NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート -24ページ目

まずは、「ドライバーM」その①

やはり、最初はこの人。「ドライバーM」の登場です。

彼がPWJに入ったのは丁度1年前のこと。
その当時は、南スーダンで車をちゃんと運転できる人を
見つけるのは本当に大変でした。募集をかけて、履歴書が来て、
書類選考したなかから運転の実技テストをするのですが、
本当にハラハラドキドキ。書類は立派なのに、なぜかエンジンを
かけることもできない人がいたり、出発してすぐぶつけそうに
なったり。

そんな状況の中で、何とかギリギリ引っかかったのがMでした。
最初は1週間ごとの短期契約から始まったのですが、運転は
今一。というか、助手席に座っていて、しっかり見てないと
事故りそうでした。

街中のガタガタ道で、いつも同じところで車体の腹の部分を
こすってたり(ちゃんとよければ普通に通れるのに)、
藪の中を走ると、切り株や枝を避けずに、堂々とふんずけて
パンクさせたり、よく助手席に座った私に怒られてました。

でも、人柄がよく、そのせいで(?)いつの間にか正規採用に
してしまいました。まさに、「キャラクター採用」かな。

彼の一番の長所は、いろんなことを進んで手伝ってくれること。
村の井戸の修理の際も、住民の中に混じって、パイプを取り出す
作業をしていると思ったら、エンジニアの指示に従って、いつの
まにやら住民を指導してたり。

そんな日の翌日には、決まって
「オレさー、オレさー、昨日井戸直したんだよ!」
「ちょっと、聞いてくれ、オレさー、井戸修理できるんだよ!」
って騒いでる。

こっちとしたら、
「(そんなの昨日みんな一緒に行ってたから知ってるよ)」って
思うのですが、なぜか、ほほえましい光景に見えてしまうんですよね。

そんな彼の運転も、1年たってずいぶん(?)うまく(?)なりました。
(どうすれば、私に怒られないか分かってきたみたいです。)
先日Ayodの藪の中を走ったときも、「切り株」をけなげに1日中
避けて運転してました。

最近は助手席で眠れるようになりました。


では、今日はこの辺で。



ミョウジョウ 車

「キャラ」を振り返って。

これまで「こにょこにょ」でも何度か登場したPWJ現地スタッフ
たち。いろんなキャラクターがいました。

たくさん笑かしてくれた、「ドライバーM」
苦難を乗り越えて結婚した、「プログラム担当MJ」
いつも爽やかなハンケツを振りまいてくれた、「エンジニアS」
他にも、これまで登場していない「隠しキャラ」の数々。

そんなPWJスーダン事務所の愛すべき「キャラ」たちを、明日から
数回に分けて振り返ってみようと思います。

いやー、まだ書き始めていないのですが、今考えただけでも、
採用したときや最初に一緒に現場に行ったときの光景が
走馬灯のように浮かんできます。
(多分、今一人でニヤけてます。)

お楽しみに!!!



週末の昼時、事務所横の庭で寝っころがって撮ったBorの空。


では、今日はこの辺で。



ミョウジョウ 晴れ


続・試作品づくり

先日に続き、のっぽさんとの試作品作りが続いています。手芸は好きだけど、上手くできないモンゴリアンですが、のっぽさんのご協力のお陰で、色々な作品が生まれてきています。あまりのできに、スキップしてしまっています。

さて、試作品のご紹介♪
☆コーヒー竹篭巾着☆


挽きたてのコーヒーを入れた、ギフト商品。レテフォホのおばちゃんたちがせっせと竹篭を編んでいる姿はとっても頼もしいのです。縛る紐に東ティモールの伝統織物であるタイスを使用しています。

☆草木染のスカーフ☆


木の実を使った染料にこだわって医療用に売っているガーゼを染めて、スカーフにしました。自然素材の染料はマックロクロスケになっているモンゴリアンでも、日焼け対策ばっちりの色白のっぽさんにも、しっくりと似合います。

☆コースター☆


先日ご紹介した、コーヒーの葉っぱで染めた布。これを使って、のっぽさんがささっと手縫いでコースターを作ってくれました。コーヒーカップを置くのを想定していましたが、和風のお菓子でも素敵です。(ちなみに、写真の和菓子ものっぽさんの手作り。ものの20分でできました。)

明日から、モンゴリアンは日本に一時休暇です。その間、ハクション大魔王が投稿予定です。引き続きよろしくお願いします。



モンゴリアン 音譜

最後(?)の現場

今日はトイレ建設の現場に進捗状況のチェックに行って
きました。(久しぶり写真付です!!!)

