大峪隧道 (廃?) 【前篇】 (三重県熊野市神川町長原~井戸町) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
念願の父ヶ谷アタックを明日に控えた2014年3月8日。小井隧道再訪、むしおくりはしを経て、久々にやってきたのは…。
 
 
 
 
ここ、三重県道34号七色峡線・新大峪(しんおおさこ)トンネル西側坑門の手前。
目前にはあからさまな旧道分岐が見える。
 
2bcee504.jpg
 
 

この旧道に…アレが存在している。アレとは、拙ブログにわざわざ来てくださる方にはおわかりのアレですよ(笑)。
 
 
 
 
現在位置はコチラ。
 
 
 
 
実はここ、2回目のチャレンジ、いわゆるリベンジである。
 
 
最初に来たのは2010年12月27日、鳥越隧道アタック前にやって来たのだが、その時は
 
8731cd1a.jpg
 
 
 
チェーン封鎖。むぅーん。
 
 
旧道上には土砂や落葉が散乱し、どう見ても日常的に使われている様子がない。なによりチェーン封鎖されているという事実。地図には普通に載ってるけど、こりゃどうも廃道化してるのか…?
 
ココから旧道を辿ってアレまでは、けっこうな距離がある。鳥越アタックが最優先事項だったこの日は、残念ながらあきらめた。
 
 
 
だが…あれから3年3ヶ月後のこの日には、
 
7f87da2f.jpg
 
 
 
なぜかチェーン、オープ~ン!
 
なぜかは知らねど、絶好のチャア~ンス♫
 
 
 
とか言いつつも、実は…正直、ちょっとばかしビビっていた。
 
なにぶんお腹の弱い我がノートさんのこと、3年3ヶ月前の時点でけっこうスパイシーな香りを発散していたこの旧道、果たして通れるのか?見える範囲ではなんとか行けそうだが…。
 
 
 
 
 
まあ、行くけどね(笑)。
 
(けどこの予感、最後には…)
 
 
4c49ca47.jpg
 
 
 
 
 
 
bfadcf19.jpg
 
 
 
 
 
 
c1c9fa3d.jpg
 
 
 
 
 
 
a93bda52.jpg
 
 
 
この西側旧道は、なんとか普通車でも走破できた。が、写真からは伝わらないかもしれないが、ヤメといたほうが無難だ(笑)。
 
けっこう距離が長いし、舗装が荒れてダート同然になっているところ、デカイ穴ぼこが開いてるところ、デカイ枝が道の真ん中に落ちてたりとか。
まあこの趣味をやってれば想定内のことばかりではあるが、さらにこの時は強い日差しで路面が暗く翳ってよく見えず、何度かキモを冷やした(汗)。
 
 
 
そして、旧道進入から11分。
 
 
 
 
ついに、「アレ」が。
 
 
160918d5.jpg
 
 
 
三重県道34号七色峡線旧道・大峪(おおさこ)隧道、西側坑口。
 
大して面白みのないコンクリトンネルではあるが、それなりのオーラをまといつつある。ナチュラルに落石がゴロゴロしてるのが恐ろしい…。
 
 
 
 
扁額。
 
1935f056.jpg
 
 
 
特に揮毫者の名前などはなさそう。
 
 
 
 
 
 
で、ポータル右側には銘板が
 
e9c5708f.jpg
 
 
 
あったんだけども…
 
読めません(笑)。
 
まあ結果的に反対側にもあったので、改めてそっちで。
 
 
 
 
 
 
で、実は坑口右側にあるのだ。昨日お見せした
 
91dba75c.jpg
 
 
 
このお方が。
 
まったくもって、いったいどういう状況なんだろうか。やっぱ谷底から引き上げたかなあ…。
 
 
 
 
 
61072a68.jpg
 
 
 
他に誰もいない、たった一人で隧道と向き合う時間。
 
いや、何度やってもいいものですなあ…。
 
 
 
 
 
 
さて、では…
 
8296c17c.jpg
 
 
 
通り抜けるとする。
 
 
 
 
 
 
【後篇】に続く。