喰らうオーディオ!!! -12ページ目

喰らうオーディオ!!!

オーディオの、オーディオマニアによる、ピュアオーディオのためのブログ。

RGPC400 mark2 オーディオ電源レビュー
$喰らうオーディオ!!!-RGPC400 mark2
CP(中古)   ★★★★★
デザイン    ☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆☆

※基本ざっくばらんですが、星の評価基準はこちら

今回はオーディオ用電源として近年人気のRGPCを使ってみました。

とは言ってもよく見るRGPC400Proではなくて、
恐らく日本では発売されていない前のモデルのRGPC400mark2です。


RGPC(リチャード・グレイズ・パワーカンパニー)はアメリカの電源アクセサリーメーカーです。日本に未輸入の製品も多いですがPSオーディオと違って電源系の製品だけみたいです。

RGPC400などはパラレルチョークコイルを活用した「AC電源エンハンサー」という凄そうな雰囲気のある電源システムと謳われています。

つまり「一般的なクリーン電源と違って音が良いよ。」ということらしい。

ちなみにチョークコイルを使った電源アクセサリーだとクリプトンの電源タップPB-100なども使ってますね。(PB-100 のレビューはこちら


ちなみにRGPC400Proとの違いは大きな部分だと容量が違います。Proは20Aで、mark2は15Aです。なのでサイズも少し小さいです。


で。肝心の音ですが。

まずはDACを除くプレーヤーまわりの電源を取っている
CSEのFP-500HG(レビューはこちら)と交換してみた。(ちなみにFP-500HGはジェネレーターです。)
$喰らうオーディオ!!!-CSE Fp-500HG

これは、微妙ですね。
若干SNが下がって音の鮮度が落ちた印象。

FP-500HGは60Hzが良好な結果だったのでその影響もあるかも。
結構古い機種ですが結構良い仕事してますね。



パワーアンプに使っている、
中村製作所のAVT-82SP(レビューはこちら)と交換してみた。
(ちなみにAVT-82SPはトランス。)
$喰らうオーディオ!!!-中村製作所 AVT-82SP

これは!!
アンプのうなりが消えてる~!やったー!


気にはなっていたもののアンプのうなりは半ば諦めていたので、まさか電源換えるだけでなくなるとは・・・



AVT-82SPに戻してみた。
アンプのうなりが消えてる~?やったー(汗)



・・・って、
ただの接触不良だったのか???

ことの詳細は不明ですが結果オーライ、無事で何より。


話戻して音ですが、結構大きかったアンプの唸りが消えたこともあってでしょうか?ちょっとSN比が上がった印象。低域に深みが出て量感自体も増えます。


ただ、元々AVT-82SPの音が好きだったので。50歩100歩の音質差だと思います。AVT-82SPのほうが音が楽しいですね。



15Aと容量が大きいので、CDPとDAC側の電源も一緒に使ってみました。

これはいいですね。
音楽の微細なニュアンスが出てきます。



まだまだ細かい組み合わせまで使ってませんが、総論としてはRGPC400mark2いいですね。RGPCが売れているのは納得です。これだとRGPC400Proも良いのでしょうね。正規品は価格がボッてるので、中古・平行輸入品なら買いだと思います。

20Aという大容量のオーディオ電源は押しならべて価格が高いのでCP高いですね。はじめての本格オーディオ電源にもってこいです。(試してませんがプロケーブルのトランスと同じぐらい手ごろですね。)


できればAVT-82SPも手元で使いたいところですが、嫁に出しそうです。
2台にしてモノラルアンプに使うと良さそうですが、そうするとCPが悪いですしね。

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オーディオ必殺!APHEX(アフェックス)オーラルエキサイター!【後編】
喰らうオーディオ!!!-APHEX オーラルエキサイター
CP(中古)   ★★★★
デザイン    ☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆☆

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前編から出オチ感のあるタイトルに始まり、散々ふざけ倒して肝心なところを一切レビューしなかったので後編では具体的な使いこなしの模様と音の変化を書きたいと思います。(前編はこちら

とはいえミジンコの遺伝子がヒトよりも多い点への考察ぐらいマニアック過ぎてかつないほど読者を選ぶブログな気もしますが、そこは割り切ってレビューしましょう!


