フットサル① ゴレイロとは?
「チームの勝利の50%はゴレイロの出来で決まる」
フットサルの格言の一つだそうです。
“ゴレイロ”という言葉、耳慣れませんよね。
フットサルにおけるゴールキーパー(GK)のことです。
フットサル強国・ブラジルがポルトガル語なので、
ポジション名をこう表記するのだそうです。
当社の社員Fさんはこのゴレイロの日本代表選手です。
フットサルは室内サッカーというとわかりよいでしょうか。
コートの広さは40m×20m、ハンドボールと一緒、
サッカーの4分の1ぐらいの大きさのコートです。
コートが狭いので、5人対5人で戦います。
フィールドプレーヤー(FP)が4人、GKが1人です。
狭いコートの中で動きも早いですから、サッカーと
比較するとシュート数がかなり多いということが、
素人のT生でも容易に想像されます。
(再出ですが、サッカーとの比較が分かりよい。
「エスポラーダ北海道」のHPより)
サッカーでもよく“守護神”という言葉が使われます。
冒頭の格言はこのことを指しているのでしょう。
日本代表選手に選ばれるGKは2人~3人。
つまりFさんは日本で3本指に入るGKなのでした。
ところでGKの資質って何なのでしょうか?
Fさんと話をしてそんな疑問がわいてきましたら、
興味深い発言がありました。
「FPの仲間から、『GKをやっている奴は、
変わっているな……』とよく言われます」
「Fさんだけじゃなくて他のGKの方も含めてですか」
「ええ……、そうなんです」
「そういえばFさんのこと、時々そう思ったりするなぁ…(笑)」
一緒に話をしていた同僚Sさんが笑いながら相槌を打ちました。
「そんなに深く考えたことはないのですが、
自分でもほかのGKに対してそう思うんですよ(笑)」
Fさんもまた苦笑いです。
これはいったいどういうことなのでしょうか?
何かGKの資質に関係しているのでしょうか?
もう少しFさんに聞いてみねばなりません……。
フットサルの格言の一つだそうです。
“ゴレイロ”という言葉、耳慣れませんよね。
フットサルにおけるゴールキーパー(GK)のことです。
フットサル強国・ブラジルがポルトガル語なので、
ポジション名をこう表記するのだそうです。
当社の社員Fさんはこのゴレイロの日本代表選手です。
フットサルは室内サッカーというとわかりよいでしょうか。
コートの広さは40m×20m、ハンドボールと一緒、
サッカーの4分の1ぐらいの大きさのコートです。
コートが狭いので、5人対5人で戦います。
フィールドプレーヤー(FP)が4人、GKが1人です。
狭いコートの中で動きも早いですから、サッカーと
比較するとシュート数がかなり多いということが、
素人のT生でも容易に想像されます。

(再出ですが、サッカーとの比較が分かりよい。
「エスポラーダ北海道」のHPより)
サッカーでもよく“守護神”という言葉が使われます。
冒頭の格言はこのことを指しているのでしょう。
日本代表選手に選ばれるGKは2人~3人。
つまりFさんは日本で3本指に入るGKなのでした。
ところでGKの資質って何なのでしょうか?
Fさんと話をしてそんな疑問がわいてきましたら、
興味深い発言がありました。
「FPの仲間から、『GKをやっている奴は、
変わっているな……』とよく言われます」
「Fさんだけじゃなくて他のGKの方も含めてですか」
「ええ……、そうなんです」
「そういえばFさんのこと、時々そう思ったりするなぁ…(笑)」
一緒に話をしていた同僚Sさんが笑いながら相槌を打ちました。
「そんなに深く考えたことはないのですが、
自分でもほかのGKに対してそう思うんですよ(笑)」
Fさんもまた苦笑いです。
これはいったいどういうことなのでしょうか?
何かGKの資質に関係しているのでしょうか?
