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喰らうオーディオ!!!

オーディオの、オーディオマニアによる、ピュアオーディオのためのブログ。

どうも!久々のブログです。

バラエティ番組並みにテキトーなノリを重視する我がブログでは地震以降自粛していたというか、気分も乗らず書きたくなかっただけですけど。


どうやら日本全国「贅沢は敵だ!」みたいな空気になってます。でも、こういう時こそ打って出るべきなんじゃないですかね!辛気臭い顔してれば世の中明るくなる訳でもないと思います。


巷じゃ核が怖くて疎開?
それでもオレは気分爽快!

イェ~

ということでオーディオもガンガンやって行きたいと思います。
(余計な御世話ですが「疎開」で「そ~かい」っておもった人。それ使っちゃスベりますよ。)


先日は3月のメグ・ジャズ・オーディオ愛好会へ行って来ました。
今回はエソテリック特集です。

ホントはこの日の昼に黄昏オーディオのamberさんのところに行ってきたのがホットな話題だったのですが、それはまた今度書きます。


本会では管理人にお酒が入っているため、K-1谷川氏の解説なみのフィーリングを元に語ってます。ご了承下さい。


最初はESOTERIC(エソテリック) PS-1500
喰らうオーディオ!!!-ESOTERIC(エソテリック) PS-1500
定価60万円のアイソレーショントランス。
オーディオ雑誌でもお金がある人が買えばいいと書いてあったぐらいの成金トランスです。

こういう製品を見ると上場会社なんだからもう少しマーケティング考えろ!と言いたくなります。音はともかくお金掛かりすぎです。売れないっでしょ。

肝心の音は元々メグは電源環境が悪いので大きく改善されました。
明らかに音が丸くなって聴きやすくなってます。

それが嫌!ってかたもいましたが、この変化は多くの人が納得だと思いますけどね~多分。


写真にあるとおり、3種類の電源ケーブルも効き比べしました。
画像だとわかり難いですが、

6N-PC530010万

7N-PC7300 22万

7N-PC9300 35万


これらを松竹梅という感じで聴き比べしました。


あてがったのメグのリファレンスCDのwadia850です。
元々はオーラルシンフォニックらしいです。

10万の6N-PC5300と20万の7N-PC7300の差は微妙だと思いましたが、
オーラルシンフォニックよりリアルだと思います。

35万の7N-PC9300ハイエンドはトロンボーンの音が出る瞬間のタメなど楽器のニュアンスが良く出てました。値段はメチャクチャですが作り手の耳は確かです。


そして本日の本命。
ESOTERI7N-PC7300C(エソテリック) K-01
喰らうオーディオ!!!-ESOTERI7N-PC7300C(エソテリック) K-03
定価140万円のSACDプレーヤー
高いのでまぁ~そりゃ音良いですよ。
wadia850と比較すれば真っ当な音が出たという印象。

でも欲しいかと言われると。DACかなと。
SACDはハイブリッドで多少持ってますけど
私の中では過去のメディアです。


さらにさらにプリも換えました。
ESOTERIC(エソテリック) C-03
喰らうオーディオ!!!-ESOTERIC(エソテリック) C-03
定価80万円のプリ。

アイトラが60万でケーブルが35万なんで、
どうなってんの?という価格設定なんですけど。
むしろこっちが良心的価格ともいえそう。

ここまでエソテリックで使うとメグのパワーもエソなので、
オールエソテリックになります。アバンギャルドもエソテリック扱いですしね。


音はというと、あら綺麗って感じです。
アバンギャルドじゃなくて、前段周りでメグの音は作られていたらしい・・・


しかしながら、ホロ酔い気分の私を刮目させたのはCD-プリ間のケーブルをエソテリックからTMDの単線ケーブルに換えたときですね。

血が通いみなぎる躍動感たるや。
正に音が一変!

