■9・28「子育て・虐待予防」企画MTG(1)
9月28日夜に、「子育て・虐待予防」企画ミーティングを開きました。
場所は、コミュニティカフェぶりっじ@経堂
参加者は12名+1名=計13名でした。
写真には、先に帰った蔭木さんが写ってません。
まずはじめに、
参加された皆さんの取組みと想いを共有しました。
◎佐藤 孝典 さん :「子供虐待予防プロジェクト 」 代表
・新宿区で児童指導員の仕事をしていますが、
虐待を何とかしたいという想いでプロジェクト活動を始めた
・いろいろと報道はされるが、先入観にとらわれていると感じる
虐待の早期発見やその後の警察介入が取り上げられるが、それでは遅い。
分かってからでは遅いので、未然に防ぐことが大切
・虐待の予防の入り口として、虐待とは何かを皆がもっと知っ欲しい。
虐待当事者が何を求めているかをまず知ってもらうことに取組んでいる。
◎鷺島 利佳 さん :ファミリーセラピスト キャリアカウンセラー
・虐待は大人が決めるのではなく、子どもの声を反映することが大切
・江戸川で虐待で3歳の男の子がなくなったことを契機に
子どもたちが問題意識を持ち、1000人ほどの中高生の声を集めた。
その報告シンポジウム を10月3日に開く。
◎工藤 玲子 さん :「子どもを守る目@文京区 」代表 企画・編集ライター
・10年前に出版社を止めてフリーに。
弟が発達障害だったのが契機となり発達心理学を学んだ。
ガン・サポートキャンペーンや編集の仕事をしていたが、
ネグレクトや虐待を何とかしたいと思うようになった。
・ミキシ―に3000人規模の虐待のコミュニティーがありいろんな情報が入って
くるようになり、自分でも関わっていこうと考えるようになった。
・11月13日に虐待防止のシンポジウム を文京区で開きます。
◎福田 恵美 さん : NPO法人 子どもプロジェクト 理事長
・難病の子どもを育てた経験から、難病の子を持つ家庭の支援をしている。
・最近、発達障害が増えている。
虐待と発達障害との関係ははっきりしてないが、影響があると考えている。
・ホームスタートのような訪問型の子育て支援をする場合でも、
難病や発達障害の子を育てた経験者を活かせると良いと考えている。
◎藤沢千代勝さん : こうとう親子センター 副代表
・2007年からホームスタートの普及に取り組んでいる。
はじめは、簡易版のホームスタートプログラムだったが、
今年から本格的な講座を開きだした。
・正規のホームビジター講座は、8日間40時間なので、受講のハードルが高い。
単位制にするなどして、受講しやすくできたら良いと考えている。
・イギリスでは、1999年からホームスタートを取り入れて大きな成果を挙げており、
日本でも国の政策レベルで採用される方向に持って行けたら良いと思う。
◎落合香代子さん : 子育てたんぽぽ亀戸
・虐待に遭遇して何とかしたいと思ったが、周りの人たちの関心は低かった。
・子育てサークルはハイハイするベビーまでのママがほとんど。
一歳を過ぎると来なくなるが、それから後のほうが負担が大きくなる。
悩みが話せる場所をつくりたいと思って、トーク場をつくっている
・子育て楽しい、子育て頑張ろう、というだけではなくて、
もっとネガティブな部分も吐き出せる場がいると思う。
・虐待予防を身近な問題として捉えられるようにしたい。
◎田中玲子さん :主婦
・難病の子どもたちのための基金をつくりたいと、ずっと思っている。
・難病の子を育てた経験から、元気でないお母さんの気持ちを分かってあげられる。
・子育ては楽しいだけでは無いし、お母さんも聖人君子じゃないので、
泣いたり怒ったりすることを同じ目線で共有し支えられる場をつくりたい。
◎中山 弘さん : “2030ビジョン”プロジェクト 代表
・1人ひとりの人生がうまく回ることが持続可能な社会の基本。