1月末から穴掘りを開始して約1ヶ月。資材の到着が隣国の
治安関係で遅れたりしたのですが、ほぼ半分の工程が完了
しました。


ピット内の壁コンクリート打設が完了し、型枠を取り外し
ているところ。


床のコンクリート。用を足す際の「ターゲット」の穴がきれいに
あけられていた。


「穴」の位置がOKか、実際にしゃがんで検証する日本人エンジニアH。


明日以降の工事の指示を出すエンジニアH。


おまけ。左端のプログラム担当MJ。足長ーっ!!!。
(密かにまねしようとしたら、足届きませんでした・・・。)

まだ建物の上部構造ができてないので、写真では「トイレ」って
ピンと来ないのですが、ずいぶんしっかりした(雨季になっても
つぶれない安心丈夫な)トイレができそうです。

でも、恐らくこれで私の現場回りは最後になりそうです。
月曜にジュバに移動し、Borには戻ってこない予定なので・・・。
これが「最後」と思うと、ちょっと「おせんち」になって
しまいました。


では、今日はこの辺で。



ミョウジョウ 馬

暑いって最高!

ぷはーっ! やっぱり、真夏に飲む、仕事後のビールは最高ですよね!といっても、まだまだ寒い日本の皆さんには共感いただけないかもしれません。

おかげさまで、乾季、雨季ともに1年中、モンゴリアンはディリ(首都:海岸近くの低地)にいる日は、ビールを飲むたびに何て素敵な国に来ちゃったんだろう!というくらいの爽快さを楽しんでおります。

PWJオフィスは、健康のため、そして節電のため(?)(ただ予算が無いという噂も・・・)クーラーではなく、扇風機を使っています。大の大人が5人も6人も1つの部屋にいてパソコンを作動させ、かつ1つの扇風機だけを使用しているため、ただ座っているだけでも汗っかきのモンゴリアンは汗だくだくになってしまいます。扇風機は幾つもあるのですが、モンゴリアンも現地スタッフも風が当たるのが嫌い。そのため、相当の暑さになっているはず!毎日水分は3リットル余裕で飲んでいます。

来た当初は、あまりの汗びっしょりぶりに、1日3、4回は着替えをしたくなっていたのですが、人間怖いですねー。「汗かいたって、すぐ乾くよー。」と、すっかり慣れてしまい、汗だくだくの快感にはまってしまいました。

仕事が終わり、家に帰って水浴びをし、冷蔵庫を開けて、ビールのカンを手に取り、プシュ!グビー!っとするこの瞬間!!!!! 絶対誰にも邪魔されたくない、至福の時間です。そして改めて、「ティモールありがとう。私は幸せです!」と心から思うのでした。

日々の小さな幸せを大切にする。ビールを飲む言い訳。



モンゴリアン晴れ

「さらば友よ」

って言う映画を昔テレビで見た記憶が。内容は覚えていない
のですが、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンが出て
いた男臭い映画だったような気が。

ちょっと前のこと、Bor事務所でPWJが立ち上げたころから
一緒に仕事をしていたAdmin担当のJAが、PWJを退職しました。

彼は、まだ20代の青年なのですが、PWJの日本人スタッフと
現地スタッフの間に立って、Bor事務所全体を取りまとめて
くれていたスタッフでした。
特に私たちの価値観と現地の人との価値観の異なるところを
理解し、間を調整してくれていたので、本当に助かりました。

それまで揉めていた問題も、彼が話すことで、相手も(年長者も
若者も)聞く耳をもって納得してもらう手腕は見事なものでした。

私たちも、Borの人たちの文化、習慣、考え方などを彼から
いろいろ教わりました。

そんなJAが大学へ行くとの理由で、1月途中で退職。
なんでも、彼の親戚の叔父さんから目をかけられていて「俺が
資金面の支援をするから、勉強しろ」とのことだったようです。
退職する際には、「NGOの仕事は大好きなんだけど、卒業したら
叔父さんの仕事を手伝わないといけないだろう」と言って
去っていきました。

そんな彼から先日メールが。
「PWJでの仕事は本当に楽しかった。卒業したらまた是非
一緒に働きたい」
そんなことが書いてありました。


では、今日はこの辺で。



ミョウジョウ



コウモリ・バスターズ(最終章)

最近、ジュバ事務所のコウモリが異様に増えたようです。
1年ぐらい前に、コウモリ退治の話を「こにょこにょ」に
書いたのですが、その後一時期少なくなったコウモリが
乾季になって繁殖したのか、いつの間にかものすごい数が
住み着いてしまいました。