これにはエソの担当者も感服したご様子。会場も大盛り上がりです。
私もケーブルを軽視しがちですけど、これは凄かった。

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本日あった地震では、東京都心にいた私はまったく無事だったんですが、その都心は今も大変らしいです。

帰り道はJRが全線停止ということもあり、街には人が溢れていました。
喰らうオーディオ!!!-hito
最後は自分の足で歩くしかないということか。


東京の震度は5強。
地震の際には、オフィスの女の子も怖がり机の下にもぐりこみました。
私は初期微動と主要動の時間差から恐らく問題ないのを予想していたため席に座ってましたけど。


震源地を確認。
東北方面に親しい知人や家族がいないため安心しつつ。夕方の時点で交通の普及の見込み無し・・・
喰らうオーディオ!!!-eki
しかし、私は自転車通勤なので余裕なんですけどね。(新宿⇒赤羽)


問題はそう!オーディオ。
忘れてた~。これは心配だ!

最大で数十万クラスの出費が待ってます。ヤバシ。


急いで。でもご飯食べにラーメン屋に寄って帰りました。
(バイトが来れない点と安全面から都心のお店は結構休業してますがラーメン店やパチンコ屋は余裕で営業しています。)



「ただいま~」と誰もいない部屋に挨拶をして覗き込むと。

$喰らうオーディオ!!!-悲惨なマイシステム

あらら・・・。
ん~まぁ大丈夫か?



TVを点けるとヘルメットかぶったキャスターがディズニーランドの明日の営業停止を報道しています。


一方で、倒れたスピーカーの状態をチェック。
ユニットは問題なし。
元々SPは落下事件があったので、傷はまぁいいやと。

スピーカーを拾い上げ、ずれたインシュを調整。
どうやらコンポに影響はなさそうだ。


そして、音だし。



あ~、いい音だと癒されつつ。


原発の情報を必死に説明する枝野さんに対して、
「今回の大地震の名称をどうしますか?」
という質問をする記者を観ながら、


数百人の死者が出ている裏側で、オーディオの心配をしている自分を重ね合わせていました。



この大震災で亡くなられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。


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寺垣スピーカーを聴いてきた。
喰らうオーディオ!!!-寺垣氏

寺垣スピーカーを聴いて来ました。
先日は大学時代の友人と寺垣武氏の講演会に参加しまして、併せて寺垣スピーカーの視聴もあったという格好です。別にオーディオ関連のイベントではないです。

講演会自体は「天才肌の寺垣氏が年を取って若い人に何か残したい」という気持ちと「20代前半の方が頑張って主催しました。」というだけの内容で特に語るべき部分も無いので割愛します。


さて、そもそも寺垣スピーカーって何?ってかたも多いと思います。
詳細はオフィシャルサイトにもあるので、そちらを拝見していただきたいですが一言で言うと無指向性スピーカーの一種です。

元々開発者の寺垣武氏は発明家であってオーディオ技術家ではないです。レコードプレーヤーの開発を初めてオーディオテクニカの社長に売り込み、紆余曲折の末3億円近くの開発費用を飲み込み90年代中ごろセイコーエプソンのΣ5000という伝説的な銘機として世に出ることになったらしいです。
喰らうオーディオ!!!-Σ5000
表面粗さ計或いは物理変換器と形容されるほどらしい。by「趣味の極道」より


恐らくそれと平行してスピーカーの開発も行っており、一部マニアの話題にはなっていたようですが30年近い開発のもと商品化されたのは2000年以降で比較的最近だと思います。


今回視聴した機種はこちらです。

船の帆のようなスピーカーです。
喰らうオーディオ!!!-寺垣スピーカー

喰らうオーディオ!!!-寺垣スピーカー背面

私も技術に疎いので話半分で聴いて欲しいですが、スピーカーの下部にユニットがついており、振動を増幅して帆の部分で360度に放出しているようです。帆の部分は5ミリ厚程度の木材です。上と下の帆でL-Rチャンネルに分かれているとのこと。定価は20万程度と中々の価格です。

ちなみにアンプは自作で大きさ的にデジタルアンプかもですね。
喰らうオーディオ!!!-寺垣アンプ
プレーヤーはデノンのDCD-1650AEでした。


で。肝心の音ですが。

どこかのサイトで寺垣スピーカーの音を「ホヘェ~」という音だと評していたのですが、全く持ってそのとおりですw

オーディオ的には、上下共に全く伸びていない超ナローレンジで中域の響きが強く支配的です。無指向性の音とあいまって定位は曖昧ながら自然で比較的広い音場感と刺激の無い聴き易い音になってます。

