【2020年3月22日追記あり】
2018年10月26日、悲報転じて北陸遠征・初日。この日のネタで記事にしているのは、朝方の橋立隧道(仮)、日没間近の平三郎茶屋冬期歩廊、愛本橋近くの謎タワー。
今宵ご紹介するのは橋立隧道のおよそ1時間半後、移動の通りすがりに見つけてしまった物件。
国道8号の橋を渡りながらけしからんもの(笑)を発見してしまって、
渡ってすぐの左折路に緊急停車。
アレは~、
まさに~、
廃橋。しかもコンクリート製開腹アーチ。これは看過できませんぞ~!
現道との位置関係はこんな感じ。
以前はまっすぐ渡河して右折していたのを線形改良したことにより御役御免となったものだろう。
つうことで、これは国道の旧道と見て差し支えなさそうだ。地図コチラ。
こう見えて、
橋に正対している。いやいやいや…(笑)。
親柱とか気になるところだが、
いやいやいやいや…(笑)。
ちなみに上の写真は、向かって左の親柱がありそうなあたりを撮ったものだが、
掻き分けてみると、果たして…
あった(笑)。
しかし、
文字情報がなかなか見えんぞ…ええいめんどくさい(笑)。
完全に激藪の底に潜り込んで得た情報は、
「昭和十六年十月」の文字。以下は埋没して見えないが、お誕生日と見て間違いないだろう(架け替えかもしれないが)。
【2020年3月22日追記】
「十月」でなく「昭和十六年十一月」でした。ある方より証拠写真をいただきましたので訂正します。ありがとうございました!
ちなみに右側にも潜り込んで見たが、
文字情報のない、よくわからないコンクリ塊があった。親柱のなれの果て?あるいは倒れてるのか?
アーチ橋だけに下に降りて鑑賞したかったのだが、こんだけの激藪があるともはや状況が全然わからないので、取り付くことさえできず。仕方ない。
橋上では、
アスファルトも残っていて、最低限の旧国道っぽさを主張。
で、これが
旧橋から現橋を望む、の図。
渡りきって正対。
植生のせいで、どこまでが橋なのかさえも判然としなかった。
そしてこちらでは、どっち側にも親柱はなかった。谷底に落っこちたのだろうか。つうことでお名前は判明せず。ならば、現道橋に答えを求めるしかないな。
現道との境目は、
一本のガードレールで画されていた。
つうわけで、
こちら現道の橋。なるほど、素晴らしく線形改良されたものだ(笑)。
そして、求める答えもすぐに提示してくれた。
「風波川橋」。オッケーイ。では先ほどの旧橋は、98%の確率で同じ名前に違いない。
それにしても風波、か。この厳しい場所に相応しい名前の川だ。名は体を表す…いや、なんか違うか。
そして現橋は驚いたことに、
わたくしよりも年長だった。ちょうど一年先輩だ(笑)。
そんなに古そうに見えなかったが、そうらしい。ということは、旧橋は一線を退いてすでに50年以上か。これもそこまでとは思ってなかった。
この、ちょっとユニークな新旧の位置関係。
降りられなかったことだけが心残りだったが、楽しめた。
以上。