台湾で保険に入っていると、お正月前にカレンダーとか、お菓子とか、いろいろもらいます。

 

 私たち夫婦が友人の紹介ではいった保険の外交員のかたが、どうやら宜蘭出身らしく、宜蘭にかかわりのあるお菓子をいただきました。「五鐙餅」というお菓子です。

 

 この名前で呼ばれているお菓子は、メーカーによって幾つかあり、外見もそれぞれかなり異なっています。

 ちなみに私達がもらったのが、こういう感じのお菓子でした。

 

 

 

 かわいいデザインなのですが、中のお菓子がどんなものか想像できないですね…。

 中は、こんな感じでした。↓

 

 

 

 これは「宜蘭餅」というメーカーのホームページに載せられている写真です。

 

 袋の中には、胡麻をまぶした素朴な感じのお菓子がはいっていて、ネギと胡椒の風味が感じられます。

 なかなかおいしくて、すぐに食べ終わってしまいました。

 

 

 

 私が気になったのは、「五鐙餅」というお菓子の名前です。

「鐙」というのは、乗馬をするときに足先を乗せる「あぶみ」という意味があるそうです。

「あぶみ」になにか関係があるのか、と調査を続けていると、あるところにきてあっけなく調査は終了することになりました。

 

 台湾のお土産100種類を紹介するネットのページに次のような説明がありました。↓

 

 

 「宜蘭餅」というメーカーを作った人の名前から一字を取ったもののようです。

 「五鐙餅」は「五子登科」という故事の意味も合わせ持っており、「五福臨門」という意味もある。

 

…と、このように説明してあるのですが、

ここにアップした「五鐙餅」の写真は「宜蘭餅」がつくった「五鐙餅」とはぜんぜん違うもののようです。

 

 ともかく、お菓子の名前の由来はわかりました。

 もともとは、「宜蘭餅」という会社の創始者の名前からひとつ漢字をもらい、

さらには「五子登科」というおめでたい故事に絡めて製品にした、ということでしょうか。

 

 ただ、このお菓子、ある場所では、「宜蘭蔥燒餅」という名前で売られています。↓

 

 

 

 ともあれ、旧正月の帰省のときのお土産に、もうひとつ選択肢が増えてよかったです。