もう少しFさんに聞いてみねばなりません……。
骨粗鬆症とは無縁の食習慣
東京在住の伯母が亡くなりました。
90歳、大往生でした。
私事を書くのは2つばかり興味深い点があったからです。
伯母は風呂の湯船で亡くなりました。
なかなか風呂から出てこない伯母を心配した家人が、
見に行ったところ倒れていたのだそうです。
すぐに救急車で病院に行きましたが、すでに死亡していました。
脳卒中による即死だったそうです。
なんとも幸せな亡くなり方といってよいでしょう。
しかし、葬儀の日取りはすぐには決まりませんでした。
自宅の風呂場で亡くなった場合は事件性が考慮されます。
つまり警察が入り“司法解剖”を受けねばなりません。
もっとも、外傷がなかったので体にメスが入ることはなく、
血液検査だけで脳卒中による急死と診断されました。
それでも司法解剖のために3日間の時間が費やされたのでした。
仕方ないこととはいえ、従兄弟たちは母親の遺体と引き離され、
まんじりともせずに夜を過ごしたようです。
2つ目は火葬場の骨上げでの出来事でした。
係官が丁寧に灰寄せをしながらこう言いました。
「珍しいほどしっかりしたお骨です。
故人が健康であったことの証でございます」
最近のお年寄りは骨粗鬆症で悩む方が多いようですが、
伯母は「骨粗鬆症とは無縁であった」ということです。
精進落しの席上、整形外科医である喪主がこう述懐していました。
「母の骨密度を計ったとき平均の120%もあり驚きました。
特別な健康法をやっていたわけではありませんが、
やはり、毎日コップ1杯の牛乳を飲んでいたからでしょうね」
酪農王国・北海道で生まれ育った伯母は、
子供のころから牛乳に親しんでいたようです。
加えて、結婚相手もA乳業に勤務する男性でした。
伯父は若くして亡くなりましたが、その影響からか、
牛乳を飲む習慣は生涯続いたようです。
2年前、久しぶりに会いたいと伯母に呼び出されました。
すっかり体が縮んで年齢相応の姿になっていました。
それでも骨はしっかりしていたということです。
骨粗鬆症は現代人の健康にとって大きな問題の一つです。
食習慣が健康にとっていかに大切か、
当たり前のことではありますが、改めて感じたしだいです。
90歳、大往生でした。
私事を書くのは2つばかり興味深い点があったからです。
伯母は風呂の湯船で亡くなりました。
なかなか風呂から出てこない伯母を心配した家人が、
見に行ったところ倒れていたのだそうです。
すぐに救急車で病院に行きましたが、すでに死亡していました。
脳卒中による即死だったそうです。
なんとも幸せな亡くなり方といってよいでしょう。
しかし、葬儀の日取りはすぐには決まりませんでした。
自宅の風呂場で亡くなった場合は事件性が考慮されます。
つまり警察が入り“司法解剖”を受けねばなりません。
もっとも、外傷がなかったので体にメスが入ることはなく、
血液検査だけで脳卒中による急死と診断されました。
それでも司法解剖のために3日間の時間が費やされたのでした。
仕方ないこととはいえ、従兄弟たちは母親の遺体と引き離され、
まんじりともせずに夜を過ごしたようです。
2つ目は火葬場の骨上げでの出来事でした。
係官が丁寧に灰寄せをしながらこう言いました。
「珍しいほどしっかりしたお骨です。
故人が健康であったことの証でございます」
最近のお年寄りは骨粗鬆症で悩む方が多いようですが、
伯母は「骨粗鬆症とは無縁であった」ということです。
精進落しの席上、整形外科医である喪主がこう述懐していました。
「母の骨密度を計ったとき平均の120%もあり驚きました。
特別な健康法をやっていたわけではありませんが、
やはり、毎日コップ1杯の牛乳を飲んでいたからでしょうね」
酪農王国・北海道で生まれ育った伯母は、
子供のころから牛乳に親しんでいたようです。
加えて、結婚相手もA乳業に勤務する男性でした。
伯父は若くして亡くなりましたが、その影響からか、
牛乳を飲む習慣は生涯続いたようです。
2年前、久しぶりに会いたいと伯母に呼び出されました。
すっかり体が縮んで年齢相応の姿になっていました。
それでも骨はしっかりしていたということです。
骨粗鬆症は現代人の健康にとって大きな問題の一つです。
食習慣が健康にとっていかに大切か、
当たり前のことではありますが、改めて感じたしだいです。
楽しみながら医療知識を身に着ける
最近の小説には「メディカルエンターテイメント」
というジャンルがあるのだそうです。
医師でもある作家・海堂尊の作品がその最たるものです。
ところで医療用語を正しく理解するのは難しいものです。
世にたくさん出ている病気の解説書を読もうとしても、
素人にはなかなか簡単には理解できません。
途中で挫折したという方も多いのではないでしょうか。
かくいうT生もその一人です。
この“正しい理解”のためにおすすめなのが、
