NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート -26ページ目

ビッグボーイ! わたしは、ビッグガール!

なんのことだ?!と思われてしまうかもしれませんが、とても嬉しいニュースです!

ビッグボーイという、皆さまおなじみのハンバーガーやステーキ専門レストラン全店、238店舗で東ティモールのフェアトレードコーヒーが販売開始になりました!


 

以前もブログでご紹介させていただきましたが、全国規模のレストランチェーン23種類をも傘下に持つゼンショーグループ の皆さんが私たちの活動にご協力をいただいてから、約10ヶ月。現在は、その内の すき家  978店舗、COCO’s  504店舗 、ビッグボーイ  238店舗、合計店舗数 1720店に私たちのお届けしているフェアトレードコーヒーが販売されています。

担当なさっているチームの皆さんのコーヒーに関するプロフェッショナルさ、情熱には圧倒されっぱなしです!!

やはり、このプロジェクトのすごいところは、一部の方にしか認知されていない、購入しようと思ってもなかなか売っていない。など、なかなか多くの人に拡がっていかなかったフェアトレードコーヒーを、日本全国で気軽に飲んでいただける点にあると思います。そんな気軽さを売りにしながらも、飲んでいただければ納得の風味豊かでコクのあるもの。チームの皆さんが「この1杯分の8gのドリップパックに、いかに風味とコクを保つかが勝負なんですよ!」とレテフォホの夜に熱く語ってくださった姿が思い浮かびます。

これは、そのうちプロジェクトXに出ちゃうかもしれません。(この番組再開希望者のひとり。ローカルスタッフの目も気にせず、レテフォホの山に向かって主題歌の中島みゆきを熱唱中。)

みなさん、美味しい食事の後に、東ティモールコーヒーで安らぎの一時をお楽しみください。

ちなみに、モンゴリアンは170センチのビックガールなのです。(くだらない落ちですみません!)

モンゴリアン

預言者 vs コミッショナー

(またまたAyodの話です。)
南スーダンには、「預言者」と呼ばれる人がいるのですが、
Ayodでは、今でもたくさんの預言者が存在しているとか。
(「預言者」というのは、占い師、呪術師、祈祷師といったもの
を全部足したような感じでしょうか。これも世襲制だとか)

実際に、ある村では、豹の毛皮の帽子をかぶり、鼻には画鋲
の大きさの金色のピアスをして、首には宝貝の飾り物をつけ
明らかに一般の村人とはことなる格好をした「預言者」と
会うことができました。

さらに「預言者」にもランクがあり、Ayodでは、私たちの会った
預言者よりもさらに上のランクの「大預言者」もいるのだとか。

コミッショナー曰く、
「預言者といってもいろいろいて、良い方向に住民を導く
預言者もいれば、悪い方向に扇動する輩もいる。」とのこと。
(州の長が「知事」で、郡の長が「コミッショナー」と呼ばれ
ています。Ayodは郡なので、ここで登場するコミッショナーは
そこの長になります。)

さらに、続けて
「ある意味、預言者が内戦の一部を担っていたとも言えるんだ。」
とか。どうしてなのか聞いてみると、
「内戦中、『あの民族を襲わないと、この村に悪いことが
起きる』とかの予言をして、若者たちを戦闘に向かわせたりした
こともよくあったんだ。」とのこと。

で、内戦終了前の和平合意の話し合いが着々と進んでいるころ、
コミッショナーは、事前に和平合意が間近であることを知っていた
のを利用して、ある日、預言者を集めて、
「いつまで内戦が続くか占ってくれ」と訊ねたところ、
「誰も平和が来ると予想した預言者はいなかった!」とか。

そこで、そのことを利用し、数日後に和平合意が結ばれてから、
「お前たちの占いは、デタラメだ!」ということで、
悪質だった「預言者」を何人か逮捕してしまったそうです。
(中には、預言者の象徴(?)の長髪を丸刈りにされて、村人
たちからも、この預言者のパワーは無くなったとみなされる
ような罰を与えたとか。)

コミッショナー曰く、
「伝統的な預言者を全て否定しないが、預言者が法を犯し、
無実の人を扇動し、治安を乱すようなことをするのは許せない。
法の範囲内でいい方向に予言を利用する分はぜんぜん構わないん
だけどねー。」

ここのコミッショナー、なかなかやり手のようです。


では、今日はこの辺で。


ミョウジョウ

萌季屋さん ~散歩のすすめ~

モンゴリアンの趣味のひとつに、散歩、があります。なんとなく過ぎていく毎日ですが、いつも知り尽くしているように思っている町並みも、らんらんらーんと歩いてみると、意外と変化があるものですよね。そんな風に12月の1週間足らずの一時帰国中に、モンゴリアンの弟(彼もかなりモンゴリアン度高いです。)とお昼ご飯がてら6歳より住んでいる大好きな地元を散歩していると!



