2023年1月18日、西武狭山線界隈をブラブラしたこの日のメインターゲットをご紹介。この日のネタで記事にしているのは、ここのおよそ1時間半後に出くわした山口の名称不明カルバート。
そのファーストコンタクトがこれなんだが…
ハァ?どこよ?でしょ(笑)。
そう、申し訳ないけど
これが本日最初のメインターゲット。現在地こちら。
この橋とのなれそめ(笑)は、まったくの偶然。
Q地図様でここの一本上流の橋をチェックした際に、それ自体はハズレだったものの、そこから遠景で見えたのが
この橋だった。
何かを感じて拡大して見れば、なんとも謎なお姿。変態橋梁の香りがプンプンしておる。しかしながら、Q地図様には何の情報も載っていなかった。
見つけるきっかけとなった橋の名が山王橋。その下流側に架かる橋なので、山王下橋と勝手に命名した(笑)。
その時見たストビューは2020年12月のものだった思うが、
その時点ですでにこの「橋脚老朽化により橋通行止め」の看板が建てられていたので、これはすぐに見に行かんとアカン物件かも!ということで、この日のメインターゲットに据えた次第だ。
けどねえ、老朽化っていうけれども…
あなた、橋脚なんてありませんやん!ここで言いたいのは「橋台」なのか?
いや、それにしても。どう思いますかね?この橋を見て。
これって、
どう見ても、
アレですよね!?
アレってドレ?アレはアレだよキミぃ。
渡って振り返り。
通行止めと言いながら、このゆるふわな感じで何年も放置してる状況もようわからんし。
そもそも看板設置者の名前がない。これもしかして…私道か?であれば、Q地図様に掲載がないのも納得なわけだが…。
そういう目で見れば、
公道の橋に取り付けられるべき欄干じゃないでしょこれ。
だってこれ、アレでしょ。
アレ…すなわち「扉」でしょ、見た目から判断できる機能としては。
だって、上部の留め金具を解除し、
この下部のピンを抜けば…ほら、開閉できますやん。
…って、なんのために!?
けど、実際このように、
意味ありげな貼り紙(紙じゃないけど)が貼られてたりするわけだ。
これやっぱ、
「開閉」作業の際の目印というか、その類いなんじゃないのかねキミぃ。
や、だからなんのために!?
なんら解決もせず(笑)。
最後に、わたくしが最初にストビューで見た通りの、サイドビュー。
これにビビビとくるわたくしもまた、変態なんだと思うの。ご同輩はいますか?(笑)
改めて、よく見ていただきたい。どう見ても「鉄扉」でしょ。少なくとも、完全にその機能は有している。だが、あれが扉として開いた状態を想像していただきたい。橋上からは川に落ち放題(笑)、そんなん、なんのために必要!?
そしてわたくし、記事を書きながらとんでもないものを見つけてしまった。それをシメとしてこの記事を結ぼう。
それは、2018年のストビュー…。
!!!
閉ーじーてーるぅーー!!!
拡大して見た。そして…わかった気がする。
撮影は、2018年の8月。うん、これたぶん、扉を閉めて道を遮断することで、簡易な陸閘として機能させているのではないかと。陸閘関連の橋については、これまで二度ほど記事にしている。これとこれを適宜参照いただきたい。
比較すればここのは非常に簡易な…あえて言えば信頼に足るのか心許ない印象なんだが…。
まぁ水を止めるというよりは、通行を止めるのが主なんだろうな。そういう意味では厳密には陸閘とは呼べないのかも。
個人的には、一定のスッキリ感をもって完。