太田橋 【前篇】(長野県下伊那郡根羽村) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2012年11月4日、奥三河方面遠征に乗じて愛知、岐阜にまたがったあたりを徘徊。これまで記事にしたのは木之實隧道前橋
 
その流れで、足を踏み入れた長野県最南部。そこで見つけたのが、今回ご紹介する物件でございます。
 
場所はコチラ
 
 
 
地図で見てニオイを感じ、来てみた橋。見た瞬間気に入った。これは好みだわ~。しかし車を停めるところがないので、とりあえず渡ってしまい、スペースを見つけて停車。
 
 
そこから振り返ったのが、
 
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予告篇で使ったこのシーン。
 
橋もさることながら、目を引いたのは手前にあるもの。…わかります?
 
 
 
 
何とも立派な
 
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架橋記念碑。しかも二基も!
 
もちろんじっくり観察したのだが、記事上では後回しにする(笑)。やっぱまずは橋をね!
 
 
 
ご覧あれ、
 
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この独特なフォルム!
 
ゴツくてマッシヴな、なかなか見ないタイプの橋。サイドから見るとその異形が顕わになるのだが、それは後ほど。
 
 
 
 
まずは正対。
 
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うむ、好みだ。間違いない!
 
 
過去何度か書いてるが、たま~に巡り合うこういうブ厚くてゴツくて開口部のないコンクリート欄干、個人的に偏愛しておりまして…(笑)。
 
この手の橋で以前こんなのを記事にしたりもしてるが、けっこうレアなのよね~。
 
右端になんか写り込んでるのも今はスルーしまして(笑)。
 
 
左の親柱には
 
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「おゝたはし」。
 
お名前のかな表記。実際は架橋記念碑で名前ははわかってたのだが(笑)。
 
 
 
右の親柱は
 
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「根羽川」。河川名だった。
 
この手の銘板、おそらく一種の陶製だと思うのだが、しばし割れてしまって欠損してたり、あるいは書かれた文字が薄まって判読できなかったりする。
 
そんな問題児(笑)なのだが、ここのはなんとか判読可能そうだ~。
 
 
 
さ、それではサイドビューをご覧に入れる。
 
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うーむ、伝わらんか?
橋台と一体となった桁。これは「門型ラーメン橋」ってやつだ!
 
コレも以前にこんなのを記事にしてるが、要は橋台と主桁・橋脚が、支承を用いず一体化(剛結合)されている型式をラーメン橋と呼ぶ。
 
ちなみにここでのラーメンはドイツ語、決して醤油とか味噌とか脊脂とか、そうゆうのは関係ないのである(爆)。
 
 
 
では…
 
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対岸へ参ろう。
 
 
 
 
 
【後篇】に続く。