幸橋(さいはひはし)(滋賀県犬上郡多賀町佐目) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2009年12月6日に訪れた、佐目トンネル旧道。滋賀県内ではR303寒風トンネル旧廃道と並ぶ、国道旧廃道を堪能できるスポットで、いつかは記事にする予定(ホンマか?ホンマです。)ですが、その際に見つけた珍物件をご紹介。ちなみにこの4時間チョイ前に行ったのが不二瀧門
 
 
さて、場所はコチラ。
 
 
 
 
いきなりですが、これがその物件。
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地味にレアな門型ラーメンの橋なんだけども、ポイントはそこではないの。
 
 
 
 
 
 
親柱がなくなって、欄干ひしゃげてる。
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けど、ポイントはそこではないの。
 
 
 
 
 
…。欄干がトラロープで、親柱と結ばれてるけど(泣)
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でもでも、ポイントはそこではないのよ。
 
 
 
 
 
 
 
「幸橋」。こんなブッ潰れかけたやさぐれ橋には似つかわしくない名前ではないですか。
でもでもでも、ポイントはそこではないのよ(もうええちゅうねん)。
 
よく見ると、橋名の銘板の右上に、もう1枚銘板があるのですが、まさにそこがポイント!アップで撮ってなくて申し訳ないけど、よく見てほしい。
 
「高松宮妃殿下御染筆」
 
 
 
親柱の文字を妃殿下がお書きになったという意味なんでしょうが、橋の親柱でこういうのは未だにココでしか見たことがないです。隧道の扁額だとちょくちょく名のあるかたによる揮耄が見られますがね~。
 
 
 
この橋は、滋賀鉱産という会社の多賀鉱山へと続く橋。実際の地権境界は定かでないですが、完全な公道の橋とは言えない立地。この会社と妃殿下には何らか関わりがあったのでしょうか…。
調べてみようと検索したら、ワイワイマップ時代の自分の記事が出てきました(爆)。てわけで、詳細は不明なのですがね。
 
 
 
実際にすべて妃殿下の書かれた文字だとしたら、まあ達筆ですな~。感嘆。
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こっち方面もこれ以来行ってないので、撮り直しにいきたいな~。
 
 
 
 
以上、橋の名前と、親柱の揮耄と、やさぐれたビジュアルのバランスが全く取れていない珍物件でした。