麺屋旬 川越 | グル狂日記

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かしこ。

2023.10.25(水)

  麺屋旬 川越

  de狂った話だ。

 

 

 水曜サラメシは地元に根付く名店で頂いた。

 

 

 実はこの麺屋旬のある通りは市内の環状道路として割と古くから整備されていて、沿道には多くの店舗が立ち並ぶ。

 

 飲食店が中心となるが、個人の商店からファミレス、コンビニにドラッグと多種多様。そしてご多聞に漏れず『盛者必衰の理をあらはす』との言葉通り多数の店が生まれては消えて逝った。

 

 

 そんな群雄割拠の中にあって変わらぬ人気を誇っているこちら、2007年に開業し、途中お店が火災になったり店主が病に倒れたりと紆余曲折はあったようだが今年でなんと17周年を迎えられた。

 

 自分ももう数えきれないくらいお世話になってきた大好きなお店だ。

 

 

 今日はそんなお店に仕事先へ移動する途中で寄ってみた。

 

 

 お店の真裏には専用の無料駐車場が6台分確保されている。今日も昼時ど真ん中にも関わらず愛機を駐車することができた。

 

 

 営業時間は昼夜二部制。以前は確か夜の部が23時近くまでやっていて、夜遅くに飯にあぶれると良くお世話になった。但し、店主さんの体調の関係で今は営業時間が短縮されたようだ。

 

 入店すると店主夫妻に笑顔で迎えられた。前よりだいぶ身体を絞られた感じで健康そうに見える。確か野球経験者だったように記憶している。

 

 

 店内はパーティションで仕切られたカウンター席が6席?くらい(失念)と4人掛けテーブルが3か所。ランチタイムど真ん中に伺った本日は、カウンターが3席、テーブルは1か所が空いていた。

 

 

 メニュー構成は「こってり系」と「和風系」に大別される。こってり系は醤油と味噌、そして汁なしの3種類。また和風系は醤油と塩の2種類。

 

 コチラの店主さん、東京豚骨ラーメン所謂背脂チャッチャ系の老舗「弁慶」出身。従って看板メニューは背脂ギタギタの醤油ラーメン。

 

 

 そして出身店同様味噌もかなりこってり濃厚。さらにお店の第2の看板メニューともいえる汁なしもこってり仕立てだ。

 

 トッピング類で秀逸なのがニラ。コレがこってり醤油には抜群に合う。是非ともお勧めしたいトッピングだ。因みに味玉は50円と今時大変リーズナブル。

 

 

 今日は昨日プロレス系の某店でビックリするくらい残念な味噌ラーリアットを喰らったので、間違いのない此方でリベンジしたいところであるが、なんせ今週末に人間ドックを控える身。

 

 今回ほどありのまま過ぎるだらしない身体(現在人生MAX体重)で検査を受けたことは過去ないのだが(毎年多少の悪あがきはするが今年は皆無)、流石に明後日に胃カメラを飲む身としてこってりは如何なものかと自重し塩らーめんに味玉とネギをトッピング。

 

しおらーめん 750円

ねぎ 150円

味玉 50円

950円也。

 

 

 黄金のスープには白ごまが浮き、センターにどこぞと違ってたっぷりの白髪ネギが乗るビジュアル。因みに「丼が熱いのでお気を付け下さい」と言われる丼はマジで激熱。

 

 

 過去にギタでお願いした丼をあまりの熱さとチャッチャした脂が飛び散った丼に指を滑らせてカウンターから降ろす際に大惨事を起こした苦い想い出がある。その節は申し訳ありませんでした。

 

 

 150円のねぎトッピングは白髪ネギで味付けは無し。出身店の弁慶はこれにラー油が掛けられるが用意は無い。

 

 

 特徴的なのは水菜が入るところ。彩り的にもよろしい。

 

 

 メンマは薄味仕様。

 

 

 その灼熱のスープは液体油が浮くも極めて淡麗な口当たり。動物系の出汁がガッツリと効いたスープに岩塩のような深い旨味を感じる塩ダレ。化学の後押しも感じるがそれ以上に「塩気」で食わせるスパルタンなタイプ。

 

 

 ネギとの相性も勿論良い。ネギは水で晒してあるので辛味は多少抜けており、瑞々しい口当たりだ。

 

 

 合わせる麺は水分多目の中細麺。茹で加減は柔め。硬めコールをする客が多かったが自分的には勿論ウエルカムだ。多少の縮れもありスープとの絡みもまずまず。

 

 

 ネギと麺を一緒に啜る。外す訳なんてあろうはずがない。

 

 

 チャーシューは腕。

 

 

 若干のワイルドスメルも感じなくもないが無問題。崩れる程煮込まれている。

 

 

 そしてコチラでは開店当初からお世話になっているミルタイプの黒胡椒。保谷のわかつでも度々このグラインダーにお世話になっていることはブログ記事にも上げたが、自分的この黒胡椒を挽いてラーメンに振り掛けるルーツは何を隠そうこの麺屋旬で覚えたもの。

 

 

 本日も途中でガッツリ挽いて振り掛けてドが付くほどスパイシーに味変。

 

 

 50円の味玉は必要にして十分。

 

ちゃーしゅー丼

250円也。

 

 

 コチラに来ると毎回頼むラーメンのアテ。殆どの方が頼まれているほどの人気メニュー。

 

 

 コチラにもタップリとブラックペッパーを掛ける。ラーズ・ヌートバーも真っ青になるくらい擦るのが大正解。

 

 

 少し甘めの蒲焼ライクなタレとネギの爽やかさに肉々しい野趣あふれるチャーシューにスパイシーなテイストがコラボすればどうなるか?想像に難くない。

 

 あとは本能の赴くまま、一心不乱に掻っ込むだけだ。なぁ?そうだろ?

 

 

 ごちそうさま!

 

 

 店主に謝意を伝え、久々の塩ダレの塩分を口に残しながら店を後にした。

 

 しおらーめんのリポートだけに本日はスパルタン且つ淡麗に仕上げてみた…

 お分かりいただけただろうか?

 

 R55JCW 拝