【大峪隧道後篇】より続く。
前回はチェーン封鎖されていたのがたまたま今回ノーガードだったために訪ねることができた大峪隧道。
トンネルは堪能したが、あの悪路をまた戻るのも能がない。どうせならこのまま旧道を辿って、現道まで抜けてやろう・・・と考えるのが人情ってもんでしょ? ねえ(笑)。
トンネルは堪能したが、あの悪路をまた戻るのも能がない。どうせならこのまま旧道を辿って、現道まで抜けてやろう・・・と考えるのが人情ってもんでしょ? ねえ(笑)。
というわけで、隧道南側の旧道へとノートさんを進めたのだが・・・
のっけから高っ!
まあ峠のてっぺん辺りにいるんやから当たり前なんだけども、樹木が払われているために見晴らしが超イイのであった。
まあ峠のてっぺん辺りにいるんやから当たり前なんだけども、樹木が払われているために見晴らしが超イイのであった。
コチラ南側旧道も、状況は思わしくない。
けど、慣れの問題なのか実際そうなのか、
じゃっかん北側旧道よりはマシな気がした。
のだが…
錯覚でした(汗)。コレって、アカンやつでしょ…。
ちょっとした洗掘に見えた溝状の窪み。実は路肩崩落3秒前の、盛大なるクラックだった。うっかり車で乗っかっちゃったら…。
いやまあ実際には即崩れないかもしれんが、相当イヤだ。
コレは、アカンかも…。がぜん緊張感が増した矢先…
あのゆるい左コーナーの向こう…イヤに明るい…(汗)
ウッ…
反射的に、アクセルを開けて突破した。よって、写真なんぞ撮らなかったのだが、
突破してから振り返ってみると…
あかんアカン阿寒。
見なかったよ見なかった。わたくしは何も見なかった。
崩落した路肩の下がオーバーハングぎみに切れ落ちてるとか、絶対に見なかった。
そんなんイヤや~。高すぎる~。
高すぎるよ~(瀧汗)
ビックリするほどはるか眼下に、これから通るであろうこの先の旧道が細~く見えている。
だが結果的に、
あの道を通ることはなかった。
そこからほどなく。
極めて険阻な切り通しを抜けた、その先だった。
糸冬
了のお知らせ。
事前警告のひとつすらなく、安いAバリいっちょでわたくしを止めるというのか?
そこはもう、
阿鼻叫喚の惨状だった。
右コーナー部分、おそらくはごく小さな谷筋があったのだろうが、
上の斜面からドドっと流れてしまったようで、路盤がゴッソリとイカれてしまっている。
崩落の、その向こう側。
通り抜けのかなわなかった旧道が…。
うあああ~…
ざん~ねん!!
大崩落地点はこのあたり。
まあとにかく。
旧道はココで強制終了。引き返さざるを得なくなった。
ああ、もちろんココで転回したさ(笑)。まあちっさい車なんで、2回も切り返せば事足りるので、助かった。なにしろ、ココも路肩はけっこうヤバかったのでね…。
ひとつ救いだったのは、木が茂っていてさほど高度感が感じられない場所だったこと。さっきみたいな場所だったら…
…って。
さっきみたいな場所って。
そう、引き返さねばならないということは、すなわち「あの場所」をまた通らねばならないということ。
行きはよくわからないままに勢いで突っ切ったが、その後で見てしまったからには…
いやああ~。
参考に、もう一回(笑)。
いやあああ!!
けど、怖かろうがなんだろうが、
通らなきゃあ
帰れまへんのDEATH。
この写真を撮った一瞬後、息を止めるような感じで一気に突破した。この区間のみけっこうな速度で。とてもこんなとこをジワジワ進む根性なんぞない。コンマ1秒でも早く抜けてしまいたかった。
それにしても謎なのは…そもそもなんで、チェーン封鎖が解かれていたんだろうか?まったく作業車や作業しているような場所もなかったし…。
というわけでこの記事、
【まとめ】
・無茶をしてイイことなぞ何もない。くれぐれも無茶は禁物。
・罠を見分ける嗅覚が必要です。
という記事なんでありました(笑)。
最後に、おまけ。
あの最恐区間をクリアしてしばらく後のところから、隧道を抜けるまでの動画です。相変わらず画質極悪ですが、ご笑覧くださいまし。
以上、完結。