招鶴洞 (神奈川県鎌倉市長谷) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2011年7月23日、第二次鎌倉探索。この日のネタで記事にしているのは、某所の仏画トンネル音無橋極楽洞。今宵ご紹介するのは、この日の最後に訪ねた物件。大忙しだった(謎)。

 

 

というのもこの物件、

鎌倉文学館の敷地内にあるため、いつでも見られるわけじゃない。

 

鎌倉文学館の閉門は17時、そして現在時刻は16時53分。…あ、誰か立ってる。

 

 

 

 

案の定、ゲートにいた守衛さんにはもうすぐ閉門だから、と断られたのだが、すぐそこのトンネルをササッと見たいだけなので、とお願いして何とか入れていただいた。

 

そう、マジでゲートからはほんの数十mで、

あるんですな、隧道が。

 

 

 

 

はいこちら。

めっちゃ暗い写真で恐縮だが、石組みの隧道だ。場所はざっくりこちら

 

 

 

 

ちゃんとお名前があって、

「招鶴洞」という。

 

 

 

 

扁額もあったが、暗くてうまく撮れず。

取り付けられているイラストはなんなのか不明だが、夏休み期間だったので、文学館の催しに関連するものかと思われる。

 

 

 

 

とにかく暗いので、また時間もないので、

好みじゃないがフラッシュオンで洞内を。

 

 

 

 

抜けて振り返り。

こちらはまだ陽当たりがあり、比較的まともに鑑賞できた…って、時間がない(笑)。

 

ここ鎌倉文学館のある場所は、1890年ごろに造られた侯爵・前田利嗣の鎌倉別邸であり、昭和58年に前田家より鎌倉市が譲り受けて文学館として開館したものだということなので、この招鶴洞も、別邸造営時に造られたのではと思われる。

 

 

鎌倉市のホームページによれば、

この建物は、昭和11年旧加賀藩前田家第16代当主前田利為氏が建築したもので、相模湾を見下ろす谷戸の中腹に位置しており、当時の鎌倉の別荘を代表する建物の一つです。

 

ということで、ほんとは文学館の建物こそが見ものなんだと思うが、わたくしはここでドロン。いやほら、時間が(笑)。

 

 

 

 

17時ピッタリ、守衛さんにお礼を言って退出。

まあ広大な敷地なんで、あんな時間に来てもう入れませんよ、といわれるのはよくわかる。

 

しかも今思えば、もしかして本来はここで入場料的なものを払わなければいけなかった?のかもしれない。だとすればあの時の守衛さん、めっちゃ融通を聞かせてくださったことになるなあ。感謝。

 

 

ちなみに鎌倉文学館、現在大規模な修繕中で、2029(令和11)年4月ごろの再開館予定だとのこと。もし訪問される方はご注意を。

 

 

以上。