特に何とも絡めずにシンプルな音楽ネタを。タイトルを見てピンとキタ方は、なかなかですな(笑)。
我が青春のバンドのひとつ、NIGHT RANGER。アメリカはサンフランシスコ出身のバンドであります。
ジェフ・ワトソン(G)、ブラッド・ギルス(G、Vo)、アラン・“フィッツ”ジェラルド(Key)、ジャック・ブレイズ(Vo、B)、ケリー・キーギィ(Vo、Ds)という5人組で、リズム隊の二人がメインヴォーカル、ギターの二人はいずれもバカテクのソロイストタイプという非常に珍しい編成のバンドであります。リズム隊が歌ってるの、知ってました?
で、1982年に発表した1stアルバム「DAWN PATROL」の邦題が「緊急指令NR」だったのですな(笑)。実は活動休止(解散?)を経て、現在も活動中なのだとか(知らんかった…)。
そんな現役のバンドに対して甚だ失礼ではあるけれど、彼らについてはまず最初の三枚のアルバムを聴いておけばまずオッケーなのかなと。特に1st、2ndはマストであります。懐かしさに涙ちょちょ切れる(絶死語)おっさん、おばはんもいらっしゃるかと…(笑)。
まずはなんといってもこれ、1stの冒頭を飾るいきなりのスマッシュヒット、“Don't Tell Me You Love me”。邦題はなぜか「炎の彼方」。意味不明(笑)。
疾走感のあるカラッとしたハードロック・サウンドに、切れ味鋭いギター。間違いなくわたくしがハードロックにのめりこんでいくきっかけとなった曲の一つだと思いますな。わたくし的に、アメリカン・ハードロックの一つの理想形です。
1stからもう一曲選ぶとすれば、あえてのこれ。ラストナンバーかつバンド名を冠した“Night Ranger”。
本作中で異彩を放つ、クールなテイスト…かと思いきや、中間部のブレイクをはさんで突然の疾走。細かい刻みのギターリフが気持ちよくカッコいいのですよね~。で、最後はまたスローダウンして終わるという…。
ダークなこの曲にバンド名を冠したところに、彼らのハードロックバンドとしての矜持を感じるのは、穿った見方でしょうかね?
で、1983年にリリースされた2ndアルバム「MIDNIGHT MADNESS」。一応彼らの代表作を一枚選ぶならコレになるのかな。
で、実はこの記事を書こうと思ったのは、この曲“When You Close your eyes”が無性に聴きたくなってYou Tubeで聴き、そっから脳内ループが止まらなくなったからでして(笑)。
聴くたびにキューン!となるんですよねえ、この曲(笑)。この曲の歌詞のような思い出の一つや二つ、皆様もおありでは?わたくしの甘酸っぱい系好きの、これまた原点の一つかも。
でも…「瞳を閉じれば 今も俺のことを夢に見るかい?」なんてのは男の幻想ですな。すべからく、女性はもっとずっとドライですからね…(笑)。
そして、2ndといえばやはりこれは外せない。冒頭を飾る名曲“(You Can Still) Rock In America”。
いつ聴いてもテンション上がる~。ジェフ・ワトソンの8フィンガー奏法のソロ、当時の文化祭でギターの上手いやつがこぞって挑戦したという伝説がありますよねえ…知らんけど(笑)。
最後に、85年リリースの3rdアルバム「SEVEN WISHES」のラストを飾る“Goodbye”。文字どおり(笑)。
確かこのアルバム、商業的には一番成功した作品だったと思うんですが、個人的には1st、2ndには及ばないという評価でして。決して悪くはないんですけどね。でもそんな中でこの曲に関しては掛け値なしの名曲だと思いました。
まあ、2ndの“Sister Christian”やこの曲のヒットで、すっかりバラード・バンド扱いされてしまったのがケチのつき始めだったんですけどね…(苦笑)。
最後に、左から順に
1st、2nd、3rd。4thはカセットテープがあったけど処分しちゃいました(笑)。
彼ら何度か来日してたのに、なぜか一度も行かなかったなあ。めっちゃ好きやったのに。タイミングが合わなかったんだろか。
ハイッ!というわけでね!
知ってる方には懐かしく、知らない方にはぜひ新たに聴いてみていただきたい、NIGHT RANGERでございました~。