風邪 正の循環、負の循環
先日、風邪をひき、さらにこじらせてしまいました。
よく考えてみたら6~7年ぶりのことでした。
「なぜ風邪を引いたのか?」という前に、
「なぜ風邪をひかなかったのか?」を考えてみました。
理由は簡単でした。
我が家の子供たちが受験期を迎えたからです。
家内から「風邪をひかない、ひかせない」
とのお達しがありました。
「あんたは深酒をするし、無茶をしてよく風邪をひく。
せめて風邪をひかないようにして協力せよ」とのこと…(-_-;)。
幸い年齢とともに付き合い酒はなくなり、
無茶なバカもしなくなりました。
ふと気づいたら風邪とは縁遠い生活になっていました。
ちょっとした意識の持ちようなのですが、不思議なものですね。
こうなるとまさに“正の循環”が生まれます。

(福寿草、東京・湯島天神)
では、今回なぜに風邪をひいてしまったのでしょうか?
理由は2つ、これも簡単なことでした。
このところ気象の異常がよく言われます。
暖かい陽気に春が近づいたのかなと思うと、
急に真冬に逆戻り、寒くなってしまうのでした。
これがひとつめの理由。
二つ目は過信と気の緩みでしょうね!
真冬に戻った日に自転車で遠出をしてしまいました。
しかも、目的地に着いてから汗をかいたにもかかわらず、
歩き回ってしまったのです。
老化は知らず知らずに進んでおり、弱り目にたたり目、
帰宅すると悪寒が走っていました。
よく魔がさすといいますが、まさにこのことですね。
こういう時に限って、少し無理しても
やらねばならない仕事が入ってきたりします。
健康体ならそれほど大変なことではないのに、
風邪をひいていたがために、負担が大きくなり、
風邪をこじらせてしまったのでした。
寝込んだだけでなく1週間以上風邪を引きずってしまいました。
こうした“負の循環”は意識して断ち切らないと続くものです。
先週、やはり真冬に戻った雨の早朝、
自転車に重い荷物を積み、運ぶ用事ができました。
ちゃんと合羽を着て作業したのですが、
これが裏目に出て、身動きがとりにくくなったのです。
足を取られて倒れそうになり腰を痛めてしまいました。
運の悪いことに、この時も風邪をこじらせた後でした。
少し体が弱っていたのです。
“負の循環”の最たる状況といえましょう。
仕事でトラブルが起きた時、よく素早い対応と、
誠実な対処が求められます。
この原稿を書きながら、まさにT生も今、
健康に関するこの“負の循環”を
断ち切らねばと決意しているところです。
お客様のご希望を優先する
「お客様のお気持ちに沿う」
「お客様のご希望を優先する」
商売をさせていただいている以上、
当たり前といえば当たり前のことです。
しかし、一般論として、当たり前のことを淡々と
やり続けることほど難しいことはありません。
先日、たまたま総務部のSさんと話す機会があり、
なにげなく仕事の内容を聞いて驚きました。
「定期商品のお届け手配」とでも称すべきでしょうか。
毎日お客様から寄せられる変更・お休みなどのご要望を
データ化し、翌日の発送データを作成する役割でした。
理解を深めるためSさんの1日の仕事を整理してみました。
電話オペレーターから回ってきた「変更・お休みメモ」を整理、
パソコンに向かい1日の作業が始まります。
1.変更・お休みのデータ入力
2.流し込み(翌日の出荷データ―を入力する)
3.受注の確認(画面と変更・お休みなどの用紙を照らし合わせる)
4.翌日の出荷ファイルを整理する
ただ、これだけではその重要性が分かりにくいので、
少し説明をさせていただきます。
ありがたいことに、私どもの健康食品を定期で
お飲みいただいているお客様が数千人いらっしゃいます。
「定期」という言葉のイメージは、一定期間ごとに、
決められた商品を決められた個数送付するというものです。
したがって、一見、楽なように思われるかもしれませんが、
Sさんの話を聞くとお客様への対応はなかなか複雑なのでした。
「お客様のご希望は様々です。月1回という方もおられれば、
週1回、さらに不定期という方もいらっしゃいます。さらに、
商品内容も、個数もその時々で異なるケースが出てきます」
「病院に通われたり、ご自分では受け取れないのでヘルパー