あれ?!こんなお店あったっけ?という、私の住む街に一軒はあったらいいな、っていう感じのおしゃれで清潔なコーヒーショップが!いそいそと看板を見てみると、ななななんと!東ティモール、それもレテフォホ産のコーヒー豆を扱ってらっしゃるではありませんか!ひゃー!!!!!
でも、でも、こんなことってあるかしら?!と、ちょっと戸惑い、とりあえずお腹を満たして落ち着いてから、もう一度見てみよう、ということにし、

もう一度覘くと、間違いない!っというわけで、突然お店に乱入し、店員さんに声をかけてみました。すると、PWJが販売させていただいている、堀口珈琲さんからご購入いただいているとのこと!

地元で、偶然に、それも駆け足の休暇中に!こんな偶然ってあるんですね。このお店のある道は大通りに面しているわけではなく、昔ながらの商店街の一角。地元の人しかなかなか通らない、ちょっと素敵な界隈。この出会いは神様のプレゼントだと思いました。

店長さんの石井さんは、世界のスペシャリティーコーヒーを扱う自家焙煎会社、堀口珈琲さんで3年半の修行を経て、独立なさってお店を始めたとのこと。東ティモールの評判も上々で、「明日もたくさん注文いただいているんですよ!」「認知度からいって、まだまだブルーマウンテンなどには及びませんが、品質、味ともに引けを取らないと思います。」と嬉しいコメントをくださいました。

コーヒーはもちろん、スイーツやランチセット、そしてコーヒーの美味しい入れ方講座なども開催なさっています。モンゴリアンが伺ったときも、地元のおば様方、家族づれの方などが憩いの場として集ってらっしゃいました。

店長さんから送っていただいたお店の写真を生産者の方やスタッフにも見せたりして、帰国してからも大騒ぎしてしまいました。

モンゴリアンも帰国時には毎回通ってしまう予定です。みなさんも、お近くの方、もしくはたまたまこちらにいらっしゃる際は、ぜひお立ち寄りください。

おっと!モンゴリアンの地元は、千葉県市川市の本八幡駅です。都営新宿線、JR総武線の本八幡駅から約3分、京成線八幡駅からは5分ほどの場所にあります。

住所はこちらです。ぜひ、東ティモールコーヒーをプロの焙煎と淹れ方でご賞味ください!

萌季屋 
千葉県市川市八幡2-7-11
TEL : 047-336-4030
FAX : 047-336-4031
e-mail : moegiyacoffee@snow.ocn.ne.jp


右下にあるのが、東ティモールコーヒーデース!




モンゴリアン

Ayodについて(その2)

(昨日に引き続き、)
さらにAyodがどんなところか(誤解を恐れずに言うと)、
アフリカに行く前に私が、想像していた「アフリカ」の
イメージに結構近いのかもしれません。

まず、野生動物は未だに結構残っていること。
Ayodに行く途中も「象」に出くわすし、村々を調査で移動
しているときも、「象の足跡」に車が嵌ってしまうことも
しばしば。
2週間前の調査のときは(私は行っていないのですが)、
道端に「ヒョウ」が出没。

また、そういう環境のためか、すれ違う男性の村人たちは、
ほとんどみんな「ヤリ」を手にしています。村々の移動の
ために、その地域のチーフにお願いして案内してもらった
のですが、長いヤリを車に持ち込むので、ヤリの先っぽが
うちのスタッフはもちろん、車に積んであるスペアタイヤや
シートに突き刺さらないか、心配で心配で。

村から村の移動は、「藪」を切り開いて進まないといけない
ところがほとんどで、一日にいける村は、せいぜい1箇所
から2箇所。しかも、藪にはトゲトゲのついている植物が
多いので、手足や背中などに、結構トゲが刺さったり・・・。

でも村の女性たちが私たちが着たのを見て、「ハワワワワー」
と奇声を発して大歓迎してくれたり、井戸が来るということを
聞いて、PWJの車が村まで通れるように、必死で藪を切り開いて
いる村人に接すると、ハードな環境も忘れて俄然やる気が
沸いてきたりします。なんとか、村人の期待に応えられるよう
にしないと。


