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スマートフォン 高齢者福祉に生かす②

脳梗塞が発症した時、治療を受けるまでの時間が、
予後の回復に大きく左右することはよく知られています。

こうした緊急を要する状況にスマートフォンが素早く対応できれば、
お年寄りだけでなく多くの病気や事故に活用されるに違いありません。

三重県玉城町では、街ぐるみの高齢者サービスに、
スマートフォンを生かそうという取り組みが始まっています。
まずは、この写真を見てください。



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この2枚の写真を見るといかにシンプルに
アプリケーションを構成しているかが分かります。

電源を入れ(1回目)、アプリの画面を出して(2回目)、
そして写真2回と、都合4回スマートフォンをタッチするだけで通報です。
これならお年寄りでも使うことができますよね。

そして、この通報は玉城町の社会福祉協議会に入ります。
通報を受けると、折り返し発信者に電話を入れ、状況を確認します。

電話応対のできない状況でも安心です。
このスマートフォンにはGPS機能がありますので、
通報者の位置確認ができ、救急車が駆けつけることもできます。

何とも素晴らしいシステムで各自治体が注目しているとのことです。

この紹介動画がYouTubeで見られます。
「NHKくらしなっとく:高齢者にひろがるスマートフォン(玉城町)」
というタイトルで「tamachan8181 さん」がアップした動画です。
(上記写真も含め、NHKニュース「暮らしなっとく」より)

http://www.youtube.com/watch?v=Yt8vtbiUg1E

90歳近いお年寄りがスマートフォンを利用する姿は、
目からうろこです。ぜひご覧ください。

東京の風物詩 酉の市

11月14日は「みづのと とり」で「二の酉」でした。

東京では11月に入ると、十二支の「酉(とり)」の日に、
商売繁盛の「縁起熊手」を売る「酉の市」が立ちます。
今年は2日、14日、26日と3回予定されています。

数えてみたら都内だけで32か所の神社仏閣で行われていました。
正確な数字ではありませんが、あちらこちらでやっているわけで、
年の瀬が近づいたことを知らせる東京の風物詩と言っていいでしょう。

関西の人には1月10日の「十日戎(とおかえびす)」みたいな
商売繁盛の縁起市と言ったほうがわかりよいでしょうか?
大阪で「えべっさん」と親しみを込めて言うように、
東京では「おとりさん」の愛称で親しまれています。


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故事来歴はともかく、子供たちにとっては屋台が並ぶ
お祭りなわけで、楽しい1日と言えます。

高校を卒業するまでT生のご子息様たちも…(^_^;)、
この日ばかりは「かあちゃん、晩飯いらないから小遣いおくれ」と、
千円札を2~3枚ふんだくって明け方まで帰ってきませんでした。

悪童どもの行動パターンは今も昔も変わらないようで……。



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境内の屋台ではあちこちで値切り交渉が始まり、
買い手も売り手もそれを楽しんでいるがごときです。
値切った金額はご祝儀として置いていくのが「粋」とされています。

最後に「家内安全、商売繁盛、開運招福を祈りお手を拝借~、
よお~っ、ぱぱぱん、ぱぱぱん、ぱぱぱん……」と、
三本締めでしめくくります。

まあ、お決まりの約束事ですが、景気のいい声が響き渡り、
買い手もさることながら境内に集う人々の気分を高めてくれます。
「分福!」といったところでしょうか。

ところで「三の酉まである年は火事が多い」とよく言われます。
異常気象で天候不順なだけに、皆さまお気をつけくださいませ。



スマートフォン 高齢者福祉に生かす①

高齢者福祉や医療のネットワークを考えるとき、
パソコンの可能性についてよく思いを巡らせます。

最近、タブレットPCやスマートフォンの新製品が出そろいました。
若者たちの関心を呼び、売り上げ好調のニュースをよく目にします。

しかし、T生はシニア市場こそ活用の可能性は高いと確信しています。

理由は簡単です。
指を画面にタッチして感覚的に操作できるからです。
これならシニアでもとっつきやすいと、
最初にアップル社のiPadを触ったとき感動したのを覚えています。


ラフィーネさんのブログ-スマホ


(NHKニュース「暮らしなっとく」より)

パソコンを使う上でシニアの壁になっているものは、
第一に「マウスとキーボードだ」と言ってもいいでしょう。

ダブルクリックのできないシニアがけっこういます。
一生懸命にやればやるほど指がうまく動きません。

70歳代でパソコンを覚えようというのはかなり意欲的な方です。
それなのにスタートのところで挫折です。お気の毒ですよね。
どうしてもできない方には、タッチ・パッドの上で、
指をトントンとたたくことをお教えします。

クリックするときマウスがずれてしまう方はさらに多いと言えます。
ベテラン・シニアでもよくあることです。
思っていたのと違う画面になり、ドキッとしてしまいます。

キーボードの操作に至っては言うまでもありません。
中年以上の皆さまなら、みなうなずいてくださるのではないでしょうか。

そこで、今回の主役はスマートフォンです。
ポイントはアプリケーションをいかにシンプルにし、
指をタッチするだけで完結、シニアでも使えるようにするかです。

次回、実際に高齢者福祉の現場で使われている事例をご紹介します。