の方がいる時間帯を指定するお客様もおられます。つまり、
お客様のご都合で毎日“変更・お休み”がたくさんあるのです」
なるほど、定期とはいえお客様のご要望は、
お一人お一人、その時々で異なるということですね。
しかも、おからだがご不自由な方もおられるわけで、
対応を誤ると大きなご迷惑をおかけすることになってしまいます。
これは確かに神経を使う仕事ですね。
ミスの確率を聞いたら、ほとんどないとのことでした。
電話オペレーターがお客様にとって表の顔としたら、
Sさんの仕事はその信用を裏で支えていたのですね。
仕事に軽重があるわけではありませんが、
会社の信用がこういうところで支えられているのだなと、
あらためて再確認したしだいです。
「お客様のご希望を優先する」
商売をさせていただいている以上、
当たり前といえば当たり前のことです。
しかし、一般論として、当たり前のことを淡々と
やり続けることほど難しいことはありません。
先日、たまたま総務部のSさんと話す機会があり、
なにげなく仕事の内容を聞いて驚きました。
「定期商品のお届け手配」とでも称すべきでしょうか。
毎日お客様から寄せられる変更・お休みなどのご要望を
データ化し、翌日の発送データを作成する役割でした。
理解を深めるためSさんの1日の仕事を整理してみました。
電話オペレーターから回ってきた「変更・お休みメモ」を整理、
パソコンに向かい1日の作業が始まります。
1.変更・お休みのデータ入力
2.流し込み(翌日の出荷データ―を入力する)
3.受注の確認(画面と変更・お休みなどの用紙を照らし合わせる)
4.翌日の出荷ファイルを整理する

ただ、これだけではその重要性が分かりにくいので、
少し説明をさせていただきます。
ありがたいことに、私どもの健康食品を定期で
お飲みいただいているお客様が数千人いらっしゃいます。
「定期」という言葉のイメージは、一定期間ごとに、
決められた商品を決められた個数送付するというものです。
したがって、一見、楽なように思われるかもしれませんが、
Sさんの話を聞くとお客様への対応はなかなか複雑なのでした。
「お客様のご希望は様々です。月1回という方もおられれば、
週1回、さらに不定期という方もいらっしゃいます。さらに、
商品内容も、個数もその時々で異なるケースが出てきます」
「病院に通われたり、ご自分では受け取れないのでヘルパー
の方がいる時間帯を指定するお客様もおられます。つまり、
お客様のご都合で毎日“変更・お休み”がたくさんあるのです」
なるほど、定期とはいえお客様のご要望は、
お一人お一人、その時々で異なるということですね。
しかも、おからだがご不自由な方もおられるわけで、
対応を誤ると大きなご迷惑をおかけすることになってしまいます。
これは確かに神経を使う仕事ですね。
ミスの確率を聞いたら、ほとんどないとのことでした。
電話オペレーターがお客様にとって表の顔としたら、
Sさんの仕事はその信用を裏で支えていたのですね。
仕事に軽重があるわけではありませんが、
会社の信用がこういうところで支えられているのだなと、
あらためて再確認したしだいです。
骨折 まだできるという過信
「昨日までできていたことが、今日できるとは限らない」
肋骨(ろっこつ)を骨折、やっと回復したという
ベテランオペレーター・Iさんの言葉です。
自宅台所での片づけ。上の棚に物を置こうとして、
Iさんが食事用の椅子に載ったときのことでした。
トラブルに見舞われるときというのは、
意図せずしていろいろな偶然が重なるものです。
Iさんの場合は、食事用の椅子がたまたま上下に稼働する、
少し不安定なタイプでした。
さらに、椅子のあった場所も中途半端でした。
棚から離れていればちゃんと椅子を移動したのでしょうが、
移動しなくとも椅子に乗れば手が届く距離だったようです。
「要は過信なんですよ。自分には出来るってね…(笑)。
ちょっと無理をしたために椅子が倒れ、転げ落ちてしまいました」
頭を打ったわけでもなく、特に痛みもなかったので、
たんなる打撲で済んだと思っていたそうです。
「4,5時間後、右脇腹の背中のあたりに痛みを感じる
