国道168号高田口隧道・西側旧廃道 (和歌山県新宮市高田) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

2017年5月5日、深遠なる紀伊半島彷徨の2日目。

 

この日のネタで記事にしているのは菅の谷橋唐尾隧道関連椋井潜水橋。今宵のネタはこの日ほぼ最後に訪れた、ずっと訪ねたかったところ。

 

 

 

 

まずはこれ。

ここは国道168号、169号重複区間の高田口隧道・西側抗口付近。

地図はコチラ

 

 

 

 

 

 

 

この現トンネルも

1971年製と、すでにおっさんである(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

この西側抗口脇に、

現道からは直角に分岐する旧道がある。この奥に、「忘れ物」が待っているのだった。

 

時刻はすでに18時過ぎ。しかしそう遠くはないはず。日の長い今ならまだ間に合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進入していくと、

数十mは轍があったりするが、

 

 

 

 

 

 

 

 

その先すぐに

ガチな廃道になる。

 

 

 

 

 

 

 

ここには、2010年3月20日に来たことがある。これは当時の写真。

ガードレール誕生以前の古めかしい柵。

 

 

 

 

 

 

 

そして路外には

どこか中国奥地めいた、美しい熊野川の流れ(この写真は2017年のもの)

 

いい雰囲気やな~と思いながら引き返したのだった。まさかこの先にアレがあるなどとは知らずに。以来7年、ようやく忘れ物を回収に来た次第だ。

 

 

 

 

 

 

いや、2010年当時もそうだったのだが、

いきなりのガチ廃道で全く先がうかがえないのよ。

 

逆に言えば、藪がなければたぶん見えていたかもしれない。その程度の距離だと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

しばし進むと、

こんなとこにもやはりあった蜂洞。マジで誰が設置してるんだろう(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして道路状況は、

さらに悪化…。「道路状況」って言葉自体がちゃんちゃらおかしい(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

路盤は1.5車線程度はありそうなのだが、山側からの崩落でほぼ全埋まり。

歩けるのは、路肩の川べりギリギリのこのわずかな隙間のみ。

 

地味に危険だ。駒止めを鑑賞しながら歩いたりしたらダメ、ゼッタイ(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

なにしろ、

コレモンだからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ忌々しいことに、

確かによそ見したくなるんだな、ここの絶景(笑)。

 

見るのはいいけど、歩きながらはやめようね。

 

 

 

 

 

 

 

足元に集中していたが、ふと前方を見ると…

…ハッ!

 

見えた、見えたよ、「忘れ物」が。

 

 

 

 

 

 

気が逸るが、最後にひときわヤバイのが、ここ。

路肩の断崖、ほぼ無余地を厳しい体勢ですり抜けないといけないので、要注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真は振り向いての撮影。おもむろに向き直れば…

…お会いできましたね、ようやく。

 

 

 

 

 

【次回】に続く。