申し訳ないっす、大ネタ連載中ではありますが、次回が仕上がらないので急きょこのシリーズを~。
とは言え、実は全く連載に無関係でもないんだな~。
R169をよく使う方なら見覚えがあるであろうこのヤドカ…じゃなくてカドヤ、営業している姿は知らんのだが、実は連載中の岩屋谷アタックのデポ地へと向かう際に、R169から林道に入るところにあるんですな。まあ目立つ建物ですわ。
ロケ地:奈良県下北山村某所…って、もう場所言うとるがな。
【4】より続く。
ついに対面できた、憧れの隧道。テンション爆上がり。…なのだが、これはまた…
なんたる隧道だ?
そうなのだ、この到達困難な「幻の隧道」は、「謎の隧道」でもある。
まず、隧道へと至る道がない。もしかしたらかつてはあったのかもしれないが、見たところその形跡は見当たらなかった。じゃあ、人が歩くためのものではない?おそらくは。
感動と共にあれこれ思いを巡らせている様子を、
ペッカーさんに撮られてた(笑)。
まあ、まずはご覧いただこう。話はそれからだ。
移動して、
隧道前から(ほぼ)正対。余地がないので足場が限られてくる。
土被り…つうか、
まあ岩をぶち抜いてるようだ。
おもむろに洞内をのぞきこみ、まずはこれ。
短い隧道(延長15mくらいだろうか)の、鉄板の構図。陽の射さない岩屋谷から岩をぶち抜いたその先は、とても明るい。そう、とっても。
同位置から洞内に焦点を合わせると、
こんな感じ。
完全素掘りだが、明らかに人為的に掘られた隧道である。整えられた右側側壁といい均された洞床といい、天然の洞穴だと思える要素は皆無。ただ、その洞床に散乱する石(いや、岩だ)を見るに、堅牢そのものとは言えないのかもしれない。
ここで、動画を一本ご覧いただきたい。
中途半端な内容なのは、撮り始めてから照明を用意してないのに気付いたため(笑)。でもまあ隧道前の雰囲気や岩屋谷との位置関係など、この時点で見ておいていただいた方がいいかということで。
ちなみにこのサムネ画で中央の先あたりが、岩屋谷滝・雄滝の落ち口である。落ち口までは…50mもないくらいかな?この位置関係もちょっと脳裏の片隅に置いといていただけたら。
さて、洞内に戻る。
不思議なのがこの隧道、
どうやって掘ったのかが皆目わからないんだな。
個人的には、おそらくは鑿と鶴嘴による手掘りじゃないかと考えている。まあそれは削岩機によるロッド痕や火薬を詰めた発破痕が見当たらないから、ということによる消去法からの所見ではあるんだが。
まあそれでも、ところどころにちょっと気になる痕跡がなくもないので、
非常に悩ましい。
なんというか、岩の質を見ると層に沿ってはがれやすそうな感じに見えるので、案外手掘りでもなんとかなったんじゃないか…と。我ながら信憑性うっす(笑)。
さりとて、顕著な鑿痕もみつからないのが、これまたいかに。あんまり振り回すと安っぽくしかならないが、やっぱ「謎の隧道」だ。
抜ける手前から振り返り。
これがこの隧道のほぼ全景だ。
この明るさに対して、入ってきた方の鉄板の構図は
こんな感じ。
さっきから何を言いたいかというと、この隧道は岩屋谷から陽光の射す外界へと抜けているわけなのだが、じゃあこの隧道でどこへ行けるのか、ということになる。ここが、本隧道最大のポイントであり見せ場でもあるのだが。
まあご覧いただこう。
こうだ。
なんだかんだで上の写真が一番伝わるんじゃないかと思うのだが、
隧道を抜けた先に、道は無し。ほんの数十センチさえもだ。
見下ろすと、
目もくらむような断崖絶壁が、垂直に切れ落ちている。
右上方向を写すと、こんな感じ。けっこう危険な体勢で(笑)。
つまりこの隧道、優に100mは超えるであろう高さの断崖絶壁のどてっ腹に開口している、という状況なのである。
もちろんこうなっていることはペッカーさんの記事でわかってはいたが、現場に立ってのそのインパクト、えぐい。
そりゃあもう。
こりゃあいったい、何のための隧道だ!?となりますわな。
ここから撮り始めた動画もぜひ。断崖絶壁っぷりは動画のほうがよく伝わると思う。
この動画で、ついにわたくしの肉声登場。全世界1500万人のクイックファンにはタマラナイ内容となっております(アホか)。
いや、初訪問のわたくしのために先輩お二人は外で待機して「隧道との語らいタイム」をくださっていたのだが、あまりにお待たせしてしまって。ゆたさんの「クイックさん、もう行ってもいい~?」の声で我に返った次第だった。
デジカメのタイムスタンプによると(信じがたいが)20分近くも独り占めしてたようで、えらそうに「どうぞ~」じゃねえよ(笑)。いやどうも、すみませんでしたお二方。
さて。いったいなんなんだこの隧道は?