では、今日はこの辺で。

ミョウジョウ

Ayodについて

調査に行ったジョングレイ州のAyod郡。
聞いたところによると人口は約18万人。住んでいる人は、
ボーに住んでいるディンカとは異なり、ヌエルと呼ばれる
人々。

これから難民の帰還が予想されているが、これまで道路状況が
劣悪だったことなどから、和平合意から3年たった今も支援が
あまり行き届いておらず、井戸も郡全部で20本程度しかなかった
とか。

これまでの支援は、陸路での移動が可能な範囲に限られており
ジョングレイ州では州都のボー近郊などに限られていたため、
ボー以外の郡との格差が広がりつつあり、そういった今まで支援が
届いていない地域での活動が今重要になってきているのです。

PWJの事務所のある州都のボーの町からは300Kmも北に位置して
おり、住民もこれまで支援してきた民族と異なるため、言葉や
習慣などなどPWJにとっては新たなチャレンジになりそうです。

今回の調査では改めて、南スーダンの広さと奥深さを痛感しました。
なるべく早くまだ支援の届いていない地域へ活動を広げていけるよう
がんばっていきたいと思います。

では、今日はこの辺で。

ミョウジョウ

北に向かって

大変ご無沙汰しておりました。ミョウジョウです。

「今年もよろしく」と正月に更新して以来、「こにょこにょ」を
すっかり、疎かにしてしまいました。「こにょこにょ」を楽しみに
していた全国約150人のファンの皆様(多いときの1日のアクセス件数)、
すいませんでした。
言い訳をしますと、スーダンに戻る前に東京で風邪を引いてしまったり、
スーダンに戻ってからは、来客の対応などでバタバタしているうちに
今度は、インターネットの調子が悪くなるといった具合で・・・。

でも、今日から心機一転がんばります。

PWJはジョングレイ州の南西に位置するBor郡から事業を開始し、去年から
は、その北のTwic East郡、Duk郡と3つの郡で事業を展開してきましたが、
今年からはさらに北に進み、Ayod(アユッド)という郡でも水事業を展開
することになりました。
(でも、これでもジョングレイ州13郡のうち、まだ4郡なんですよね・・・)

で、先週は井戸建設のための事前調査にAyodに行ってきました。
私もAyodには初めてだったのですが、これがなかなか興味深くて。
個人的にはかなり面白い調査となりました。

明日からは、この調査で得たネタを書こうと思っています。
(ただ、残念ながら、私のデジカメが壊れてしまい、携帯のカメラ
で何枚か写真を撮ったのですが、パソコンへ転送方法が分からない
ので、今回は写真のアップは難しそうです。)

お楽しみに!


では、今日はこの辺で。

ミョウジョウ

愛しい 水の中の世界

夏だ!海だ!

っというのが1年中の東ティモール。モンゴリアンは日本でも旅行でも「何したい?」ときかれれれば、「自然と戯れたい!」といつも応えてしまうくらい、自然好きなのですが、その点、東ティモールの海底の世界は、世界中に胸を張って自慢できる位の素晴らしさ。

日焼けなんて何のその。目の前に広がる自然の神秘を日焼けのためなんかで諦められるか!っと自分の人生の価値観なんかも改めて感じながら、日夜、暇さえあれば海に行っています。平日は8時から仕事が始まるので定時は5時まで。海に面したディリでの仕事の日は、頑張ってお仕事が早めに切り上げられれば、速攻車で海岸線まで飛んでいって、7時ごろに始まる夕日を見ながら一日を締めくくる。そんな日々を過ごしています。日々違う色合いと造形を作り出す美しいうみを眺めると、「あー幸せだなー。」と加山雄三並の口調で感動してしまいます。

映画やおしゃれなバーやレストラン、ショッピングなんて程遠い世界。でも、東ティモールには宝石を散らばめたような美しい海がある。そんなわけで、週末も暇さえあれば海にもぐりに行くのです。

昨日は東ティモールで暮らすお友達と朝の6時からお弁当の準備をし、8時から海に繰り出し、美しい朝の海を堪能してきました。お花畑のような珊瑚の草原に、色とりどりの優雅に可憐に泳ぐ熱帯魚。きらきらと朝の日差しが水面下にも広がって、言葉にできない美しい世界が迎えてくれます。こんな景色を誰が作り出したというの?っと神様の美的センスに感嘆しながら、海を散歩します。あまりに豊かな海底の様子に、心がとっても温かくなってくるのです。そして、胸がキュンっとしてしまうのです。2度と同じ世界が見れないその神秘さも心が躍らされる理由のひとつ。