夕方7時になると、一斉に飛び立つ光景は、圧巻。
まるで、「ロート、ロート、ロート~」って感じです。

で、ジュバ事務所はほぼ正方形の建物なのですが、北西の
角の部分がコウモリにとって居心地が良いらしく、最近
その付近の天井と壁の間から10匹ぐらい顔をさかさまにして
覗いている姿を良く見かけるようになりました。
見かけるだけなら良いのですが、ものすごい量の「糞」を
落とすので、それがついに私の我慢の限界を超えてしまいました。

日曜の午後、ついに敵の本拠地(北西の角)を攻めることを
決断。ガードのAを助手にして、テーブルの上に椅子を置いて
天井の幕を切り裂くことに。(ガードAが椅子の押さえ役)
私がカッターを入れると大量の糞がなだれのように落ちてきて、
あっという間に二人とも「糞まみれ」に。

で、見上げると、居るは居るは、40cm四方のところに恐らく
30匹以上のコウモリが魚の鱗状に重なり合ってスズナリに
なってました。

棒で突付くと一斉に飛び立ち、私は棒を振り回して追い払い、
隣のガードAも何かを振り回して格闘中。
ちょっと気を抜くと、自分の服とかに「ぺちょ」って留まって
くるので、こっちも真剣そのもの。

やっとのことでほぼ全部を追い払い、一息ついて、ガードAを
見てみると、なんと!彼の振り回していたものは、私の「靴」
でした。(いつの間に・・・)

でも、これがどうやら私のコウモリとの格闘も最後となりそう
です。実は、3月に東京勤務を命じられたため、何とか私が
こっちにいるうちに、最終決着をつけようとした次第。

「こにょこにょ」のアップもあとわずかになってしまいそう
です。もうしばらくの間、お付き合いください。


では、今日はこの辺で。


ミョウジョウ

Mission: タイヤを運べ

Ayodでの活動が始まってから、車のタイヤの痛みが
激しくなってしまいました。

Ayodの現場は、村人たちに藪を切り開いてもらって
車の通れる道を作ってもらっているのですが、「切り株」
や「トゲのある枝」などを踏んだりして、すぐにパンクして
しまいます。

先日も、Ayodに行ったチームから、「タイヤがパンクしたので
至急新しいのを持ってきてほしい」との連絡が。
丁度翌日私が国連機でAyodに向かう予定をしていたので、
タイヤを抱えて、もって行く事になりました。
でも、当日は、飛行機のチェックインカウンターで、揉めに
揉めてしまいました。

担当者曰く、
「タイヤは輸送用の手続きをしないと乗せられない!」
とのこと。

でも、周りに人を見ると、大きなボストンバックを4つ
ぐらい預けているおばさんや、大きなスーツケースを2つ
預けているおじさんがいたので、
「これらは、どう見てもタイヤよりかさばってるし、
重さも変わらないだろう!俺はタイヤしか荷物ないんだし、
だからタイヤも乗せてくれ!」としつっこく食ってかかった
のですが、

「タイヤはカーゴって決まってるんだ。その手続きをしていない
のなら、無理!」と・・・。

結局向こうも一歩も譲らず、今回はタイヤはあきらめることに。
でも、観察していた結果、ボストンバックやスーツケースなど
個人の荷物っぽいものは、あまりチェックされず、ダンボール
箱に入った荷物などは、「輸送用にしろ」といわれ受け付けて
もらえなかったり、見た目でかなり判断されている気がしました。

そこで、次回の対策オプションとしては、

その① 
タイヤがすっぽり入るぐらいの特注スーツケースを作って持ち込む。

それでも拒否されたら、
その②
タイヤに鎖をつけて、首からぶら下げて、あくまでも
「アクセサリー」と言い張る。

でも、タイヤってホイルも含めると30Kgぐらいあるので、今から
首を鍛えておかないと。


では、今日はこの辺で。



ミョウジョウ

でっきるっかな?でっきるっかな?さてさて、ふむー♪

なにをうきうきしとるんじゃい!

と、お叱りを受けそうですが、

素敵なものができちゃったんです!

