東証大引け、3日続落 EU「包括」前水準に逆戻り
東証大引け、3日続落 EU「包括」前水準に逆戻り
8,640.42 ▼ -195.10
始値 8,719.92
高値 8,719.92
安値 8,640.42
2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落した。終値は前日比195円10銭(2.21%)安の8640円42銭で安値引けとなった。下げ幅は9月12日(201円99銭)以来の大きさで、10月7日(8605円)以来約1カ月ぶりの安い水準を付けた。ギリシャを巡る債務不安の再燃を受けて前日1日の欧米株式相場が急落し、海外投資家などによるリスク回避目的の売りが広がった。タイの洪水被害や円高などによる主要企業の業績減速傾向も重荷に、主力株はほぼ全面安となった。トヨタが3%超下落し、10月26日の年初来安値に接近した。
日経平均は週初からの3日間で410円(4.5%)下落。欧州連合(EU)が「包括戦略」で合意(10月27日)する前の水準に逆戻りし、25日移動平均(8725円、1日時点)も下回った。
後場寄り付き後に下げ渋る場面があった。値ごろ感の買いや売り方の買い戻しに加え、日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑が支えになった。しかし、14時ごろから再び下げ幅を拡大。「買い支えに対する売り圧力が上回ったようだ」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長)という。
あす3日は祝日で休場となる。日本時間3日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表、3日に欧州中央銀行(ECB)の定例理事会、3~4日に20カ国・地域(G20)首脳会議と重要イベントが相次ぐ。後場は「結果次第で、欧米株が上下いずれかに大きく振れることが想定される」(藤戸氏)との見方も、模様眺めにつながった。
東証株価指数(TOPIX)も3日続落。
東証1部の売買代金は概算で1兆1375億円、売買高は17億6720万株。東証1部の値下がり銘柄数は1371と全体の82%を占めた。値上がり銘柄数は196、変わらずは95だった。
前日に制限値幅の下限(ストップ安水準)まで下落したディーエヌエが売買を伴って大幅続落。グリーは小安く終えた。コマツ、東電、三井物、三菱UFJ、三菱商、ファナックが下落し、前日に2011年7~9月期の最終赤字を発表した野村が大幅安となった。半面、セブン&アイ、東レが上昇し、エスバイエル、スカパーJが大幅高。
東証2部株価指数は続落。ソディック、稀元素、富士製薬が下落し、マーベラス、テクマトが上昇した。〔日経QUICKニュース〕2011/11/2 15:23
(`×´) 昨日と同じですが、腹が立つ
ギリシャのパパンドレウ首相・・・国民投票するんですか?『包括戦略』の約束は
外為17時 円、反発 リスク回避傾向強まる 対ユーロでも反発
外為17時 円、反発 リスク回避傾向強まる 対ユーロでも反発
2011/11/1 19:58現在(単位:円)
78.18 - 78.20
▼ - 0.62 ( - 0.787% )
1日の東京外国為替市場で円相場は反発。17時時点は前日の同時点に比べ71銭の円高・ドル安の1ドル=78円09~11銭近辺で推移している。世界的な株式相場の下落で投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、オーストラリアドルなど高金利通貨に対して円が消去法的に買われ、対ドルでも円が買われた。
14時過ぎには78円01銭前後に上昇したが、介入警戒感から円の上値は押さえられた。9時10分過ぎに国内大手銀行からまとまった円売り・ドル買いが出ると円は79円10銭前後に急落。その後、介入ではなかったとの見方が広がり、円買い・ドル売りが強まった。9~17時の値幅は1円09銭程度だった。
円は対ユーロで大幅に4営業日ぶりに反発。17時時点は同3円12銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=107円55~57銭で推移している。欧州債務問題を巡る楽観論が後退していることから円買い・ユーロ売りが優勢だった。中国の10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ると、投資家のリスク回避姿勢が強まり、円買い・ユーロ売りが一段と進んだ。
ユーロは対ドルで大幅続落。17時時点は同0.0273ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.3771~74ドル近辺で推移している。〔日経QUICKニュース〕2011/11/1 17:19
(・ω・)/ 介入効果・・・早くも薄れていますね
東証大引け、続落 欧州懸念が再燃、円高も重荷
東証大引け、東証大引け、続落 欧州懸念が再燃、円高も重荷
8,835.52 ▼ -152.87
始値 8,880.75
高値 8,946.00
安値 8,831.69
1日の東京株式市場で日経平均株価は続落。終値は前日比152円87銭(1.7%)安の8835円52銭だった。朝方は前日の米株式相場が大幅反落した流れを引き継ぎ、幅広い銘柄に売りが先行した。欧州債務問題への懸念の再燃や、米金融大手MFグローバル・ホールディングスの経営破綻が投資家心理を冷やした。売り一巡後は膠着感を強めたが、アジア株の軟調さや、対ドル、対ユーロでの円相場の強含みが重荷となった。大引けにかけて下げ幅を広げ、この日の安値圏で終えた。
ギリシャのパパンドレウ首相が31日、金融支援の条件となっている財政赤字削減策の受け入れの可否を決める国民投票を来年初めにも実施する考えを示した。市場では「欧州連合(EU)が27日合意した『包括戦略』の前提を覆しかねず、先行き懸念が強まった」(カブドットコム証券の山田勉マーケットアナリスト)との声が聞かれた。大引けにかけての下げは「きょうの欧州株安を先取りする動き」(国内証券の情報担当者)との見方もあった。
午前に中国物流購入連合会(CFLP)が発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は3カ月ぶりに悪化し、市場予想を下回った。中国関連銘柄とされるファナックなどが下げ幅を広げる場面があった。ただ、米国時間1日発表の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、2日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、投資家の様子見姿勢は強かった。東証1部の売買代金は概算で1兆0561億円、売買高は同14億6678万株と低調だった。
東証1部の値下がり銘柄数は、全体の6割強にあたる1095だった。値上がりは429、変わらずは138だった。
東証株価指数(TOPIX)も続落。業種別TOPIX(33業種)の値下がり率上位には「海運業」「証券商品先物」「ゴム製品」などが並んだ。
2012年3月期連結最終損益が4200億円の赤字になりそうだと発表したパナソニックが大幅安。対ユーロでの円の強含みが嫌気され、ソニーも売られた。トヨタ、スズキ、コマツ、富士フイルム、野村、三菱商が安い。半面、東芝、TDK、ルネサス、ガイシ、東電が買われた。
前日大引け後に4~9月期連結決算を発表したディーエヌエ、12年6月期の業績予想を上方修正したグリーのSNS(交流サイト)ゲーム関連の2銘柄が東証1部全体の売買代金ランキングで1、2位を占めた。ディーエヌエは20%安で取引を終え、グリーは小幅高だった。
東証2部株価指数は反落。ソディック、山洋電が下げ、マーベラスが上げた。〔日経QUICKニュース〕2011/11/1 15:35