映画やTVドラマを見たり、医療小説を読むことです。
先日、映画でも見ようとビデオショップに行ったときに、
なにげなく次の2作品を手に取りました。
A:「チーム・バチスタの栄光」(2008、東宝)。
B:「ジェネラル・ルージュの凱旋」(2009、東宝)。
Aは心臓病のバチスタ手術と死亡時医学検索、
Bは救命救急医療がテーマになっています。
これがすこぶる面白かったので小説も読んでみました。
すると小説のほうがさらに面白かったのです。
(宝島社から文庫本が出版されています)
筆者は医師ですから使う医療用語に手加減はありません。
しかし、人物描写や構成がすぐれているので、
ストーリーの力であっという間に読ませてくれます。
読了後、医療用語への拒否感はなくなっていました。
はからずも“楽しみながら専門用語に親しむ”
という結果になったのです。
こうなると別の作品が読みたくなります。
「ナイチンゲールの沈黙」(宝島社文庫)は、
医師不足が言われている小児科が舞台です。
これも面白さにつられて1日で読了してしまいました。
眼球内に発生する悪性腫瘍、つまり小児がんともいうべき
網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)という病気も
この小説によって初めて知りました。
海堂尊はエンターテイナーとして優れた作家ですが、
ある対談で次のように語っています。
「いま私が書いているのは社会の枠組みと医療の根源的
な問題点についてです。ですから、緊急医療であったり、
小児科であったり、産婦人科であったり、いちばん大変
そうなところを題材にして書いているわけです」
つまり海堂尊の目を通して医療現場が抱えている
問題点にも触れることができるわけです。
病気へのアプローチの仕方はいろいろあるでしょうが、
楽しみながら知識を身に着けて、自分の問題を整理し
てみるというのも一考ではないでしょうか。
T生はこれからビデオ屋に行き、昨年上映された
「ジーン・ワルツ」(新潮文庫 / 2011、東映)を
借りに行ってきます。
こちらは産婦人科の現況と不妊治療がテーマ。
小説はすでに準備しました。楽しみです……!
というジャンルがあるのだそうです。
医師でもある作家・海堂尊の作品がその最たるものです。
ところで医療用語を正しく理解するのは難しいものです。
世にたくさん出ている病気の解説書を読もうとしても、
素人にはなかなか簡単には理解できません。
途中で挫折したという方も多いのではないでしょうか。
かくいうT生もその一人です。
この“正しい理解”のためにおすすめなのが、
映画やTVドラマを見たり、医療小説を読むことです。
先日、映画でも見ようとビデオショップに行ったときに、
なにげなく次の2作品を手に取りました。
A:「チーム・バチスタの栄光」(2008、東宝)。
B:「ジェネラル・ルージュの凱旋」(2009、東宝)。
Aは心臓病のバチスタ手術と死亡時医学検索、
Bは救命救急医療がテーマになっています。
これがすこぶる面白かったので小説も読んでみました。
すると小説のほうがさらに面白かったのです。
(宝島社から文庫本が出版されています)
筆者は医師ですから使う医療用語に手加減はありません。
しかし、人物描写や構成がすぐれているので、
ストーリーの力であっという間に読ませてくれます。
読了後、医療用語への拒否感はなくなっていました。
はからずも“楽しみながら専門用語に親しむ”
という結果になったのです。
こうなると別の作品が読みたくなります。
「ナイチンゲールの沈黙」(宝島社文庫)は、
医師不足が言われている小児科が舞台です。
これも面白さにつられて1日で読了してしまいました。
眼球内に発生する悪性腫瘍、つまり小児がんともいうべき
網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)という病気も
この小説によって初めて知りました。
海堂尊はエンターテイナーとして優れた作家ですが、
ある対談で次のように語っています。
「いま私が書いているのは社会の枠組みと医療の根源的
な問題点についてです。ですから、緊急医療であったり、
小児科であったり、産婦人科であったり、いちばん大変
そうなところを題材にして書いているわけです」
つまり海堂尊の目を通して医療現場が抱えている
問題点にも触れることができるわけです。
病気へのアプローチの仕方はいろいろあるでしょうが、
楽しみながら知識を身に着けて、自分の問題を整理し
てみるというのも一考ではないでしょうか。

T生はこれからビデオ屋に行き、昨年上映された
「ジーン・ワルツ」(新潮文庫 / 2011、東映)を
借りに行ってきます。
こちらは産婦人科の現況と不妊治療がテーマ。
小説はすでに準備しました。楽しみです……!