しかしながら、「アンタのテキトーなレビューはいいからもう少しきちんとした情報が欲しい」という方は詳細はこちらが大変詳しいです。リンクで上手く飛びませんが『8-6その他のエフェクタ』をご参照下さい。



今回システム構成としては下記のとおりです。
プリ⇒〔本機〕⇒パワー⇒マトリックス用スピーカー
(メインSPには使ってません。)

さて。上の構成のとおりそもそもオーラルエキサイターを入れる、スピーカーマトリックス部分の役割ですがコレ自体がエフェクターに近い使われ方になってます。

音の輪郭を作ったり、音場感を付加してます。
音の雰囲気を左右するため、ここで音の解釈を創ってます。

なので、そこからさらに音を付加して変えようという複雑な話になってますね。



そのような構成の元、現在のオーラルエキサイターの調整内容は下記で落ち着いてます。

・倍音成分の「DRIVE」が左一杯7時ぐらい、つまり0。
・高域変化フィルターの「TUNE」が2時ぐらい。
・上二つの効果を元音に足す「MIX」が8時ぐらい、少ししか足してません。



そう言われても解りにくいと思いますが、つまりほんの少ししか効かせてません。
これは事前にアドバイスも頂いてましたが、効かせ過ぎると個性が立ちすぎるので薄く使うのが基本らしいです。やってみると確かにそうです。



で。音の変化ですが。
ちょっと音が滑らかになるというか、浸透力に伴い味が出るというか。ちょっと言葉にしにくい部分ですが音色が微妙に変化します。一方で定位や音場感にはあまり変化が無いです。

身も蓋も無い言い方ですが、独特な効き方なので実際使ってみないと伝わらないかもです。



さて、個別に調整した感触ですが。
$喰らうオーディオ!!!-aphex nobuちょっと見難いですが左から「DRIVE」「TUNE」「MIX」左右別で調整。


そもそもオーラルエキサイターは電源付きのアクティブなので、スルーで元音だけ出力しても音は変化します。そんな大袈裟な変化でもないですが、この辺はケーブルの音かもですね。

倍音成分の「DRIVE」はちょっと回すと、よく言えば中域が充実してウォームな音調になるのですが、急速に音がぼけるので我が家では使ってません。これはスピーカーマトリックスに使っているからかもしれません。マトリックスもやりすぎると定位が悪くなるので。


高域変化フィルターの「TUNE」が我が家の場合肝でした。ここで音の質感を変化させてます。大袈裟に変化することは無いですが、やり過ぎるとやや荒れた感じになります。


上二つの効果を元音に足す「MIX」も回しすぎると音がぼけるので、必要最低限で使ってます。


しかしながら、微妙なさじ加減で結構音が変わるにも関わらず、この機器のノブのつくりが荒くて困ったものです。ノブによって目印の位置が違うという上、左右別で調整する必要があります。結局のところ感覚で適当に合わす他ないという・・・。ほんとアメリカ人は大味です。



あと、インシュはあまり差が出ませんがケーブルで音が結構変化します。いくつか試して今はとりあえずドイツヴィンテージの単線をあてがってます。

ただし、本機の場合やはりSNの点で問題あるなと思ったので上位機種を一度使ってみたいですね。近いうち買うと思います。

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オーディオ必殺!APHEX(アフェックス)オーラルエキサイター!【前編】
喰らうオーディオ!!!-APHEX オーラルエキサイター
CP(中古)   ★★★★
デザイン    ☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆☆

※基本ざっくばらんですが、星の評価基準はこちら


導入したのは結構前なんですが、アフェックスのオーラルエキサイターなど言う機器ををマイシステムに組み込みましたのでその顛末を紹介します。


ことの経緯は。
ある日に某秘密基地の主から
「実はシステムに組み込んでいるレコーディング機器があって、これが音を色々変化させられて面白いよ。」と・・・

こっそり(←と言うかマニアック過ぎて誰もがツッコンでくれないので本人からたまらず)教えていただいたのが本機です。

その内容はオーディオ誌に掲載されるような正攻法にあらず、スターウォーズならどっぷり暗黒面にあろう秘密のオーディオ奥義であります。

ですので、これをご覧になった方はくれぐれも他言しないように。



前置きはコレぐらいにして、本題に入ります。

今回の機器はオーディオとはちょっと畑が違うこともあり説明しないと何が何だか知らない方がほとんどだと思いますのでちょっと補足します。


今回導入した機器のブランドAPHEX(アフェックス)とは75年に設立し、米カリフォルニアに拠点を持つレコーディング機器の製造メーカーです。

アフェックスの代表的機器のオーラルエキサイターは70年代後半から80年代にアメリカを中心に広く普及しました。ポール・マッカートニーのWingsのライブツアーや、ジャクソン・ブラウン、ジャーニー、ブルース・スプリングティーンなどなどポップ/ロックスを中心に多く採用されたようです。

