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喰らうオーディオ!!!

オーディオの、オーディオマニアによる、ピュアオーディオのためのブログ。

AIRBOW(エアボウ) marantz PM8003/Studio プリメインアンプレビュー
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CP(中古)   ★★
デザイン    ☆☆☆
手放せない度 


最近はハイエンドよりの製品ばかり聞いているような感じですが
しっかり初~中級の機器も聞いてるのでレビューします。

と言ってもまたしても色物感は否めませんが(汗)

今回の製品はAIRBOW(エアボウ)のプリメインPM8003/Studioです。

AIRBOW(エアボウ)とは大阪の有名なオーディオショップ逸品館の
オリジナルブランドです。

その本モデルは見た目が示すとおりマランツのPM8003をチューン
したオリジナルモデルです。

チューンの詳細は不明ですが若干重量が上がっているので
筐体の補強などは行っているものと推察されます。

前モデルのようにSP端子はWBT社製は辞めたようですが、
伝統的に豪華なものを採用しているようです。
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それ以上にこれといって特徴がないので
あとはPM8003の製品評のようになってしまいますが・・・

とりあえず入門機として本機が優れているのは
プリ出力とメイン入力があり、後々プリ足したり
パワー足したりと発展性が高いのは良いと思います。

デザインは好みが分かれるところですが
ピュアっぽくはないですがある程度洗練されています。


で、肝心の音ですが

ハイアガリでバランス悪いです。

良く言えば元気な音なのですが高域がざらついて耳にさわります。


でも、このクラスなら仕方がないよねって・・・・

いやいや、ありますよ。
このクラスでも良いアンプ!

ということで次回に続きます。


<その他アンプレビュー>
PLINIUS CD-LAD
Accuphase(アキュフェーズ)  プリメインアンプ E-305
Mark Levinson(マークレビンソン) JC-2 プリアンプレビュー?


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B&W Signature805(シグネチャー805)スピーカーレビュー
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CP(中古)   ★★★★★
デザイン    ☆☆☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆


ブックシェルフの名器と言えば
フィルジョーンズ設計のアコースティックエナジーのAE2や
ディナウディオのSpecial25などが有名ですが

何といっても、高級ブックシェルフの代名詞と言えば
ノーチラス805であり、そのB&Wが35周年モデルとして
世に送り出したのが今回レビューするシグネチャー805です。
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今でこそ円高なんてなんのその!という強気の価格付けを
行っているノーチラスシリーズですが、
当時はまだ30万そこそこだったノーチラス805を
リファレインしたら倍近い値段になっちゃったのが本器であり、
形は一緒でも中身は別物とのこと。
聴き比べたことありませんが格段に音が良くなっているらしいです。


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性能もさることながら仕上げも大変美しいです。
アコースティックラボあたりが好きな高級装飾であろう
木目とニスで仕上げられた外装は
元々デザイン性の高いノーチラスのデザインに
マッチし気品に満ち溢れています。


本体の重量は高級ブックシェルフとしては軽めの10kg程度です。
AE2や我が家のUltimaGEMが15kg-20kgなので意外と軽量です。


端子はWBTの高級端子がバイワイアになっています。
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で、肝心の音ですが

流石の一言です。

スピーカーの存在は消えうせ
音は中空を舞い、
音のきめ細かさや立体感は一流です。


我が家のUltimaGEMとの差は
シグネチャー805がフロントバスレフで
低音がしっかりしている点と
UltimaGEMは音の立ち上がりが美しい点ぐらいで
まさに好みの差です。

この価格でこの品質なら
ブックシェルフ好きは大満足だと思います。
こりゃ名器ですわ。


<その他スピーカーレビュー>
Esoteric(エソテリック)  MG-10
Zingali(ジンガリ) 95-106 conrol monitorⅡ


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3月のメグ・ジャズ・オーディオ愛好会に行ってきました。
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今回は1月のイベントの好評を受けてトライオード再特集でした。

今回の主役は前回絶賛だった真空管845を利用したフラッグシップ
TRX-M845です。

喰らうオーディオ!!!-M845

山崎社長のサインも彫られている入魂のモノラルパワーアンプで、
重量55kgと搬入も大変でした。

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211も利用可能でこちらもおまけでついてます。

価格はペア150万円と国産ハイエンド製品として良心的な価格です。
さらに値引きがあるので実売120万強です。

そこは定価売りで良かったのでは?と思いますけど(汗)


肝心の音ですが
もちろん素晴らしかったです。

前回聴いたとおり圧倒的な躍動感が
兎に角聴いていて楽しいの一言

このクラスだと低域のドライブというか底の厚さが素晴らしいです。
非常に低い部分の重心がしっかりしています。

ベースなどは量感ではなく
重厚さで聴かせる感じになります。

正直、欲しいです!




当日比較対象にもなった845のステレオパワーアンプTRV-P845SE
喰らうオーディオ!!!-TRV-P845SE

価格は40万円とセパレート入門レベルですが
非常に優れたアンプだと思います。

大型スピーカーで低音のドライブを気にしないのであれば
こちらで十分だと思います。
高域の表現などむしろこちらのほうが良いかもと思わせる
ところもありますしね。


プリは新製品でした。
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せっかくなのでプリの存在意義に関して山崎さんに聞いてみたところ


・微弱レベルの信号の取扱いが重要かつ難しい
・パッシブは音が痩せる、だからプリは必要
・プリメインにプリを足すと音がよくなる。


とのことでした。

プリを軽視するマニアがたまにいますが、
私もプリは重要だと思いますね。



他の当日のシステムは
CDがTRV-CD5SE
喰らうオーディオ!!!-TRV-CD5SE

定価で15万程度のCDです。
リモコンの作りがやたらに良かったです。

ハイエンド系だと数万円するのがざらなんですが
中国で生産すると安いんでしょうね。


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Threshold(スレッショルド)プリアンプ SL-10
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CP(中古)   ★★
デザイン    ☆☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆


前回のMark Levinson(マークレビンソン) JC-2 プリアンプレビュー?
続きです。

見事なぐらいつかまされた買い物に後悔したのが前回でしたが
これぐらいのことでは全く懲りず
再度ヴィンテージアンプに挑戦したのが
Threshold(スレッショルド)のSL-10です。
http://audio-heritage.jp/THRESHOLD/amp/sl-10.html


知らない人もいるかもなのでちょっと説明すると
Threshold(スレッショルド)とは1979年にデビューした
アメリカのハイエンドブランドです。
(なお、90年代に消滅しています。)

アメリカの有名なハイエンド技術者と言えば
マークレビンソン、KRELLのダン・ダゴスティーニに次ぐ知名度
だと個人的に思う。
PASSのネルソン・パス、その人がデビューしたブランドです。


スレッショルドのパワーアンプの設計などはSTASIS回路として
80年代にはナカミチと技術提携して売り出していたりしましたね。



で、今回はそのスレッショルドの処女作を導入しました。
※追記、同社のプリの処女作はNS-10でした。

デザインはデビュー当時からデザイン担当がいたためか
極めて個性的な面構えです。
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アメリカのプリは例によって電源が別筐体です。
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中身みてませんが、重量とサイズはプリとしては結構なものです。

ちなみに入出力はアンバランスのみです。


色味は全体に渋めで、ボリュームも経年経過ではなく金属の地の色です。
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裏面の加工面を見てもこの色なので、合金の色だと思います。
持った質感はステンレスに近いのですが謎です。

そして、所有するまで気づかなかったのですが
ボリュームの表面の意匠は矢印のようになっており
メモリの位置を指しています。

もっと流行っても良さそうな粋なデザインですが
このアンプ以外では見たことないですね。


中身を開けるとそこには別世界が。
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ラピスラズリを彷彿とさせる
鮮やかなブルーの基盤と黄金色に走る回路を見るだけで
技術者の並々ならね熱意が伺えます。

正直、筐体のデザインよりも
回路の方が美しいと感じます。


PHONO部
喰らうオーディオ!!!-in2使いませんけど(汗)

コンデンサーには社名が入り特注っぽいです。
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で、肝心の音ですが

まさにジャズが鳴り
まさにロックが歌う


そのためだけに設計されたかのような
鳴りの良さ、圧倒的な躍動感と
ちょっと外連味を感じる音の質感です。




プリでここまで音が変わるなんて
ちょっとショックであるとと共に
音楽性を創ることへの嬉しさを感じる
そんな瞬間ですね。

我が家で随一コルトレーンが歌ったと
感じさせるアンプです。


一方で短所も明確です。

最近の録音はカラッキシ駄目です。

高域が伸びきらないナローレンジさと
SN比の低さで話にならない感じです。

鳴りの良さ、ボーカルの実在感など、
録音が良くなるとどこ吹く風・・・


結果、私の愛聴ゾーンである
70年代のロックと50-60年代のジャズのために
PLINIUSのプリと2台体制に移行しそうです・・・・

うーん、悩ましい。


<その他アンプレビュー>
PLINIUS CD-LAD
Accuphase(アキュフェーズ)  プリメインアンプ E-305
Mark Levinson(マークレビンソン) JC-2 プリアンプレビュー?


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Mark Levinson(マークレビンソン) JC-2プリアンプレビュー?
喰らうオーディオ!!!-fl
CP(中古)   ★★
デザイン    ☆☆☆☆
手放せない度 

※基本ざっくばらんですが、星の評価基準はこちら


数多くのオーディオマニアが一度は使ってみたい
そう感じさせるブランドの一つがマークレビンソンでしょう。
そんな泣くも子も黙るミスターハイエンドのプリを遂に導入しました。


私が今回導入したのは「JC-2」です。
俗に言うオールドレビンソンであり74年の発表です。
デビュー作にして現代もオカルト的人気を誇る「LNP-2」の次に作られた
プリアンプと言ったほうがよいかもしれません。

なお、本器はレビンソンではなくジョンカールによる設計だったりします。
本人曰くLNP-2よりも良いらしいです。
完全に自画自賛に過ぎない発言ですけどね。


LNP-2はちょっと無理にしても
オールドレビンソン一度は聴いてみたい!
ということで今回導入しました。


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ロゴ、デザイン共に既に完成された
レビンソンスタイルです。


電源は別筐体です。
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クレル、スレッショルド然り
アメリカの古いプリは基本別筐体の設計が多いですね。


中身はこのとおり、意外とスッキリです。
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主要な部分はモジュール構成となっております。
これがフォノモジュールです。
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こちらが、ライン部分です。
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あれっ?!
えぇっと確か真ん中にラインモジュールがあるんじゃ・・・。

■正解画像を確認■
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ぬおっ?!
モ、モ、モジュールが無いっだと!!!!!



アッーーーーーーー


その日の夜は枕を濡らすこと
となりましたとさ。




ちなみにモジュールが無いため
ただの電源付ボリュームと化した本器の音ですが


ナローレンジでSN比の低い音でした(涙目)



今回はヴィンテージアンプには気をつけよう!
と深い教訓を得ることとなりました。

著名なヴィンテージの場合、修理歴も含め購入する前に
中身を確認する必要がありますね。


ところが、そんな舌の根も乾かぬうちに
性懲りもなくヴィンテージアンプに手を出したりします。
それはまた今度。




<その他アンプレビュー>
PLINIUS CD-LAD
Accuphase(アキュフェーズ)  プリメインアンプ E-305

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