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季節の野菜

みなさま、季節の野菜、召し上がっていますか?

先日、親戚から筍(竹の子)がどんと送ってきました。
「朝取りしたものだ」と水を含ませた新聞紙にくるみ、
大小10個もあったでしょうか。
菜の花や地野菜も一緒に送ってくれました。

近所に住む義兄にお裾分けをし、
残りは家でいただきました。

「筍、刺身にできるかなぁ…?」
「あっ、もうみんな茹でちゃった…」とは家内の言。
むぅ……、残念!

それでも、いやしいT生は気を取り直し、
「竹の子ご飯」に若竹煮と菜の花のおひたしを添えて、
食したのであります。

春ですなぁ~!
満足、満足……)^o^(。


ラフィーネさんのブログ-わ

(菜の花。菜の花畑、もう何年も見ていないなぁ)

飲んべいだったT生にとりまして、
春を感じる野菜の第一位は「そらまめ」です。
ビールのおともに、ゆでたては最高!
柔らかい小ぶりなものは皮ごと食します。

これがたまりません。
糖尿病発覚後はビールなしでいただいております(*_*)。
今年も食べましたが、ビールなしでも幸せです!

食養では「身土不二」とか「地産池消」とよく言われます。
ここ東京では、なかなかそうもいきませんが、
季節の食べ物が体にいいことは言うまでもありません。
しかも、おいしい……!

今では一年中、なんでも食べることができます。
ありがたいことですが、季節感は忘れたくないですね

今日(5月1日)は八十八夜、もう茶摘みの季節です。
あと数日で「立夏」。
これからは夏野菜が主役になりますね。


ラフィーネさんのブログ-よう

(西洋からし菜、菜の花に似ていますね。小石川植物園)

老人介護施設での経験

早朝の散歩をしていますと、時折、
50歳代と思わしきご夫婦(?)と出会います。

ご主人は大柄な男性で健常者。
奥さまは小柄で両足がご不自由な身障者。

ご主人はどちらかというと足元を見ながら歩調を合わせ、
奥さまは左腕をご主人に絡ませながら、右手で杖をつき、
前方を見据えてゆっくり、ゆっくりと歩いておられます。

お会いするたびにT生は、「お二人の人生の来し方、
行く末」を思わざるを得ません。

人は様々な経験を経て自分なりの生き方を身に着けます。

Yさんの健康に関する考え方、生活習慣にも、
そうした経験があったようです。



ラフィーネさんのブログ-kaigo

Yさんは「介護ヘルパー2級」の資格を持っており、
3年ほど高齢者介護施設に勤めていたことがあります。
そこでの仕事の一つとして、お年寄りが病院へ通う、
付添いの仕事をしていました。

「20名ほどを担当しましたが、5~6人の方とは
なじみになり、病院へ行くときはいつも同伴していました」

年齢は60~80歳代、みな車椅子生活です。
認知症の方もお二人おられたそうです。
糖尿病内科、眼科、皮膚科、歯科、精神科など、
それぞれ診療科目が異なります。

車に車椅子ごとお乗せし、運転します。
病院に着いたら受付けをすませ、
いっしょに待ち、いっしょに受診します。
医師の診断と処方箋をメモし、薬をもらい、
これらの内容を文章で施設に報告します。

行って帰ってくるのに3時間前後かかりました。
認知症の方の場合など待ち時間が長いと、
我慢ができずに騒ぎ出すこともあったといいます。

「大事なのは話をよく聞いて差し上げることです。
こちらから声をかけて、話し相手になることですね」

介護経験者であれば誰もがうなずく忍耐を伴う仕事です。

「この仕事をして自らを省みざるを得ませんでした。
こうはなりたくないと言っては失礼かもしれませんが、
健康であり続けるにはどうしたらよいか、
身に染みて考えさせられましたね」

体の変調が気になり始める50代前半での経験でした
Yさんの節度ある生活習慣の原点は、
介護施設での経験に裏付けられたものだったのですね。


医者知らず、病気知らず

頭ではこうすべきと分かっていても、
なかなか自分では律しきれない……!

T生などはこの最たる者、恥・恥…(-_-;)。

しかしながら、人間なんて大なり小なり
そんなものだと図々しく思っていましたら、
ちゃんと自分で律している方もおられるんですね。

数年後には還暦を迎える監査担当のYさんですが、
「医者知らず、病気知らず」だというのです。

このところ病院通いに精を出しているT生とは、
同年代にもかかわらず、真逆の健康生活です。
興味津々…、健康法を聞いてみました。

「そんな、特別なことはしていませんよ。
食事のとき、塩分・油分を控えめに、
野菜を多めにとるようにしているだけです」

「お酒は……?」
「ビールが好きなので、晩酌にビールを1缶……」
「外に飲みに行くことは……?」
「ほとんどありませんね」

これまた飲んべいのT生とは全く異なります。
もっとも糖尿病が発覚してからは同じですが…(-_-;)。

「何か運動はされていますか?」
「帰宅後、寝る前に簡単なストレッチを…。
屈伸、腕立て伏せ、腹筋運動を少々です」



ラフィーネさんのブログ-yukiyanagi

(雪柳、楚々とした風情がいいですね)

力説するわけでもなく淡々と話されるだけなので、
趣味に話を切り替えました。ストレス解消にもなり、
ドライブが楽しみなのだそうです。

「友人とドライブがてら買い物をしたり、
食事をしたりするのが楽しいですね。
一人でドライブする時は東京の夜景を楽しんでいます。
音楽をかけながら渋滞のない道を走るのがいいですね」

テンポのいい明るいポップスがお好きだそうです。
ところが、ここにもYさんらしい節度があります。

「仕事に差し支えるので平日は走りません。
ドライブは、土曜日の夕方から午後9時ごろまで、
日曜日は午後2時ごろから5時ごろまで走っています」

翌日のことを考え、夜中に走ることはないのだそうです。
なるほど、どれも理にかなって度を越すことはありません。
「病気知らず、医者知らず」もむべなるかなと思いました。

「ご自分を律しているから健康なのですね」
「どうでしょう? 健康といえますか…?
あまり溌剌とはしていないですけれども…(苦笑)」

この物言いも気負うことなくYさんらしいのでした。

健康とは全く関係ありませんが、T生は思はず、
志賀直哉の名作『清兵衛と瓢箪』を
思い浮かべていました。