上は10kHzも出ていないですし、下に至っては100Hz出てなかったと思います。
訪問した音楽家などが寺垣スピーカーの試作品(私が聴いたものとは別)を購入したとおっしゃってましたが、確かに音楽家にとっては良いスピーカーと言えそう。そんな感じのスピーカーです。


寺垣氏の主張はオーディオ機器はいかに原音を再生するかが命題であり、その点において現代オーディオは元々ある音楽という文化を全く表現していないというのが要項だったと思います。

典型的な技術系の原音原理主義であり、その主張自体は正論だと思います。
オーディオで良く言われる最高の音が「原音再生」or「自分の音」の2つに大きく別れるところだと思います。この手の議論で盲点になっているのは、論理的には「自分の音」の中の一つの形式として「原音再生」があるということだと思います。(この手の話をするとそもそも原音を超える音質が存在するのか?という命題もあるんですけどね。)

「原音再生」の極みとして寺垣氏の開発したレコードプレーヤーは世界的銘機に成り得たのですが、スピーカーはそうはいかなかったと思います。皮肉なほどに寺垣氏の音の好みを体現させたスピーカーであり、特性うんねんは別にしても「自分の音」を表現するために「原音再生」にこだわった典型例だと思います。


まぁとりあえず私が思うのは、このデザインのスピーカーを部屋に置きたくないってことですけどね。

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前回はM2TECHのhiFace EVOを導入し、遂に布陣が整ったところで。

ダブルウーファーズのリベロ邸訪問の際にウィンドウズとマックのPCオーディオを比較をしてきました。

喰らうオーディオ!!!-因縁の
因縁の対決です。


さて、両陣営の構成をざっくり説明しますと。(適当に調べたので多少違うかもです。)
なお、リベロ邸のシステム構成はこちら

マック陣営
【APPLE MacBook Pro】
$喰らうオーディオ!!!-mac book pro
CPU 2.3GHzデュアルコア
メモリ 4GB
そのた仕様 ノートブック、アルミ筐体

再生ソフト iTunes
記録媒体 内蔵SSD
リッピング形式 iTunes使用 アップルロスレス
出力形式 PC内蔵光出力

対するウィンドウズ陣営
【ONKO HDC-1L】
$喰らうオーディオ!!!-HDC-1L
OS XP
CPU 1.60GHz 
メモリ 1GB
その他仕様 デスクトップ、オーディオ向け静音筐体

再生ソフト Wave File Player for Experimental
記録媒体  外付け携帯HDD
リッピング形式 EAC使用 WAV
出力形式 USB-DDC(M2TECHのhiFace EVO)経由 AES出力




で。結果ですが。
まさかの衝撃の結末!

喰らうオーディオ!!!-一発KO
これもんの圧倒的大敗でした(泣)


音の力感、高域の再現性など次元が違いました。
激変レベルの差で、コンポ買い換えても中々出ない圧倒的大差です。


そもそも負ける試合だと思ってませんでしたけど。正直負けるにしても、ザクとシャアザク(性能20%増し)ぐらいだと思ってました。実際はサザビーぐらいの差はありましたね。こりゃ勝てません。

オーディオマニア向けにわかりやすく説明すると、ボーズとウィルソンオーディオぐらいの貫禄の差がありました。(←はじめからそう言えよ。)


ちなみに、マックはソフトを定評のある「Amara(アマーラ)」に変えて、ハイエンドCDトラポのzanden MODEL2000Pとも比較したのですが、私的な印象としてはこんな感じ。

zanden >> mac(アマーラ)> mac(iTunes)>>> win(HDC-1L)

ちなみにハイエンドCDトラポとの差なんですが、音楽性が圧倒的に違います。艶っぽいというか聴いてて気持ちの良い音を出してくれます。
PCオーディオのチューニングで音を良くしていくプロセスでも感じてましたが、PCオーディオは情報量を増やす方向にはとっても強い部分がありますが、『音の厚み』とか『艶っぽさ』って結構難しいなと思います。


