ちなみに、前夜は「道の駅上矢作 ラフォーレ福寿の里」で車中泊。11月上旬ながらも、伊勢神隧道通過時点で気温表示は1度!確実に夜半には氷点下まで下がっていたはず。寒かったあ~!
そして、夜明けとともに始動。最初のターゲットに向けて国道257号線を北上し…
新木の実トンネル・上矢作側坑口。延長1350mのこのトンネルを抜け…
折り返して旧道に入る。さよう、最初のターゲットは、先ほどのトンネルの旧隧道なのであった。
だが、昨日の記事のように、のっけからハードコアなダート。
いやぁ~やめて~。
…と思ったら、ほどなく舗装路へ合流。ホッとした~。
いやいや、ナビの言うこと聞いてると、往々にしてあるパターンやな~(笑)。
とは言え、
依然として心細い、わたくし好み(笑)の道が続く。
さぞや酷道だったに違いないな~、と味わいながら、のんびり進むこと7分…
出 た 。
しっかりした掘割、思いのほか広い道幅と、3.2mの高さ制限標識。雰囲気はまずまずだ。
場所はコチラ。
車を停めて接近。
一応通行止めの意思は見えども…
やる気のない封鎖。
進入禁止とは書かれていない。よって、空気も読まないよ(笑)。
岩村側の坑口。
右側から土砂が流れていて、多少の堆積が見られる。コンクリート製のシンプルなポータルは、昭和の前半くらいのものか?そもそも扁額は
…って、ちっさ!!
ズーム、ズームっと…
「口村岩道隧實之木
日十三月八年六和昭」
「岩村口」とキタもんだ!こういう表記は初めて見たなあ。しかもこの必要以上に小さな扁額。なんか変わった隧道やな~見た目と裏腹に。
しかし昭和六年とは、思ったより古い隧道だった。
右側の土砂のおかげで
ちょっと水が溜まっている。水没ってほどでもないが、半ば廃状態のこの隧道を象徴する場面だ。
こういう生きてんのか死んでんのかわからん隧道、時々あるよね~。個人的に「リビングデッド隧道」と呼んでる類いのやつ(笑)。
しかしこれは…
なかなかに香ばしい。
無照明かよ…。いや、今や消灯されてしまってるだけなのか?壁面にはわずかながらも、低脳の猿人による壁画が。
さて…
では、抜けますか~。
【後篇】に続く。