思いつく仮説はある。まあそのあたり含め【6】に続く(でも大したことは書かない・笑)。
【3】より続く。
11時50分、
岩尾谷滝への降り口となる1108mピークに到達。遂にキター!
ここまでの4時間半以上をずーっと登ってきた(当たり前)が、いよいよ標高差180mの谷底へと急降下だ。我々は滝上部の隧道が目的なのでこれで済むが、滝屋さんは当然滝下まで降下することになるから、その標高差は300mを超える。つまり岩屋谷滝・雄滝は、落差がそれだけある壮大な滝だということになる。大変だ。
滝についてはまた改めて(簡単に)ご紹介する…予定。
つうわけで、少しでも身軽にということで、
谷への行き返り中に使わないものは、ここに残していくことに。わたくしはあんまり減らなかった。まあ中身はほとんど昼メシだけども(笑)。
11時55分、降下開始。
谷底はまだまだ全く見えない。
12時。
相変わらず谷底見えず。
数時間前とは、逆の感情が湧き上がってきた。
これをまた登るのかと思うと愕z(以下略
やがて、ようやく見えてきた谷底。
けど、そこからまだ数分かかって、
ようやくはっきりと捉えた、岩屋谷。
谷の深さに、真昼なのに陽が射してないっていう…。こちらが上流方向。
そしてこちらが下流方向。
つまり、滝の落ち口はこの方向になる。そして「アレ」も。
ここに至って、この日以前も、そしてこの道中でも何度もよぎったある思いが、よりリアリティを伴って湧き上がってきた。
マジでこんなところに隧道があんのか!?
いや、「ある」のはもうわかってるんだが、何時間もかけてここまで辿り着いたからこその改めての感想だった。よくもまあこんなところに、という。
12時7分、ついに岩屋谷滝・雄滝上流側に降り立った!
このサイズの写真になっちゃうと伝わらないが、
降下地点上流側のナメから連なるこの池状の淵(なんて呼ぶのが正しいんだろう)、とんでもなく美しかった。
ちなみに、
上の写真を撮ってる瞬間のわたくしの姿(笑)。
同じ場所からの振り返りで、
降下地点下流方向。この先に雄滝の落ち口があり、そこまでのどこかに、目指す隧道がある…はずだ。
先輩お二方は初訪問のわたくしを気遣って、自分で見つけられるよう配慮してくださったので、失礼して一足先にそちらへと~。
その時のわたくし(笑)。
いやいやいやいや…
やだドキドキ止まんなーい(爆)。
どこだ?
どこだ!?
…って、
あっ。
あった。
アッターーー!!
時刻は12時12分。4時間55分かけて、ついに憧れの「幻の隧道」を目前に捉えた!
【5】に続く。
【2】より続く。
10時6分、進軍再開。
ここからは支尾根稜線を辿り、主尾根を目指す。
上の写真に写っているように、ここには木にくくりつけられたワイヤーが残り、
索道のものと思しき滑車…じゃなくてなんだっけ?…が落ちていた。
ここからは稜線歩き。
だいぶ楽になるだろう…というフラグを前回立てといたが。
そうともさ、まさにフラグさ!(笑)
最初こそ上の写真のように平和だったけれども。
実は、往路において個人的に一番しんどかったのが、ここから主尾根までの区間だった。先ほどまでの涸れ谷直登は、まあ、覚悟してきたし、当然しんどいものと思ってたから、逆に想定よりはマシだったくらい。
で、尾根に登ってからは基本的に穏やかなアップダウンが続くんだろう…なーんて思い込みがあったのだが…地形図をよく見ろって話で、全然穏やかじゃなかった!その分、しんどかった~。
なので、この区間では現実逃避に
遠くの山並みや
きれいな景色を(…って、写真で見たら全然伝わらんやん)撮ったりしてたなあ。そんな余裕もないのに。
そう、基本的にずーーっと、
こんな感じ。
しかも落ち葉が堆積してよく滑るわ踏ん張れないわで、もうタマランチ元会長。
そんなわたくしを見かねてか、
ゆたさんがストックを試してみますか?と貸してくださったのがこの区間後半だった。
実はデポ地から出発する際に、ゆたさんがわたくしに一組のストックを貸してくださっていたのだが、かねてから全くストックを使う習慣のないわたくし、使い方も使いどころもわからずここまで至っていた。
こういうとこで使うと楽になるよ、ということで改めてお手持ちのストックを貸してくださったので、ありがたくお借りして練習させていただいた、の図が上の写真だ。
またも現実逃避…。
またもワイヤー見っけ…。
息も絶え絶えに主尾根に到達したのは、
確か11時すぎ。とにかくキツイ1時間弱だった。
ここで休憩したが、撮った写真はなぜか上の一枚のみ。なに撮ってんねんと(笑)。たぶん古びたピンクテープを撮ったんだと思うけど。
ゆたさんには、ここでストックをお返しした。わたくしがストック術をモノにするには、さらなる練習が必要だ(笑)。たぶん使い方が間違ってるんだと思うが、腕にキテしまうんだな~。
10分ほどの休憩の後、進軍再開。
今度は主尾根を辿り、いよいよ岩屋谷滝へと接近していく道程。
ようやく、
大きなアップダウンはなくなり、だいぶ楽にはなった。とはいえ、決して歩きやすくなったとまでは言えない感じ。
ちなみに、この主尾根が下北山村と上北山村の境界となっている。上の写真で左側が下北山村、右側が上北山村。
11時30分、ゆたさんが遠くに何かを発見。
なんだろう…?