詳細はこちらを参照下さい。



で。『オーラルエキサイターって何?』って話ですが。
誤解を恐れず表現すると「輪郭をはっきりさせる」「同じ音量で音を前に出す」などを目的に原音を歪ませて高域成分を付加するエフェクターの一種です。

とまぁ理屈を書くと大変解りにくいのですが、要はエレキギターや真空管アンプのように『良質の歪み』をわざと足して音を良くしようという発想の機械のようです。

詳細はこちらが大変詳しいです。リンクで該当箇所に上手く飛びませんが『8-6-1その他のエフェクタ』をご参照下さい。



今回、私が入手したのは同社のオーラルエキサイターとしては簡易バージョンで80年代後半ぐらいの製品だと思います。定価は10万円強だと思いますがヤフオクで数千円でゲットしました。高くても1万円程度なので激安オーディオグッズです。
喰らうオーディオ!!!-aphex typeC

さて、(事前にアドバイスいただいたので受け売りです)オーディオに使う場合はプリとパワー間だと思います。ただし、そもそもレコーディング現場で音作りのために使う機器ですので全帯域に対して使うとやりすぎになります。ですので基本的にはマルチアンプ構成(高域側or中低域側など)じゃないと使えないかもしれません。

そういった意味では参入障壁の高い機器です。

我が家の場合、スピーカーマトリックスで残響成分足してますのでそちらに使うことにしました。(厳密にはサブウーファーも入ってますけど。)

【構成】
プリ⇒〔本機〕⇒パワー⇒マトリックス用スピーカー



使ってみた率直な感想ですが。
これは楽しいです!
唯一無二の独特な音の変化が楽しめ、まさにオーディオの醍醐味があります!



されども、それはポン置きで「スッ」と良い音を奏でる魔法のアイテムだったという訳ではないです。これが中々の曲者でして拙い自身のオーディオ経験の中では使いこなしが難しいと感じる部類の機器でした。

音の質というよりも解釈に近いレベルで音色が微妙に変化していくので、音に対して『確固とした基準』ないし『音決めのルール』が無いと右往左往しそうです。(←というか右往左往します。(体験談))
無論使う場所にもよるのでしょうがケーブルやインシュともちょっと違う変化です。


私はマルチ未経験なのでおそらく「チャンデバいじるのもこんな感じなんだろうな」と思っていじってました。

ということでオーディオ初心者向けではないと思います。
(そもそも使いどころが無いと思いますが。)


重ねて言いますが楽器をバリバリやっている方や耳が良い方はともかく、初心者で手を出すと音は変化はするものの何が何だかわからなくなって困り果てるため大変危険です。


ですので、
これを見ている良い子のみんなは決してマネすんな!

$喰らうオーディオ!!!-江頭(注)趣味なのに良い年したオッサンが泣きたい気持ちになっちゃいます。


とまぁ思ったより長くなったので(たぶん余計なこと書きすぎたからでしょうが・・・)実際の調整模様と具体的な音の変化などは後編に続きます。


お読みいただきありがとうございました。
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SONY(ソニー) プリアンプ 『TA-ER1』 レビュー
喰らうオーディオ!!!-TA-ER1
CP(中古)   ★★
デザイン    ☆☆
手放せない度 ☆☆

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ソニーで語り継がれるようなプリというとエスプリ時代の「TA-E900」、かないまる氏設計の「TA-ER1」、SACD時代初期の「TA-E1」ではないでしょうか?

で。今回導入してみたのは「TA-ER1」です。

時代的にはプリ不要論が強かった風潮で、海外のハイエンドを除けば電源別筐体の定価100万以上のプリは中々お目にかかれません。大手国産では「デノンのPRA-S1ぐらいかなぁ~?」というぐらい珍しいです。まさにバブリーな仕様です。
喰らうオーディオ!!!-TA-ER1外部電源


本機のボリュームは宿敵である松下に依頼したといわれており、技術側も良い意味で最高の品質を追求したアンプです。
喰らうオーディオ!!!-TA-ER1 ボリュームねっとり、ずっしりの高級な感触。

デザインは、ぱっと見、国産のプリメインモロ出しです。
これはちょっとラックに入れたとき様にならないですね。ちょっとソニーっぽくない野暮ったいデザインです。

しかしながら価格が価格ですのでパーツの品位が高く、フロントのロゴなどは溝掘って墨入れしてますし、ボリュームを廻した感触はまさにハイエンドです。俗に言うバターに熱したナイフ入れた感触。

