新川橋 (愛知県碧南市新川町~道場山町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2日間にわたる煉瓦祭り@愛知の2日目、2014年11月16日。
 
この日のネタで記事にしてるのは、硯川橋梁白川立切鉢地坂隧道トラス能舞台などだが、今宵ご紹介するのは、トラス能舞台を後にして18分後、日没間近に出会った橋。
 
 
遠目にも、その異形は明らかだった。タメなしでどうぞ。
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なんだこれ。
 
橋の上に覆いかぶさる、へんてこりんな構造物。ホワ~イ?
 
上の写真は南から見ている。
 
 
 
向かって右の親柱にはお誕生日。
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「平成九年十二月竣工」。当然というか、新しい橋だった。
 
 
 
 
そちら側からの、サイドアングル。
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うーーむ。不条理。
 
改めて気づいたけど、例の物体は橋の中央じゃなく北詰に近いあたりに位置している。アレの荷重は北側のスパンだけに懸かっているわけで、強度とか構造計算とか複雑にならないのだろうか?
 
 
 
で、もう片方の親柱にはお名前。
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「しんかわばし」。
 
その通り、川の名前が新川なら、北側の町名も新川町。つまりはランドマークとして重要な橋であるということ。江戸時代から、この位置には橋が架かっていたという。
 
 
例の物体が強烈に主張しはするが、
 
もうひとつこの橋の特筆ポイント、それは、
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激しくスネーキングする、下流側欄干。
 
 
 
 
この2大特異点をまとめると、
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この景になる。
 
こうして見ると、上流側の欄干はストレート。橋の守備範囲も広いわたくし(笑)、近代の橋でも、こういう遊びのある橋は「嫌いじゃない」と言わざるを得ない(笑)。
 
 
 
やはり気になる、
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コイツ。
 
結局のところコレは、風を受けてはらんだ帆を模したものらしい。要は単なる装飾であり、橋の機能には何ら関係ない。
 
 
 
わたくしみたいな橋梁趣味者としては面白いが、
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「こんなもん、金の無駄遣いだ!」
 
…みたいな声はなかったんだろうか?ヘンなとこが気になった。
 
 
 
 
いや~、しかし…
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この橋の設計は有名な建築家?らしいのだが、
 
 
 
 
確かに橋屋さんには
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この発想はないやろうな~。
 
 
 
 
こことか、まるで
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型式は全然違うものの、あやとり橋のあるポイントを彷彿とさせる。
 
 
 
 
いやはや、
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コレ設計した人、変態確定ですな(笑)。
 
 
 
 
 
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この橋で遊んでる内に、陽は落ちていった。
 
 
そして目にした、
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この橋の、夜の姿。
 
あの帆、夜には灯りがともるのか。そうきたか~。たまたまこの時間に来れて良かった。また全然印象が違うじゃないの。
 
 
 
 
コレとか、
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けっこうお気に入り。
 
 
 
 
結局30分以上、このあたりでウロウロ。
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堪能した。
 
 
この後はまっすぐ帰宅。こっからはるばる滋賀まで、下道で4時間半かかった。
 
 
 
以上、完結。