ようになりました。しかし、この時も打撲のせいだと、
骨折とは思いませんでした。これもまた過信ですよね……」
翌朝も痛みはありましたが出社。痛みが治まらないので、
整形外科を受診、肋骨の骨折が判明しました。
肋骨はギブスができないのでバストバンドで胸を補助し、
あとは痛み止めの薬をいただいたのでした。
患部が肋骨ですので、睡眠が大変だったようです。
興味深いのは、バストバンドを寝る時も付けたまま、
患部を下にして横向きに寝たほうが楽だったという点です。
「患部を上にすると胸郭が開くような感じになり、この体勢の
ほうが痛くって…。もっとも、そうはいっても知らず知らず寝
返りはしますのでね、ひと晩に何回か痛みで目が覚めました」
(春まじか、「梅まつり」東京・湯島天神)
驚いたのは1日も仕事を休まなかったことです。
困ることはなかったのか? Iさんに聞いてみました。
「せき・くしゃみができないこと、これはつらかったですね。
それと長時間パソコンに入力していると、患部に近い右脇の
あたりがつって痛かったです」
気丈にしていても筋肉には無理がかかっているのでしょうね。
「骨折から2か月半、もう痛みはなくなりました。しかし、
今も何かの拍子に『あっ、骨折はここだな』って感じること
があります。この間、カルシウム剤をよく飲んでいましたが、
回復も若い人よりは時間がかかったのだろうなと思います」
Iさんのお話、中高年になると身につまされます。
もっとも「もうできない」だけでは老化が進むばかりです。
「まだできる」という適度な負荷のかけ方について、
中高年は知識を深めるべきなのでしょうね。
肋骨(ろっこつ)を骨折、やっと回復したという
ベテランオペレーター・Iさんの言葉です。
自宅台所での片づけ。上の棚に物を置こうとして、
Iさんが食事用の椅子に載ったときのことでした。
トラブルに見舞われるときというのは、
意図せずしていろいろな偶然が重なるものです。
Iさんの場合は、食事用の椅子がたまたま上下に稼働する、
少し不安定なタイプでした。
さらに、椅子のあった場所も中途半端でした。
棚から離れていればちゃんと椅子を移動したのでしょうが、
移動しなくとも椅子に乗れば手が届く距離だったようです。
「要は過信なんですよ。自分には出来るってね…(笑)。
ちょっと無理をしたために椅子が倒れ、転げ落ちてしまいました」
頭を打ったわけでもなく、特に痛みもなかったので、
たんなる打撲で済んだと思っていたそうです。
「4,5時間後、右脇腹の背中のあたりに痛みを感じる
ようになりました。しかし、この時も打撲のせいだと、
骨折とは思いませんでした。これもまた過信ですよね……」
翌朝も痛みはありましたが出社。痛みが治まらないので、
整形外科を受診、肋骨の骨折が判明しました。
肋骨はギブスができないのでバストバンドで胸を補助し、
あとは痛み止めの薬をいただいたのでした。
患部が肋骨ですので、睡眠が大変だったようです。
興味深いのは、バストバンドを寝る時も付けたまま、
患部を下にして横向きに寝たほうが楽だったという点です。
「患部を上にすると胸郭が開くような感じになり、この体勢の
ほうが痛くって…。もっとも、そうはいっても知らず知らず寝
返りはしますのでね、ひと晩に何回か痛みで目が覚めました」

(春まじか、「梅まつり」東京・湯島天神)
驚いたのは1日も仕事を休まなかったことです。
困ることはなかったのか? Iさんに聞いてみました。
「せき・くしゃみができないこと、これはつらかったですね。
それと長時間パソコンに入力していると、患部に近い右脇の
あたりがつって痛かったです」
気丈にしていても筋肉には無理がかかっているのでしょうね。
「骨折から2か月半、もう痛みはなくなりました。しかし、
今も何かの拍子に『あっ、骨折はここだな』って感じること
があります。この間、カルシウム剤をよく飲んでいましたが、
回復も若い人よりは時間がかかったのだろうなと思います」
Iさんのお話、中高年になると身につまされます。
もっとも「もうできない」だけでは老化が進むばかりです。
「まだできる」という適度な負荷のかけ方について、
中高年は知識を深めるべきなのでしょうね。