機能面でも入出力バリエーションや数量など大よそプリでやりたいことは全て出来ます。
フォノイコの性能は当方がレコードをやってないので不明です。まぁこのクラスだと別でフォノイコを使うが通常だと思いますが。


で。肝心の音ですが。

音質は決して派手さはありませんが安物には無い滑らかな音です。情報量が多いというか細かい部分をきちんと描き切ってくれます。確かにハイエンドじゃないと出てこない確固とした息吹を感じます。

プリに対する考え方にもよるでしょうけど、純粋に品位を高めるのであれば良いアンプだと思う。一方でプリでもっと積極的な音作りを行おうと思うと物足りないかもしれない。

今回のプリは音の変化量で言うとケーブルと同じもしくはそれ以下かもしれない。
しかしながら、この微妙なニュアンスの変化をケーブルで出せるのか?といわれるとちょっと難しいと思う。

この価格帯になると完全にハイエンドなのでCPを語るような次元ではないですけど、パワーならまだしもプリだけ一点豪華主義で行ってもずば抜けて良い音になるわけではないのでそういった意味ではすこぶるCPは低い。わかっちゃいたけど、やっぱりね。

ここで言ってるCPはあくまで中級システムに入れるかどうかという意味です。ハイエンド視点のCPを問われると判断できません。


まぁ~でも。買うならパワーアンプがいいな。うん。
勢いで買うものでもないな。


お読みいただきありがとうございました。
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黄昏のウィルソンベネッシュ amber宅訪問
喰らうオーディオ!!!-システム全景
重量 ★★   
年式 ★★★★ 
凄み ☆☆

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今回はオーディオブログとして著名な『黄昏オーディオ』の主amberさん宅を訪問しました。

amberさんは会うと「あ~クリエイティブ系の仕事をしてるな~」と解るタイプでして、ファッションやインテリアはもちろんのこと、当日出していただいた飲み物やおつまみなんかにも「捻り」がきいている趣味人です。

オーディオと向き合ってい方も肩肘張らない形でそれがまたいいですよね。
自分もまぁそういうタイプなんですが。趣味なんで楽しんでいたいものです。


ブログを拝見するとオフ会慣れしてそうですが、選曲がまた粋でした。
クラシック、ジャズ、ポップスも含め広く聴いていそうですが現代音楽や映画音楽が特に好きなようです。マニアックで懐の深い選曲だったのが印象的。
喰らうオーディオ!!!-視聴ディスク達。視聴したディスク達。


僕も年齢の割りに音楽は聴いているほうだと思いますが、まだまだ修行が足りないですね~。
こういった事はまだできません。



さてシステムですが、まずは電源周り。

電源周りはかつて例をみない使いこなしの集積で練り上げられていました。

喰らうオーディオ!!!-ブレーカー
専用回線を引いてブレーカーを吟味するに始まり、アースにいたっては2段構えになっており庭にアース棒を埋めるのは当然のこと、リスニングルーム内で一度落としているッ徹底ぷり!


非オーディオ環境への対策が練られているのも大きな特徴で、ブレーカーレベルでの分離は当然のことオーディオとは逆相の電源を家庭用に割り振るなど、ふんだんに手間暇かけて練り上げられています。

流行の200V に関してはターンテーブルの電源にしか導入せず、どうやら電源の位相の問題などで音がよくならなかっため現在の形になっているようです。

その他電源トランスなどはどんどん減って現在使っていないとのこと。これは電源工事をしっかりするとトランス取った方が良いという説を裏付けてますね。
喰らうオーディオ!!!-使われていないトランス使われていない電源トランス達。


部屋も一通り対策してあり、床の強化や天井へも対応済みです。

スピーカーの内側にシルバーの鉄塔みたいなものもあるのですが、これも置いたほうが響きがコントロールされるためそのままにしているらしいです。

ちなみに正体はスピーカーです。


プレーヤーはアナログとCD両方なさっているようです。

アナログは
Wilson Benesch(ウィルソンベネッシュ)ATC1
喰らうオーディオ!!!-Wilson Benesch ACT1
ケースがアクリルではなく実はガラスらしい。
カーボンのアームが精悍です。


フォノイコが
PASS Labs(パスラボ) X Ono

喰らうオーディオ!!!-PASS Labs(パスラボ) X Ono
電源別筐体のパス初期の銘機です。


CDトランスポートが
ORACLE(オラクル) CD DRIVE
喰らうオーディオ!!!-ORACLE(オラクル) CD DRIVE 2
トップローディングの巧みな造詣がたまりませんね。
こういうのは私も欲しくなります。

CDはやっぱトップローディングがいいんですよ。
置き場所困るけど、断然趣味性が高い!



