2017年1月4日の年頭徘徊。この日のネタで記事にしているのは、大石東の未供用橋と未成道、室生下笠間のクランク冠水橋。
今宵と明日、2回に分けてご紹介するのは、この日のメインターゲットだった物件である。記事タイトルですでにネタバレしてるが。
まずはこれ。
こんな景色だが、実は名張の市街地からほど近い場所。この隔絶感がたまらん。
ノートさんの先にある、左へ下っていく道。この先に今宵のお題がある。
上の写真中央近くに写っている大きな木の向こうの斜面には、
水神碑がある。
その水神碑前からの景が、
予告篇で使ったこの写真。
左上のノートさんの位置から線形がわかると思うが、まずこの魅惑的なアプローチがそそりまくり。
で、「あそこ」に下りていくと、これがあった。
で、よーーく見ていただきたい。…おわかりになった?
「目的」の項、市道南町17号線の後ろのかすれて消えかけた手書き文字。そこに書かれているのは、「朝日町潜水橋」の文字。
こんな形で判明した正式名称。
これが、朝日町潜水橋である。場所コチラ。
ここ名張市では、市街地にある大屋戸潜水橋が有名…つうかすっごく目立つところにある(県道80号大屋戸橋からまる見え)ので、知ってるって人も多いはず。対してここは、同じ名張川に架かる潜水橋ではあるが、冒頭に書いたとおり市街地至近にもかかわらずちょっと隔絶された場所にあるので、圧倒的にマイナーだと思われる。しかし、橋としての規模では引けを取らない。
こちら下流側より。
そしてこちらは
上流側より。
そして正対。
ああ~いいなあ、潜水橋って(笑)。
ちなみにこの手の橋、一般的には「沈下橋」と呼ばれることが多いが、地域により呼び方にバリエーションがある。ここでは先ほどの河川法許可標示板に(手書きながら)書かれていた「潜水橋」が正式な呼び方であり、先述の大屋戸潜水橋にしても、ちゃんとその名前で地図に掲載されている。
上流側の水切り。
撮りたくなるんよねえこういう写真(笑)。
そしてその上流側を橋上から。
反転して、
下流側を。
橋上での解放感という点では、この手の橋に勝るものはない。もちろん吊り橋もいいけどね。
そして、この手の橋では、
こういう写真も撮りがち(笑)。
さあ、渡った先はどうなってるか…。
【後篇】に続く。