「暮らしをともにつくる小さな工務店」つみき設計施工社代表ブログ -132ページ目

高松、小豆島、京都4



・ 小豆島を去り、京都へ

小豆島での宿泊は、いつも「ライハのツボ」という宿を利用させていただいています。というよりは、ライハのツボに宿泊して、オーナーに会うために小豆島に再度来てしまいます。ライハとはライダーハウスの略語だそうですが、宿は、森の中のとっても素敵なログハウスです。

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 ちなみに宿代は素泊まり1000円。
はじめ、こんな素敵なら、もっと高くしてもいいのに、とわたしは思いました。
でもオーナーと話すことで、その中で、お客様ひとりひとりに、どれだけ満足を提供できるか、素敵な時間を共有できるかを真剣に考えて毎日を過ごしていらっしゃるオーナーの姿勢を知りました。

「毎日幸せです」

オーナーは、宿に着くなり、目をきらきらさせて、わたしに話してくれました。


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ちなみにバイクは、土庄港近くの、「石井サイクル」さんというところでレンタルすることもできます。
普段バイク乗りじゃない方も、小豆島ではだれでもライダーになれます。(免許さえあれば)



・ 民族の話

 素敵なオーナーのもとには、素敵なひとたちが集まります。これからおじいちゃんのお見舞いに行くライダー、京都で看護士をされている男性6名チーム。そして、沖縄から日本一周をもうすぐ終えようとしている61歳のお父さん。
 このお父さん、沖縄生まれで、「琉球民族」というアイデンティティを抱えながら、日本国という国境内の中で生きていく思いや葛藤を、自らの体験の事実として、お父さん自身が持つ感情として、静かに強く、話して下さいました。国という概念とは別のレベルで、歴史的事実や感情として確かに存在する「民族」という概念を、生まれて初めて人の感情として理解することができたように思います。私自身もう少し勉強してから、またお話しさせてください。


「いちゃりばちょーれ」
最後に素敵な言葉をくださいました。一度会ったら皆兄弟、という意味だそうです。

またお会いしたいです。



高松、小豆島、京都3


・ 瀬戸内海芸術祭 / 声なき人々の声

瀬戸内海芸術祭の小豆島のアートです。

棚田に立つ数百本の竹。
一本一本の竹に穴が空けられており、風が吹くと、ヒューっと音がなります。



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過疎化の進む小豆島。その場所には、昔、人の声やにぎわいがもっとあったのかもしれません。

その豊かな風景や人々の様子を喚起する言葉と、音。

それを示すタイトルが、また素敵です。『声なき人々の声 / voices from disappeared people』



・豊かな感覚がふくらむきっかけとなるもの


単純な言葉や、香り、さわりごこち、吸う空気。
ひとつの知覚がきっかけとなって、瞬時にあらゆる感覚が体中を包みこむような瞬間があります。


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写真:芸術祭カフェでのお弁当についてきたなつかしい麦茶入れ

それは、古びた木のにおいとともに、体の周りに立ち上がる、おばあちゃんちの中にいる空気だったり、
野菜のみそ汁をすすった瞬間に体中を包む、朝の実家の雰囲気だったり、
潮の香りを感じた瞬間に頭の中を覆い尽くす、瀬戸内海の風景だったり、
麦茶の香ばしさを味わった瞬間に浮かぶ、夏の風景だったり、

それは、ひとそれぞれ固有にあるものだと思います。

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写真:古民家を改修した芸術祭カフェの中


いいものやいい家は、この感覚がたくさんつまっているとわたしたちは考えます。
家やものから得られるたくさんの豊かな感覚は、家やものに、使い手や住まい手にとってのかけがいのない固有の価値を生みます。

だから、わたしたちは、「ともにつくる」のだと、考えています。
そのことを再確認できた、瀬戸内海芸術祭でした。



・事務所にて

 事務所では、月末の打ち合わせに向けて、提案資料の作成を行っています。その内、都内の住宅の改修計画では、お施主様自身も施工のお手伝いの一部に参加することを希望され、住まい手とつくり手が一緒になって家づくりを行う計画を徐々に作成していきます。共に家づくりを考え、楽しみ、お互いが大きな充実感を得られる、改修計画、施工を行って参ります。

それでは、また。


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高松、小豆島、京都2


・三度目の小豆島

久々の休暇、アウトドアな報告です。時速40km、小豆島一周ツーリングをしました。
岬の坂のカーブを抜けると広がる瀬戸内海の景色と、そのまま海の上に向かって走っていくような感覚。
単純な道なりを走るごとに、潮のにおい、田んぼのにおい、そして醤油のにおいがしました。


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・ヤマロク醤油

醤油のにおいの先には、創業年があまりに古くて不明だというヤマロク醤油の蔵。
ここの醤油、4年前にも購入して、母親がつくってくれた炊き込みご飯が、驚きの美味でした。
今回は、自分用と家族用と、相良さんご家族用を購入。
また炊き込みご飯たべたいなー。


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・瀬戸内海芸術祭のおみやげ

芸術祭に際してデザインされた、うどんのパッケージ、素敵でした。うどんの乾麺が、素敵なプレゼントに。
黒柳潤さんという方のデザインだそうで、商品名は、「さぬきの夢」。
何だか人に贈りたくなります。

十日町のトリエンナーレの時のお土産パッケージも、とても素敵だったのを思い出します。


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「芸術祭がはじまってから、普段人が訪れることのない場所に、たくさんの人がきてくれる。」


島の地元民の方がおっしゃっていました。
小豆島の瀬戸内海芸術祭は、小豆島にむかしからある風景や材料を基調としています。
すでにある日常的なものや風景も、見方を変えることで、こんな魅力的な場所になるんだ、と感じさせられます。
私が生まれ育った瀬戸内海も、こんなに美しい場所なんだと、改めて感じられる日でした。


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芸術祭で出会ったアートの数々のことは、また次回に。ちなみに、Dadang Christantoの『voices from disappeared people/ 声なき人々の声』という作品が気になっています。




今晩は、たくさんの人たちと囲む鍋が楽しみです。


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