「愛しい」これは、東ティモールの海を潜るようになって初めてモンゴリアンの中で生まれた自然に対する感情。今までは、自然の荘厳さ、神秘に敬意や憧れみたいなものはあったのですが、「いとしさ」というのは新しい発見でした。

ずっとこの自然を残して欲しい。それは、この海を愛しく感じるモンゴリアンの願いです。


モンゴリアン

蚊が襲ってくるー

最近よく見る悪夢。それは、寝ている私の蚊帳の中に、蚊帳でも防げない蚊が集団で入ってきて、刺されそうになってギャーって言う夢。蚊に刺されやすい方にとっては、何て恐ろしい夢だ!!と共感していただけるはず。

それにしても、こんな夢を見るようになってしまったのも、全てはマラリアのお陰さんだ。

モンゴリアンをご存知な方からはそろって、「モンゴリアン体格いいからマラリア大丈夫」などと太鼓判を頂いていた。東ティモールの人からも同じような太鼓判をたくさんもらっていた。ふっふー。私はこれだけ蚊に刺されてもマラリアにもデング熱にもならないわー♪となぜかたかをくくっていた。だって、モンゴリアン恐ろしいほど蚊に刺される体質なのに1年間乗り切ったから。

しかし!!!1年3ヶ月を過ぎた、今月、とうとう熱帯性マラリアになってしまった!!発病当初、レテフォホにいたモンゴリアン。いつも寒いけど、今日は異常気象だとかいって、夕方から毛布をかぶって仕事をしておりました。寒さは一行によくならず、頭痛まで伴ってきて、背中がぞくぞくして節節が痛くて、解熱剤を飲んでも何にもよくならず一眠もできずに夜が明けてしまいました。起きて、よーし今日は金曜日、もうひと頑張りだ!と立ち上がってみたら、へにゃー。頭はグラグラ、ひざから下の関節は痛くて、2本の足がしびれて立っていられません。ナンダこりゃー。

ローカルスタッフには、「ごめん、マラリアかも」と30分くらい休ませてもらおうと思ったら、その後はもう立ち上がれませんでした。熱と寒気、吐き気、関節痛(とにかくお尻の関節がいたかった。レテフォホからディリまで3時間なのですが、その間なんど「止めてー!お尻が痛い!」と叫びそうになったことか。)の嵐。

この病気が始まって以来、何度も熱で汗をびっしょりかきながら見た夢。それが「蚊が襲ってくるー」というものです。普通に生活している分には、まったく蚊に対して怖さを感じるとか無いのに、夢では恐怖体験として登場します。潜在意識では、かなり蚊に参っているのかもしれないと思いました。

それにしても、こんなに小さな蚊がおっきな人間を参ったーってさせちゃうんだから、すごいですよね。皆さんも、マラリア発症地域にいらっしゃる際はお気をつけて!


モンゴリアン

2月6日(水)夜、スーダン駐在スタッフが東京で報告会!

ミョウジョウの弟子(?)のカズです。ふだんはピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の東京の事務局で働いているのですが、昨年の夏はスーダンに出張。ミョウジョウの働きぶりをみせてもらいました。それに「KONYO KONYO」と書かれたジュバ・コニョコニョ市場(マーケット)の警察署(交番みたいな感じ)も。

そのときは雨期で道路事情が悪く、動物王国地帯には行けなかったのですが、最近の報告によるとミョウジョウは動物地帯で生の象を見たとか。(写真は取り逃したらしい)

さて、本題。南スーダンに駐在しているPWJスタッフが一時帰国して、2月6日(水)の夜7時から、東京で活動報告会を行います。残念ながら(?)ミョウジョウではなく、西野ゆかりです(ふだんはボーに駐在して、ミョウジョウのジュバ・グルメレポートをうらめしそう、うらやましそうに読んでいる)。

報告会のサブタイトルは「私がスーダンで仕事をする理由」。現地の状況や支援活動の様子のほか、仕事を続ける思いなどもお話します。ぜひご参加ください。

↓詳しい内容や申し込みはこちらから↓
http://www.peace-winds.org/jp/news/archives/080116_1315.html

今年もよろしくお願いします。

みなさま、新年明けましておめでとうございます。

年末年始、楽しい時間をお過ごしでしょうか?
モンゴリアンも、おかげさまで治安も安定しており、今年は紅白、ゆく年くる年を東ティモールでものんびりと見ることができました。

昨年は、このブログを通じて、たくさんの方に私たちのこちらでの生活をお伝えできたこと、とても「やっほーい!」な気持ちでいます。

近くて遠い、そんな東ティモールでのチンドンぶりを今年も温かく見守っていただければ幸いです。