つうわけで、STAY HOMETOWNシリーズ第一弾は、滋賀県屈指のクセつよ隧道(笑)である杉本隧道。コイツを、いささか執拗に(笑)何度かに分けてご紹介していく。
まず今宵は初訪問時の記録を。2009年5月21日、この趣味初期の県内徘徊で訪れた。この日のネタで記事にしているのは、岩脇山の蒸気機関車壕、横山隧道、観音坂隧道、档鳥坂隧道。
ここは滋賀県道284号杉本余呉線、杉本地内。
タメなく、ドン。
ほら、いきなりクセが凄い(笑)。
地図はコチラ。これは木之本町側ポータル。
全面的にモルタルで(しかもブサイクに)塗り込められたポータルに対して、いささかデカすぎるきらいのある扁額。わたくし正直見慣れてしまっているんだが、ミニマムな高さ制限バーも含めて、改めてみるとやっぱなんともいえないテイストだ。
その扁額には、右書きで
「杉本隧道」と。
高さ制限バー上の薄汚れた表示は、高さ2.5m、幅員2.0m制限を謳っている。激狭ではない(当社比)、まあそこそこ狭い隧道だ。
この隧道のクセつよポイントはポータルだけではない。
この魅惑の洞内、これまたヤバイのだ。
煉瓦隧道…なのだが、洞内天井部はところどころアレな状態。まあ初訪問時はこの程度で満足し、写真は撮ってない。さすが淡白(笑)。
でもその割には、
ポータル脇まで登ってたりとか。
淡白なんかそうじゃないんか、ようわからんな(笑)。
さて、では~。
反対側へ抜けまするぞ。
洞内一切撮らず。いきなりの
余呉町側ポータル。
コチラには、ポータル向かって左に古めかしい銘板があって、
延長から竣功、携わった人名まで、ありがたい情報がたくさん。これによると、昭和二十六年三月三十日の竣功ということだ。
これを信じ込んでいた、この日は。
隧道の先には、
余呉町のカントリーサインが。
探索当時は木之本町と余呉町をつなぐ隧道だったわけだが、今はいずれも長浜市の一部となっている。ちなみに合併したのは、この日の約7ヶ月後、2010年1月1日。
初心者らしくこれで満足し、次へ向かったわたくし。再訪したのは、3年後のことだった。
【2012年・春篇】に続く。