お蕎麦ではありません、念のため。

以前から女性グループの活動を支援していることはお伝えしていると思いますが、どのような手工芸品や農産物、または加工品が収入向上につながるだろう?と、日々模索しています。そしたら、ここにあるもので、いろいろやってみようじゃないか!というのをスローガンに、チャレンジの毎日です。

その1つを紹介。コーヒーの葉っぱで布を染めたら、どんな色が出るだろう?東ティモールでも他の国でも私の知る限りはみたことない!ってことで、試してみることに。

手作り納豆のおすそ分けをきっかけに(お陰様で、日本食が食べれないストレスほぼ無し。)仲良くなったスーパー主婦(旦那さんのお仕事で東ティモールに在住中)、「のっぽさん」(モンゴリアンの世代ならご存知の「ひとりでできるかな?」でしたっけ?NHKの教育番組でのキャラクターです。彼女はけっしてのっぽでも、男性でもありませんが、何でもやってみよう!と、本当に行動に移してしまう人なのです。)を先生にお迎えし、染色をしてみました!




コーヒーの葉っぱを煮詰め始めると、東ティモールコーヒーの特徴と同様、あまーいジャスミンのような優しい香りが鼻をくすぐります。小さいときに魔女になりたかった、モンゴリアン。なんだか秘密の薬草を煮詰めているような気分になって、わくわくが止まりません。ふっふっふ。




そして、白い布を浸すこと1時間余り。ピンクと茶色の中間色の、なんとも優しい色合いに染まりました。なんて心の和む色なんでしょう。こんな優しい色に包まれて、美味しいコーヒーを大好きな人たちに囲まれて飲んだら・・・日々の生活で心の安らぐ時間を作り出せるに違いありません。(ロマンチックな少女の気分♪)





これはチャレンジの1つなので、正式に女性グループの活動に導入していくかは未定ですが、有力な材料の1つが見つかって、ほっと一息のモンゴリアンです。


モンゴリアン



キーック!! おばちゃん化のすすめ

モンゴリアンのディリでの住まいに、現在3週間余り、ティモールでの活動経験で大先輩である“キーック”が居候しています。地方移動と夜間移動が規制されている毎日のため、連日、これでもかというまでに語り明かしております。単に、小柄な方なのでテトゥン語の“小さい”という意味の言葉を名づけてしまいました。(とび蹴りが上手とかではありません。残念ながら。)2001年から2006年にかけて、漁業組合の支援をしてきた“キーック”。ディリを中心に、どこに行っても、誰に会っても、というくらい“キーック”のことを知る東ティモール人がわんさかいます。

それもそのはずで、彼女は古きよき日本にたくさんいたであろうと思われる、

超 “近所の気のいい元気なおせっかいおばちゃん”

キャラクターな人なのです。まだ30代前半のかわいらしい顔立ちの彼女ですが、この誰もが心を許してしまうキャラクターで東ティモールの人にも人気者です。

モンゴリアンの家のテレビが壊れていると、夜のニュースを見に、大家さんの居間にドカドカ乗り込み、大家さん家族とワーワー言いながら見ていた。(とうもろこしを頬張りながら。)

車の前をいたずらで出てきた子どもがいると、「こらー!!!死にたいんかー!!車をなめちゃあかんでー!げんこするぞー!」と本気でしかっていた。(モンゴリアンの場合、「どいてくれる?」にっこり。と、さらっとやってしまうのだ。)

街を歩いている、食堂でご飯を食べている、そんなときに知った顔が前を通ると、ダーっと駆け寄り、「あっらー!おじちゃん!元気しとったー?!今何しとるん、そうなんかー。それでそれでー。ぎゃはははははー!!」と相当立ち話に花が咲いている。

そして、人の悩みを聞いているだけで、「大変やったなー。」と涙をながしている。相当、共感度が高いマインドを持っていると思われる。(ちなみに、モンゴリアンは人の悩みを聞いて、共感していないわけではないのですが、泣いたことはほぼない。)

都会で育ったモンゴリアンは、近所の人ともおかずのおすそ分けなんて全くなかったし、東京で1人暮らしを始めてからは、隣に住んでいる人も知らなかったような人間。だから、彼女のおばちゃん気質は、モンゴリアンが最も憧れる彼女のすごいところ。今まで以上に、こちらの人びとの温かさに触れる機会をたくさん頂きました。そして、東ティモールでいかに“おばちゃん度”をあげるかはモンゴリアンの目標の一つになりました。

“キーック”は大学院での研究を続けつつ、3月からは日本にある東ティモール大使館でお仕事を開始するそうです。「東ティモールの人たちがどんな素敵か、いくらだって伝えられるでー。」と気合いっぱいです。持ち前のおばちゃん気質が両国の関係を温かくする一助になるに違いありません。東ティモールに興味のある方は、大使館へ“キーック”を尋ねにどうぞ。

海と戯れる”キーック”


モンゴリアン