おおお…
これか!
怪しい黒い影。これは「アレ」なのじゃないか!?と色めき立ったわけだ。どうやら場所的に、目指しているブツあってもおかしくない位置なのだそうで、いやがうえにも盛り上がる。
ペッカーさんは三度目、ゆたさんは二度目となる今回の訪問において、お二方の主目的は「外から」隧道を見ることだった。「外から」の意味は、また然るべき時に。
11時38分、
標柱を見つけた。
結果的に見つけたのはこれだけだったのだが、
マルで囲まれた「本」。
裏側?には
「No.10」と。
なんだろうこれ。これも林班界標なんだろうか。奈良森林管理事務所の管内図を調べたが、このエリアは管轄外のよう。ってことは国有林ではないってことなのねたぶん。まだまだ知らんことだらけだ。
舐めるように見てたら、
ゆたさんに撮られてた~。
そうこうしてるうちに…
いよいよ到着したようだ。岩尾谷滝への降下ポイント付近に。
【4】に続く。
【1】より続く。
8時17分、直登開始。
今回は似たような写真連発でお送りする。
そしてタテ写真多め(笑)。
必死で登るわたくしの姿(笑)。
8時52分、登ってきた涸れ谷を見下ろし。
「ここを帰りに下らなきゃならないのかと思ったら愕然とした」…よーくわかりましたよ、ペッカーさん…(笑)。
が、まだまだ。
まだ先は長そう。半分行ったかどうかくらいか?
何度か休憩したけど、
よく覚えてない(笑)。早くもしんどそうなわたくし。
後半はますます斜度が増して、
もはや崖。
今回わたくしがヘルメットが必要と判断したのは、まさにこの涸れ谷直登区間のため。基本的に自分がしんがりを歩くことになろうから、落石のリスクもあると考えたのだった。
幸いメットがあってよかった!みたいなことは起こらなかったけど。
実際は、もうちょい下で右手にかわすと多少登りやすかったらしく、
ゆたさんと共にアタックされたペッカーさんの2回目にはそのルートを取られたようなんだが、そのポイントが見つからなかったようだ。
てことは…そう、ペッカーさん、これが三度目の訪問と。凄い人だなあ…しみじみ。
もはや、こんな斜度。
これは良く伝わるいい写真だ~。こんなん全然撮ってなかった。
でー。いきなりこれは何かといえば、
わたくしこのあたりでリュックのポケットに突っ込んでいた水のペットボトルを落としてしまい、転がって行ってしまったのを、ちょっと動きづらいポジションにいたわたくしに代わってご親切にもペッカーさんがピックアップに行ってくださったもの。大変申し訳なし!
貴重な水だけに、大変助かりました!
最後の胸突き八丁。
もはや、木を掴んで体を引き上げていかないと登れない状態。ひー、きついー。
わたくしの水のせいで遅れてしまったペッカーさんも
さすがにしんどそう(笑)。
9時52分のGPSスクショ。
ようやく!もうちょっとだ。
ちなみに実際はここまでジグザグに歩いてないはずだが、なんか知らんけどこうなっていた。
そしてー、9時55分。
ヤッター!1時間38分かけて、ようやく支尾根に到達した!
まあ言わずもがなではあろうけど、決して楽じゃなかったよ、とだけ(笑)。
ここで10分ほど休憩した…ようだが、写真を一枚も撮ってない。何をかいわんや(笑)。
10時6分、進軍再開。ここからは支尾根稜線を辿り、主尾根を目指す。
恐ろしいことに、目的の岩屋谷滝・雄滝上までは、まだ半分も来てないくらいだ。が、ここからは稜線歩き、だいぶ楽になるだろう…
フラグか?フラグだな?(笑)
【3】に続く。