東京の風物詩 酉の市 | ラフィーネさんのブログ

東京の風物詩 酉の市

11月14日は「みづのと とり」で「二の酉」でした。

東京では11月に入ると、十二支の「酉(とり)」の日に、
商売繁盛の「縁起熊手」を売る「酉の市」が立ちます。
今年は2日、14日、26日と3回予定されています。

数えてみたら都内だけで32か所の神社仏閣で行われていました。
正確な数字ではありませんが、あちらこちらでやっているわけで、
年の瀬が近づいたことを知らせる東京の風物詩と言っていいでしょう。

関西の人には1月10日の「十日戎(とおかえびす)」みたいな
商売繁盛の縁起市と言ったほうがわかりよいでしょうか?
大阪で「えべっさん」と親しみを込めて言うように、
東京では「おとりさん」の愛称で親しまれています。


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故事来歴はともかく、子供たちにとっては屋台が並ぶ
お祭りなわけで、楽しい1日と言えます。

高校を卒業するまでT生のご子息様たちも…(^_^;)、
この日ばかりは「かあちゃん、晩飯いらないから小遣いおくれ」と、
千円札を2~3枚ふんだくって明け方まで帰ってきませんでした。

悪童どもの行動パターンは今も昔も変わらないようで……。



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境内の屋台ではあちこちで値切り交渉が始まり、
買い手も売り手もそれを楽しんでいるがごときです。
値切った金額はご祝儀として置いていくのが「粋」とされています。

最後に「家内安全、商売繁盛、開運招福を祈りお手を拝借~、
よお~っ、ぱぱぱん、ぱぱぱん、ぱぱぱん……」と、
三本締めでしめくくります。

まあ、お決まりの約束事ですが、景気のいい声が響き渡り、
買い手もさることながら境内に集う人々の気分を高めてくれます。
「分福!」といったところでしょうか。

ところで「三の酉まである年は火事が多い」とよく言われます。
異常気象で天候不順なだけに、皆さまお気をつけくださいませ。