DDコンバーターが
dCS 972
喰らうオーディオ!!!-dCS 972
アップサンプリング担当のDDコンバーター。

「入れる意味ありますか?」
ってアホな質問をしてみたところ(笑)
「弱音部の微小な表現力が向上する」とのこと。


今までDDCは全く興味が無かったのですがちょっと興味をそそる話です。


D/Aコンバーターが
Mark Levinson(マークレビンソン) No.360S
喰らうオーディオ!!!-Mark Levinson(マークレビンソン) No360S

写真がぶれているのでアレですけど。型番ひょっとしたら違ったかも。


プリアンプが
NAGRA(ナグラ) PL-L
喰らうオーディオ!!!-NAGRA(ナグラ) PL-L
不覚にも画像取り忘れました...orz

この古そうで洗練されたデザインがたまりませんね。
ナグラは何だか節操のない商品開発で一貫性もなく色々な製品を作ってますけど、アルミ素材を活かした独特な世界観はデザインとして一貫してますよね。(音は聞いたことないから知らないんですけど。)

SF的なイメージなんですが、文字通りの最先端というよりはどこか温かみを感じるアナログな機械感がありますよね。

このようなメーカーは私も好きです。
amberさんも見た目で買ったらしい。


パワーアンプが
ARIA(アリア) WT350LS
喰らうオーディオ!!!-ARIA(アリア) WT350LS
カウンターポイントで有名だったマイケル・エリオット氏のアンプメーカーです。
石と球のハイブリッド設計のアンプが有名ですね。カウンターポイントも含めていつか家で聴いたみたいです。

こちらはモノラルパワーで恐らく日本には未輸入のモデル。

スピーカーは
Wilson Benesch(ウィルソンベネッシュ) ACT-1 Evolution
喰らうオーディオ!!!-ウィルソンベネッシュACT-1 Evolution 2
日本の老人にはとても受けそうにないカーボンを活かしたクールなデザインです。
同社のディスカバリーとか私も好きです。

マイナーチェンジ前のモデルから乗換えている模様。主曰く前モデルと比較して
「あんまり変わってないよ」と言い切るのは流石です(笑)
買い換えてあんまり変わらないのもちょっと切ない話でもありますけど。


何気にブログトップの「amber page」のフォントもウィルソンベネシュに合わせていたんですね~。
やるなぁ~。芸が細かいw



肝心の音ですが。


いい音でした(笑)
まぁもちろん。僕が訪問しているのはどなたも超マニアなのでいい音なのは当たり前で、その先にある音の解釈を聴きに行っている訳ですが。

パッと聴いた感じだと派手さはないですが、
じんわり利いてくる静謐とした音色の美しさが大変心地良いです。

音色そのものが良いからセンターで聴かなくとも十分染み入ります。


中音派はそんなに数を聞いてませんがもう少し詳細に述べますと
「静寂感」「音場感」「音の艶っぽさ」が高度な次元で成立していると思います。

一つ一つの要素は超マニアとなるとどれかは持っているものだと思いますが、この辺を高度に両立させるのはかなり難しいと思います。まぁウチも出来てないんですよ(泣)



静寂感は要は聴感上のSN比ですけど、機器のグレードやスピーカー自体が付帯音を出さないタイプということでしょう。個人的には電源周りが相当しっかりしているのが大きなポイントだと思いますけど。

部屋に関しても色々対策してありましたが、効き具合を伺うのを忘れたのと自身の経験が不足しているのでどこまで効いているかは不明ですね。

ともあれ明らかに一段低いSN比です。


奥行きや音場感に関してはスピーカーの特性が強いらしい。
重心の低い低音が織り成すスケール感とは違うのですが、確かに大型システムなどではちょっと聞いた事のないレベルの高い見事な音場表現です。立体表現が秀逸でした。

プレーヤーがきっちり情報量を持っていると言えばそれまでですけど、
dcsのDDCが小音時の微細な表現に有効とのことですので、この辺も効いていそう。


音の艶っぽさはやはりパワーアンプかなというのが、主に聞いた話です。
真空管をビンテージ系で吟味してさらに調整しているようです。

いや~いいアンプですね。欲しいです。


とまぁあっという間に3時間程度が過ぎてました。
かなりの経験と大枠で音の趣向が似ているのでウチのシステムも一度聴いていただいてアドバイス欲しいですね。ありがとうございました!


お読みいただきありがとうございました。
こんな時こそオーディオでしょう!下記リンクにオーディオ関連のブログが色々あります。

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