【前篇】より続く。
それでは、お邪魔致します。
一応、場所はコチラ。
現道からなかなか遠いでしょ~?てか、改めて地図を見ると、西側坑口じゃなくて北側ですな。
洞内を望むと、
氷の破片が目につく。
その正体は、お約束の
氷柱(つらら)。
洞内随所で氷柱を鑑賞しつつ…
南側へ。
やはり日照の加減か、こちら側は擁壁への苔の付着も少なく、全体的に明るい感じがする。
隧道上の崩れた土留め、無造作に転がる巨大な枯れ枝が、廃感を高めている。実際のところ、ここって廃隧道なんだろうか?
こちらも坑口右側に銘板が。
それもうまい具合に、この上なく読み取りやすい状態で(笑)。そこには
昭和丗一年七月丗一日竣工
延長二六五米
施行者 三重県林務部
請負者 北村組
とある。
施行者って珍しい表記な気がするが、それより珍しいのは、「三十」を表す「丗」の文字。
橋の親柱でたま~に見かける、「二十」を表す「廿」の文字。だが、それよりはるかにレアなこの「丗」、わたくしの経験値において橋で見たのもほんの数回、こと隧道では初めてかも。
かつて伊豆の某隧道で「明治卅一年」という微妙に違う文字を見たことはあったが…。あ、記事にはまだしておりません(笑)。
改めて、引きで
大峪隧道、南側坑口。
こうして見ると、荒涼たる雰囲気ですなあ…。てか、写真の水平取れてませんな…相変わらず…。
はい、隧道については以上。だが~。
もう1回だけ続け、オプションをお送りする。
しかし怖かった…。
あ、コレは怖いヤツじゃないです(笑)。
【南側旧道篇】に続く。