先日の祝日に、このブログテーマの目標である「技術士 衛生工学部門」を受験してきました。受験しての所感を書きたいと思います。

 

受験は、他の複数部門と合同の部屋でした・・・。受験者がとにかく少ない。

 

衛生工学部門の内訳は

 

水質1名

 

廃棄物30名程度

 

建築物環境衛生15名程度

 

ビル管と同様に、全員男でハゲと加齢臭の集団・・・。たぶん40代~50代で構成。たまに30代かなという受験生がいる程度。

 

なので、ブログ・Twitter等で技術士衛生工学部門、とくに建築物環境衛生管理関連のSNS情報発信が少ないのは当然かなと納得。明らかにデジタル使いこなせなさそうな「おっさん」ばかり。技術士衛生工学部門のデジタル情報が恐ろしいほど巷のサイバー空間で少ない理由が・・・。

 

技術士第二次試験所感

3110 技術士衛生工学部門第2次試験受験の所感 その1王道の過去問演習で対応可能でした。

3110 技術士衛生工学部門第2次試験受験の所感 その2問題レベルを上げてきた

 

 

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今回受験して、試験元である技術士会が衛生工学部門(建築物環境衛生管理)において問題レベルを上げてきたと感じる個所がありました。これについて述べたいと思います。

 

選択Ⅲになります。

 

これは建築物環境衛生管理のみになりますのでご注意ください。水質管理、廃棄物・資源循環では、すでに対応済みというか出題対応されています。建築物環境衛生管理においてのみ、今年度から追従したという感じです。

 

選択Ⅲについては、建築物環境衛生管理では以下のようなパターンが令和1年から令和4年では一般的でした。

 

 

(3)(2)で示した解決策に共通した新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

 

対策については、「指定」がされていませんでした。

 

令和5年度からは

 

 

(3)前問(2)で示した解決策に共通した新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。

 

専門技術」というフレーズが加えられるようになりました。

 

試験を受けているときに自分は「専門技術」と指定が新たに加えられたなとすぐに思いました。

 

受験後に他の部門を見てみると、すでに「専門技術」の指定をしているところの方が多いようでした。

 

実際に、水質管理、廃棄物・資源循環では、令和2年度から「専門技術」の指定がされていますし、機械部門の機械設計をいま見ましたが、これも令和2年度から指定しています。

 

そういう意味では、建築物環境衛生管理が他の部門と比べて緩い出題が令和2年~令和4年まで3年間なされていたということかと。

 

技術士会がどのような意図で「専門技術」の指定をしたのか?

 

間違いなく技術士会がこれまで保険をかけていたのだと思います。「専門技術」の指定をしない場合、技術的でないリスクなり対策も評価採点ができる。

 

で、この保険を外した意味は以下のどちらかでしょう。

 

①受験生の質が令和1年の改正後に一定の確保がされるようになったので、採点基準を厳しくした。

②受験生の質の改善は見られないが、他部門との技術士レベルとの整合性より、採点基準を厳しくした。

 

なので、令和5年度の合格率、合格者数である程度判断はできるでしょう。

 

合格率・合格者数が前年と同程度もしくは増加した場合は①

合格率・合格者数が前年と比較して減少した場合は②

 

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〇技術士一次試験対策まとめ

1 技術士試験の概要3010-1

2 勉強期間・スケジュール3010-2

3 総勉強時間3010-3

4 一次対策(専門科目過去問分析)3010-4

5 一次対策(独学勉強方法・過去問演習)3010-5

6 一次対策(テキスト・参考書:基礎科目・適正科目)3010-6

7 一次対策(テキスト・参考書:専門科目)3010-7

8 その他1(保有していると技術士試験に役に立つ資格)3010-8

 

〇技術士二次試験対策まとめ

1技術士二次試験情報収集・勉強方法

2技術士二次試験対策スケジュール(1月スタート)

3技術ノート・技術キーワード

4二次試験論文過去問

5実務経験証明書対策