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エクササイズ・ウォーキング①

「春一番が来ないなぁ」と思っていましたら、
東京は3月末日に強風に見舞われました。

ようやく春の到来といった感じですね。
何やら人の動きも活発になったように見受けられます。

そんな思いでいましたら事業企画部のIさんから
ウォーキングの話を聞きました。

「健康のために通勤時、ひと駅歩くことにしているんですよ」

陽気の良くなったこの季節にピッタリの健康法ですね。

そういえば、もうずいぶん前の話になりますが、
運動生理学が専門の阿久津邦男教授(当時、専修大)に、
ウォーキングの効用についてお話をうかがいました。

実は、阿久津先生、50代後半に脳出血で倒れています。
地方での講演中の出来事でした。

「人様に健康の大切さを説いてきた私自身が倒れ、
右手右足が不自由になってしまったのです。
リハビリを受けながら、わが身に照らし合わせ、
真の健康について考えていました」

その時に得心したのが“歩くことのありがたさ”、
“歩くことの大切さ”だったそうです。

「歩くことがいかに希望につながるか、です。
リハビリを受けている方なら身に染みているでしょうし、
健康に生きていくうえでの基本といえます」





ラフィーネさんのブログ-ウォーキング

阿久津先生が説くウォーキングの効用を整理してみました。

1.歩くことは全身運動である。
歩くことにより心臓や肺が活発に働きます。吸い込んだ
酸素は心臓のポンプ作用で血液とともに全身の臓器や筋
肉に送り込まれます。これがエネルギーの再生産を促し、
全身の組織の働きを活発にする原動力になります。

2.よく歩くと頭の働きがよくなる。
  よく歩くことにより脳に酸素がたっぷりといきわたり、
脳の働きが活発になります。
散歩しながら考え事をすると、よいアイデアがわいた
という経験をお持ちの方も多いはずです。

3.中高年に多い高血圧の安定に役立つ。
  歩行により全身の血液循環が改善されると、血管の弾性が
増し、心臓が拍出した血液を、血管がよく拡張して受け入
れるようになり、血圧を安定させます。
高血圧の人に過激な運動は禁物ですが、適度なウォーキン
グはちょうどよい健康法になります。

4.ダイエットに効果がある。
  カロリーを消費し、余分な体内の脂肪を燃焼させるのに歩
行は意外と効果的です。

このように医学的に効果のあるウォーキングですが、
次回、阿久津先生が進めるエクササイズ・ウォーキ
ングについて紹介します。

しかも、Iさんのウォーキングがまさにそれだったのです。

フットサル② ゴールキーパーの資質?

「GK (ゴールキーパー)は変わっている奴が多いな!」

GKのFさんですら他のGKに対して
そう思うというのですから興味深い発言です。
なにかGKの資質に関係しているのでしょうか?

そこで子供たちの指導もしているというFさんに、
どんな子がGKになるのか聞いてみました。

「中には手を挙げて希望する子供もいます。
そういう子は荒削りですが、ボールを取に行ける。
最初は興味本位なのでしょうが、遊びでボールを
止めるのが面白くなったという子もいますね」

そうした中に、じゃんけんで負けて
「お前やれよ!」というケースがありました。
WebでGKについて調べていた時にも散見されました。

子供たちにとってGKというポジションは、
あまり人気がないようです。

考えてみましたら、自分が子供のころもそうでした。
体育の授業にしろ、昼休みの遊びにしろ、GKは
なり手がいないので“じゃんけん”で決めていたものです。

ボールを蹴って駆け回っていることのほうが、
子供ならずとも楽しいに決まっています。

そういった中にあってボールを止めることに楽しみを見出す、
これは頭の回路が異なっているに違いありません。
つまり少数派、変わっているのです。


ラフィーネさんのブログ-foot

(下記でバルドラール浦安の試合が見られます。
crown1978114 さんがYouTubeにアップ。
http://www.youtube.com/watch?v=NKyrfr3htWk )

もう一点、Fさんから興味深い話を聞きました。

Fさんはサッカー王国・静岡で生まれ育ちました。
小3からサッカーを始め、小4の時にコーチから
「GKをやってみないか」と言われ始めたそうです。

「GKはフィールドも全部できて、一番うまい奴がやる」

静岡のサッカー界で言われている言葉だそうです。
うがった見方かもしれませんが、T生はこの言葉を聞いて、
半分“本当”、半分“甘言”と思いました。

「一番うまい」という所にGKの難しさと重要さが、
そして「なり手のなさ」がうかがえるわけです。
言葉は悪いですがおだてて優れたGKを育てよう
という意図が、見え隠れするのです。

T生は悪い意味で言っているのではありません。
サッカー王国ならではの知恵の言葉だなと感心しているのです。
F少年もこの言葉を知って意欲を駆り立てられたことでしょう。

「フットサルのGKは、サッカーのGKよりも、
ボールを触る頻度が高く、足元の技術が要求されます。
それが多少できているのは小学生の時にフィールド(FP)
をやっていたからだと思っています」

Fさんは足の技術が優れているGKだと仄聞しました。
日本代表選手たるゆえんの一つなのでしょう。

ともかく、これでGKになる選手はFPと比較して、
異なる頭の回路を持っていなければならないはずです。
そうでなければ、FPをやることよりも、
GKの喜び・楽しみを享受することにはなりません。

「ブラジルでは『GKをやる奴は頭がいかれている』
ともいいます。そりゃあ、至近距離から来るボールに対し、
体で当てに行くわけで、普通じゃ考えられない……(笑)」

「変わっている」、「頭がいかれている」は、
最上級の褒め言葉であり、GKの資質でもあると
言えるのではないでしょうか。



10日遅れの梅の満開

東京は先週、10日以上遅れて梅が満開でした。
これまた異常気象のなせるところなのでしょう。

実は、3月5日に湯島天神に行っています。
2月8日~3月8日が“梅まつり”だったからです。
多くの人が観梅に来ていましたが、
3分咲きといった程度でした。

残念な思いが強く、再度の撮影と相成りました。
やはり満開になると美しさがひときわ映えますね。




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観梅といえばやはり「天神さん(菅原道真)」でしょう。
道真が突然、大宰府に左遷させられることになった時、
自邸の紅梅に別れを惜しむ歌を詠んだ故事によります。

東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
(東風:こち、主:あるじ)

吉備真備が学者で初めて大臣になって以来、
道真は2人目の学者出身の大臣(右大臣)になりました。
しかし、このことが時の権力者・藤原時平に疎まれます。

道真の後ろ盾だった宇多上皇が出家したことから、
故なき言いがかりをつけられ左遷されることになりました。

道真が大宰府で亡くなったのち、天変地異が起こり、
これが道真公のたたりということになって、
その鎮魂のため天神さまとして祀られたのでした。

今では学問の神様と親しまれて、
天神さんには梅の木が欠かせない存在となりました。


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「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という諺があります。
梅はその剪定された枝振りに特徴があり、見どころでもあります。
尾形光琳の『紅白梅図屏風』にその特徴が表現されています。
桜の枝ぶりとの違いがよく知れます。

少し開花の早い老梅(蝋梅)を撮っていましたら、
「この辺では老梅をあまり見かけないので、
良く撮ってやってください」
と、通りがかりの老人に言われました。

盛りを過ぎ、あまり良い写真とは言えませんが、
せっかくですので併せてご鑑賞ください。


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