2014年10月11日、奈良県北東部徘徊。この日のネタで記事にしているのは、せきれい橋旧廃道と(今は亡き)五月橋、向山橋。今宵ご紹介するのは、時系列では五月橋の2時間ほど前に出会った小さな好ましい(当社比)橋。
はい、タメなくドン。
現在地コチラ。
スクエアな親柱が、小ぶりながらもビシッと決まってる。が、残念ながら親柱に嵌まっていたであろう銘板は失われている。
少しサイドぎみに。
この場所、私有地っぽかったので、さくっとヒット&アウェイで。
川の名前は遅瀬川(帰ってから調べた)。
こちら上流側。鬱蒼とした感じなのに対し、
こちら下流側は、
集落に向かって開けている。こういうのちょっと好き。
で、この橋でポイント高いのが、
ヘキサがセットになってるところ。奈良県道181号遅瀬西波多線という極めてローカルな県道の橋なのだった。
ヘキサとセットになってるって、橋に直接関係はないんだけども、やっぱりなんか絵になるというか。特にこういう古びた橋だと一層に。
結局のところ銘板の類はどこにも見当たらず、仮称で記録していたのだが、このほど確認が取れたそのお名前は「下津橋」。同時に判明した建造年は1929(昭和4)年だった。そこまで古いとは。
ご存じの方も多いと思うが、全国Q地図という地図サイトさん。これ凄いですな。位置が激しくずれているものがあったり、一部現地確認している情報と違う物件もあったりしているけど、それでも情報価値が素晴らしいし、大変な労作だと思う。タダで膨大な情報を共有していただいて、感謝しかない。
もしご存じない方は、一度閲覧してみてほしい。この数か月、わたくしこちらで、これまでの名称不明物件の掘り起こしをチビチビと進めております。
以上。