って、ふとあることに気づき、
愕然としてしまいました。足が曲がらないのです。
正確に言うと屈伸運動ができないのです。
みなさんご存知ですか?
「拘縮(こうしゅく)」という言葉を……!
関節が硬くなり、関節が完全には曲がらない
あるいは完全には伸びきらない状態を言います。
なにげにやっていた動作ができない……。
ショック……!
このショック、結構深いものがあります。
このまま痛みが治まらず、症状が続けば、
運動どころか普通に歩けなくなってしまいます。
あわてました!
必死で調べ、10冊以上の関連書に目を通しました。
その中でも自分の症状に照らし合わせ、
納得した2冊の本を座右に置いています。

①『NHKためしてガッテン 「腰痛」「ひざ痛」
「肩こり」解消の新ワザ』アスコム刊
②『NHKここが聞きたい!名医にQ
ひざ痛のベストアンサー』主婦と生活社刊

2冊ともテレビ番組をベースに作られているので、
写真や図版が多く分かりやすいのが特徴です。
ともに運動療法の大切さを教えてくれています。
①は運動療法の実践編です。
モデルが写真で動作を説明しているので、
迷うことなく運動ができます。
②はひざ痛全体を理解するのに最適です。
特に、なぜに運動療法が大切なのかの章は秀抜です。
また、ちょっとした患者側の疑問に、
Q&A形式で答えてくれているのも嬉しいです。
現在、①を実践して約1か月がたちます。
歩いていてまだ多少足に不安はありますが、
足を引きずらなくなりました。
もっとも、これでダメでも
「ペインゴールドエイジ」がありますが……!
次回は実践編の留意点について説明します。