マック側は内蔵HDDをSSDに変更しているものの、その他はそもそもマックがいじりにくいという要素もありそこまでいじってないと思います。
一方、我が方のウィンドウズはそれなりに追い込んでます。

私のウィンドウズは後いじるところはケーブルとOSを7に上げるぐらいだと考えてましたので。(細かい話をするとメモリー増設やタワーへの移行も考えてましたが。)
ここまで圧倒的にマックがいいなら、思い残すことなくマックに移行できそうです。


ということで。今回よりウィンドウズを卒業し次回より『マジ、あきらめの悪い、挑戦』編、略してmac編(←露骨な結論ありき。)としてマックを始めたいと思います。
$喰らうオーディオ!!!-長渕卒業
長渕コエェ

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PCオーディオのつかいこなしの7回目です。
前回はこちら

今回はM2TECHのhiFace EVO導入によるUSB-DDC比較です。
喰らうオーディオ!!!-M2TECH hiFace EVO
改善度 ☆☆☆☆ (明らかに良くなる。)
費用  ★★★★★  (5万円)
※基準はこちら


このUSB-DDCというジャンル。
いまだにDDCとすべきかオーディオインターフェイスとすべきか迷ってます。迷った末、間とってUSB-DDCと書きます。(←間でもないか。あぁ~ファイアワイア用とか出てくると厄介ですね。)


どうでもよい独り言はさておき。

今まで私のPCオーディオはオンキョウのND-S1と共に合ったわけですが、USB-DDCの性能がイマイチという疑いがあるため新機種導入の運びとなりました。

この手の候補としてはRMEのFirefaceUCがあります。この機種は元々レコーディング用でありオーディオマニアには無駄な機能が多く、なにより「高ぇ!」ってことで。もう少し手ごろかつ定評のある製品となる『M2TECHのhiFace EVO』に白羽の矢が立った次第です。



M2TECHのhiFaceといえばみなさんご存知のコイツです。
喰らうオーディオ!!!-M2TECH hiFace


それの兄貴分が『hiFace EVO』でして
私自身1月のメグ・ジャズ・オーディオ愛好会にてちょっと触れてます。
喰らうオーディオ!!!-M2TECH hiFace EVO
両面構造です。
喰らうオーディオ!!!-M2TECH hiFace EVO 2
入力はUSBのみですが、出力がとにかく豊富で同軸・光・キャノン・丸光・BNCなどなど思いつく範囲はすべて網羅してます。おまけにクロック入力まである心強い奴です。さらに、ドライバーは基本ダウンロードなのですがMAC用もあり至れり尽くせりです。

ということで、否が応でも期待高まる大型新人として迎え入れました。


肝心の音は。


SN比が高くなり、情報量が増えます。細かなニュアンスが出ます。


っていうか・・そんなに変化しない...orz
激変を期待していたのでがっかりです(泣)

PCの購入価格が2万だったことを考えると、5万の投資にちょっとキレそうになります。

確かに良くはなりますが変化度合いとしてはタダでできるソフト側のチューニングのほうが有意義です。
ハードから先に入ると痛い目にあいそうです。


ではでは、クロックは?と我が家のクロックを使おうとしますが使用不可です。
どうやら10MHzというルビジウム系の最新鋭じゃないと駄目らしい・・・ヒドい。



追加の検証として、バッテリー駆動を試しました。
エネループの音楽機材用9V電源です。
喰らうオーディオ!!!-エネループ
大手らしからぬ、なんともニッチな商品です。


で。肝心の音は。

う~ん。かすかな変化です。
良くなったような。なってないような。


いちいち充電する必要があることを考えるとアダプタで良さそう。
アダプタはCSEの電源から取っているので、若干有利な環境ではありますので参考まで。



遂に今回のつかいこなしでUSBケーブルこそノーマルですが目ぼしいところは手を加えました。

これで、先日アップしましたリベロ邸に乗り込んでの『ウィンドウズvsマック』というライバル対決に挑む運びとなりました。


真剣勝負の行方は如何に!
喰らうオーディオ!!!-真剣勝負
(注)当ブログでは無気力コメントはありますが、八百長ブログは一切ございません。


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