ここ、三重県道34号七色峡線・新大峪(しんおおさこ)トンネル西側坑門の手前。
目前にはあからさまな旧道分岐が見える。
現在位置はコチラ。
実はここ、2回目のチャレンジ、いわゆるリベンジである。
最初に来たのは2010年12月27日、鳥越隧道アタック前にやって来たのだが、その時は
チェーン封鎖。むぅーん。
旧道上には土砂や落葉が散乱し、どう見ても日常的に使われている様子がない。なによりチェーン封鎖されているという事実。地図には普通に載ってるけど、こりゃどうも廃道化してるのか…?
ココから旧道を辿ってアレまでは、けっこうな距離がある。鳥越アタックが最優先事項だったこの日は、残念ながらあきらめた。
だが…あれから3年3ヶ月後のこの日には、
なぜかチェーン、オープ~ン!
なぜかは知らねど、絶好のチャア~ンス♫
とか言いつつも、実は…正直、ちょっとばかしビビっていた。
なにぶんお腹の弱い我がノートさんのこと、3年3ヶ月前の時点でけっこうスパイシーな香りを発散していたこの旧道、果たして通れるのか?見える範囲ではなんとか行けそうだが…。
まあ、行くけどね(笑)。
(けどこの予感、最後には…)
この西側旧道は、なんとか普通車でも走破できた。が、写真からは伝わらないかもしれないが、ヤメといたほうが無難だ(笑)。
けっこう距離が長いし、舗装が荒れてダート同然になっているところ、デカイ穴ぼこが開いてるところ、デカイ枝が道の真ん中に落ちてたりとか。
まあこの趣味をやってれば想定内のことばかりではあるが、さらにこの時は強い日差しで路面が暗く翳ってよく見えず、何度かキモを冷やした(汗)。
そして、旧道進入から11分。
ついに、「アレ」が。
三重県道34号七色峡線旧道・大峪(おおさこ)隧道、西側坑口。
大して面白みのないコンクリトンネルではあるが、それなりのオーラをまといつつある。ナチュラルに落石がゴロゴロしてるのが恐ろしい…。
扁額。
特に揮毫者の名前などはなさそう。
で、ポータル右側には銘板が
あったんだけども…
読めません(笑)。
まあ結果的に反対側にもあったので、改めてそっちで。
で、実は坑口右側にあるのだ。昨日お見せした
このお方が。
まったくもって、いったいどういう状況なんだろうか。やっぱ谷底から引き上げたかなあ…。
他に誰もいない、たった一人で隧道と向き合う時間。
いや、何度やってもいいものですなあ…。
さて、では…
通り抜けるとする。
【後篇】に続く。