2016年11月26日、三重県伊賀市徘徊。この日のネタで記事にしているのは旧・圓徳院橋親柱、三重県道693号蔵持霧生線・伊賀市原池旧道。今宵ご紹介するのはこれらよりも前、滋賀から三重に入ってすぐの物件。
まずはこれ。
この左側の細道を下ったところにあるのが今宵のお題である。現在地はここ。
実は今回のブツ、これに先立つ9月4日、ハルニチさんとの長浜~伊賀徘徊の際に見つけられなかったやつ。ハルニチさんが事前にマークしてきた物件でたまたまわたくしも気になってた物件だったが、アプローチが見つけられずにスルーした…んだったかな。
確か、上の写真ですぐ先の、トラックが停まってる空き地、あそこからアプローチがあるはずと探したんだったと思うが、そんな必死に探した記憶もないし、時間がなかったからかな?もはや記憶がないけど。こんな近くにありましたわ、アプローチ。なんで見つけられなかったんだか?
つうわけで、さっそく突撃した。
こんな倒竹があったりしたものの、
明らかに道は管理されてるように見えた。たぶんこれ、放置ならえぐい激藪っぽい…。
下ること1分少々で、
川と…アレが見えてきた。
会いたかったぜ!…って
放置っすか~。
そこにあったのは、増水時には沈む想定であるために高欄のない、いわゆる冠水橋形式の橋。
もちろん今見ているのは、
その想定どおり、おもいっきり流れに呑まれた結果流下物が引っかかっている、その姿なわけだ。この年の秋の台風のどれかによるものだと思われたが、この状態…橋自体はもはや管理されてない?あるいは優先順位が低いから後回し?
おそらく前者かも。理由は後ほど、
歩くのも一苦労な橋上から望む、上流側。
ちなみに川の名前は河合川。
そしてこちら、下流側。
今は穏やかそのものの、のどかな流れだった。
渡って正対。
めっちゃ短い橋に見えるけど、一応これでも三径間あるのよね…。
まあ実質、
きれいに見えているのはこの一径間だけっていうね。唯一橋っぽい。
下流側より。
うーん、酷いね。
たわむれに、橋の下をくぐろうとやってみたが、
びっちょびちょになりそうでやめた。
で、こちら上流側から。
もはやようわかりませんな。
この橋、Q地図様にも載っていないので、公道ではないのかもしれない。よってお名前や完成年などは一切不明だ。なので記事タイトルはいろいろ迷ったんだが、この手の冠水橋、三重県では公式に「潜水橋」と呼ばれている(証拠はコチラ)ことも踏まえ、結果これとなった。
さて、こっからはある意味(誰も望まぬ?)おまけだが、
橋を渡った先は、いきなりこの激藪だった。
橋までは刈り払われていたのはもはやなんだったのか知らんが、完全放置のド廃道。この惨状を見て、橋自体ももはや管理されていないのではないかと思った次第。
せっかくなので、もうしばらく進んでみた。
ちょっとマシになってもこの状態。もはや道なのか何なのか?
ちょっと進んで、来た方を振り返り。
左の方に先ほどの河合川が流れ、その対岸に見えているのが、車を置いてきた市道の続きだ。
たかだか100mも進んでなかったはずだが、ここで道がなくなった…というのはウソで、単にイヤになった。
こっからの戻りの動画を撮ってたのでご覧あれ。
藪漕ぎマニアには冒頭楽しんでいただけると思うが、まあまだこの程度なら可愛いほうかもしれん。
これが8年前の記録だ。もしほんとに管理されなくなってたんだとしたら、現在はどうなっているのかな。誰か見てきて(笑)。
最後に、例によって何の根拠もない考察。
「伊賀コリドールロード」の交差点すぐ南が今回のお題位置にあたる。
わたくしが早々に諦めた河合川左岸の道をそのまま南へ辿って行った先には、田畑が見える。もしかしたらこの道、この田畑へ行き来するための農道だったのかもしれない。
現在この田畑へのアプローチは、市道を南下したところ(場所ここ)に架けられたこの橋だ。
これまた潜水橋なんだけどね。
ゴルフ場の開設に伴ってなのか何なのか、こっちルートに変更されて件の橋は放棄された…のかもしれない。
あのまま激藪を辿ってもたぶん得るものはなかったと思うけど、もし植生が多少マシな時期があれば、あの続きを確かめてはみたいかな。まあ、11月下旬でこれなら年中無理かもしれんけど。
以上。