2025.4.17(木)

らーめんわかつ 保谷
de狂った話です。
保谷の銘店、わかつで新しいメニューが始まっています。
3/18(火) 11:30〜15:00
— らーめん わかつ (@WAKATU106) 2025年3月18日
本日より「サンマーメン」始めます。
とろみのある醤油のスープに、もやしをメインとした野菜が入ってます。麺は太麺です。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/RbUg8EQgYu
それは横浜名物サンマーメン。
醤油ベースのラーメンに野菜餡掛けが掛かったラーメンといえば想像出来るかと思います。アテクシもあまり食べた事無いですけど、先日横浜中華街の梅蘭本店で頂いてまいりました。
※横浜梅蘭本店のサンマーメン
ウィキ先生には同じく横浜中華街聘珍楼発祥と書いてあります。
ただ、自分の少ない情報では伊勢佐木町の玉泉亭の方が食べてみたいと前から思っていたんですけど、未だ巡り会えておりません…
…そんな(どんな?)わかつでは季節ごとの限定メニューが豊富なんですけど、この度ニューカマーを引っ提げて春の限定祭りを開催中でございやす。
新メニューの「トリッパ」です。ハチノスのトマト煮込みですね。本来はイタリア料理ですが、ラーメン屋風に作ってみました。13時以降の販売となります。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/5bxVv5B41I
— らーめん わかつ (@WAKATU106) 2025年2月13日
また2月中旬から始まった牛の胃袋のトマト煮であるトリッパも是非食べてみたいと渇望しておりましたが…中々タイミングが合わずに1月以来2ヶ月半ぶりの訪問となってしまいました。
話は変わりますが…←いつになったらラーメンの話になるんだって話ですよね?
分かりますよ。えぇ、えぇ。
で(笑笑)、前回のリポートでもその爪痕をお伝えしたばかりだったのですが…
※前回訪問時のリポート
1年ほど前にわかつが入っている昭和レトロ漂う場末感満載の『グランドハイム保谷2番街』にワゴン車が突っ込んだんですよね。
その時はスナックのママさんのダンナが痴情のもつれで車ごとビルの内部に突っ込んだとネットニュースになってたんですけど…
なんと1年も経たずに同じビルで女性が刺殺されたという戦慄のニュースが…
大々的にテレビ報道もされ、残念なことに夕方のニュースに警察官越しにガッツリ映る『わかつ』の看板が…
3/25(火) 地下で事件が起きてしまいました。詳細は分からないのですが、亡くなられた方がいるみたいです。
— らーめん わかつ (@WAKATU106) 2025年3月25日
営業は出来るみたいなので、通常営業します。 pic.twitter.com/rbXgdeW4J1
ビルにはたくさんの飲食店が軒を連ねていて、雰囲気も凄く良いのに残念です。本当はもっと早くお見舞いに伺う予定だったのですが、週末がここの所人事異動に伴う飲み会ばかりで身動きが取れずに今夜になってしまいました。
明日は検査通院なので本当はラーメンなんか食べちゃダメなんスけど、お見舞いの方が重要ですから仕方ないですね←シレっと。
保谷の駅前をすり抜けて…
店前のコインパへ無事にフェードイン。
なんと、ビルの入り口には果たして効果があるかは分かりませんけど車止め?の様なモノが設置されていました。
地下の刺殺事件現場へ続く階段に吸い込まれそうになりましたけど、なんとか振り切ってお店の暖簾をくぐりました。
入店すると店主さんと目が合いご挨拶。店内には3名ほど先客がいらっしゃいました。
お目当ての限定「サンマーメン」と…
きっと合うだろうなと思って購入した生姜。
そしてハチノスのトマト煮込みである「トリッパ」も無事にゲット。
なんとなくクリスタル…じゃなくてなんとなくご飯も頼みました。
店の最奥の席があきましたので腰を下ろし、食券を提出。
先日のお見舞いなどをお伝えし、少しばかり世間話を。
トリッパ
550円也。
先にトリッパと半ライスが届きました。
色々と振り掛けて準備して「待て」の体制に入りましたが結局我慢できずにトリッパとご飯を少し食べながら待ちます。
わかつの店内には珍しく、中華鍋に野菜を入れて河崎店主さんが鍋を振るという光景。中華オタマが鍋に当たる「コンコン」という街中華でお馴染みのあのサウンドが店内に響き渡ります。
サンマーメン 1,050円
生姜 30円
1,080円也
予想通りのビジュアルでなんとなく一安心。
生姜は別皿での提供。
先ずはスープを一口…うんうん、わかつの醤油汁ですわ。
鶏強めの動物系スープに合せるのは店主さんが自ら探して歩いたという「キッコーゴ丸大豆しょうゆ」ベースのカエシがやや甘めに感じる仕様。
キクラゲの存在がデカいですけど、モヤシ、玉ねぎ、ニンジン、ニラ等の豊富な野菜を炒めた餡が乗っています。
因みに野菜餡の粘度は低めですね。
併せる自家製麺は若干水分高めの中太麺。ゆるーくウエイヴが掛かっていますね。茹で加減若干硬め寄りの麺の舌触りは非常にシルキーで滑らか。コレは旨いですねぇ。
シャキ気味の野菜炒めと、モチットした食感の自家製麺のコントラストが素晴らしいです。
レアチャーは丼に盛りつけられてから軽くバーナーで炙られて提供されました。
そしてラーメン到着前にチョイチョイつまみ食いしていたトリッパを本格的に頂いて参りましょう…牛の胃袋ですから若干のクセは感じますが許容レベル。
イタリア料理ではトマトの酸味とオリーブオイルの香りで味付けされるんでしょうけど、コチらわかつではラード系でしょうかね?中華テイストにアレンジされています。
ニンジンがたくさん入っていました。ハチノス自体は凄く柔らかくてもしっかりと噛みごたえがあるという如何にも「ホルモン」な食感。ライスと共に平らげて行きます。
最後は麺に戻って生姜を投入。この頃になると、スープに野菜炒めのエキスが流れ出して何ともコク深い味にグラデーション。
河崎店主が「もっととろみがあった方がイイですかね?」って聞くので自分が以前中華街で食べたサンマーメンはこんな感じのとろみでしたよって言うと「あまりトロミを付けすぎてしまうと炒め物の旨味やコクが絡め取られてしまうんじゃないかと思うんですよね…」と。
そう!そうなんですよカワサキさん!サンマーメンの醍醐味は食べ進めるにつれて野菜炒めの旨味や脂がスープに溶けだしてコク深くなっていく様を堪能したいんです。良く分かっていらっしゃるわぁ。
だいぶ旨味が溶け出して少し濁り気味のルーシーを我慢できずに相当啜ってしまいました。
ごちそうさまでした!
いやぁ、相変らずのアレンジ力、凄いですねぇ。因みに次の限定は「○そば」だそうです!超楽しみ。
店主さんに謝意を伝え、お店を出ると地下に続く階段に吸い込まれました。
現場となったお店はすぐわかりましたが、周りのお店は何事もなかった様に営業中でした。
何があったんでしょうかね…恐ろしや。
帰りのルートがかなりの幹線道路に分断されて渡りにくくなってしまいましたね。
東伏見通りから大泉学園の北園交差点あたりへつながるんですかね?放射7号線とかいう都市計画道路の様です。
自分の生活圏ではないのでわかつに行きづらくなった以外は何のメリットもないですけど、そこに暮らす人々にとっては待望のバイパス開通といったところでしょうか。
R55JCW 拝