・その第一歩である「生まれ・育つ」がしっかりすることが大切。
・子は社会のカスガイ。皆で支えあうコミュニティーをつくりたい。
・行政は、守りの視点が強く、起きてしまった問題の解決が中心。
予防をしていくには、民間の行動が重要だと思う。
◎蔭木 達哉 さん :”2030ビジョン”スタッフ 慶応大学生
・これから近い将来、子育てをするようになるのに、
何も知らないという危機感から、この活動に関わっている。
・街づくりをしていくのに、コミュニティが出来る場所は公園とか学校がある場所
これが失われているのを何とかしたいという想いもある。
◎ 松田 妙子 さん: 世田谷子育てネット 代表
・いろんなことをやっているが、基本的にレッドゾーンには触らないと決めている
関わってしまった場合にはしかるべきところに繋げて自分で抱え込まない。
見立てはするが、直接的な対応はあまりしない。
・お母さんのネットワークを拡げるために、チラシをポスティングなどで配っている
・集まって楽しくしているという、一般的な子育ての場を提供している。
・いろんな人が世代を超えてやっていけることが大切だと思う。
・周りの人の意識を変えていけると良い。
◎ 高橋 友紀 さん: NPO法人チルドリン 保健師
・キャリアチェンジして保健師になった。
・不妊治療、訪問看護、企業の健康管理、などいろんなことを経験した
・働くことと子育てが両立するのが難しい現状を何とかしたい
・お母さんになると、社会的には弱者になった感もある。
一見キラキラして見えるお母さんが実は悩みを持っている。
自分は社会に役に立ってないと思えるようになったりする。
・虐待についても、このために集まるというよりも、
まつ毛パーマをかけながら「実は・・・」と語れるような場も大切。
・虐待と躾との区別はつきにくく、すごく近くにあると思う。 (鹿児島ではかなり近い)
・虐待講演会というと、自分がそうだと認めてしまう感もあって、行きにくい人も多い。
・誰でも一緒なんだよ~と感じれる場所、膝を抱えて泣ける場所をつくっている。
◎菊地真紀子さん: 子ども幸せ研究所 VALN代表社員
・大田区で子育て支援に関わる活動をしている
・大田区のいろんな地域で、二ヶ月に一度の場作りキャラバンをしている。
・地域のママたちが来てくれることで、自分たちが自発的につくっていて
欲しいと考えている。
----------------------------------------------------------
次に意見交換。
鷺島さん
● 養護施設は18歳で出ていかなくてはならないが、
就職は難しい。家を借りるのも難しい。
⇒就職支援をもっとやっていく必要がある。
● 逆に、「共依存」で、子どもにべったりな親も問題だと思う。
子どもの自由を奪っているという点では、虐待と考えたほうが良いのではないか。
健全な愛着形成と自立とはセットだと思える。
● ベビーマッサージのようなことをうまく活用して行けると良い。
・ベビーマッサージは子どもの変化に気づく、スキンシップ、親のリラックス効果もある。
・ホームスタートも、ベビーマッサージをセットにすれば、訪問の抵抗感も減る。
訪問する人も安心して行けるのではないか。
中山さん
● 虐待に関して少し整理したので、共有したい。
プレゼン資料 6ページpdf. モディファイ版
1.児童虐待の状況
・自相への相談件数は年間44,000件ほどで、身体的虐待、ネグレクトが多い。
(実発生件数は10倍ぐらいと見なされ、心理的虐待もかなり多い)
・虐待者は実母が6割。実父が2割強。 父親の多くは虐待を認めない。
・虐待相談は、乳幼児に限らず、小中学生も多い。
2.虐待の予防・防止の取組みはいろいろある。
・育児不安、虐待予備軍のケアが十分でないように感じられる
・健全育成 ⇔ 虐待予防 ⇔ 虐待防止がうまく繋がっていないと思える。
・行政は虐待予防にまで手が回っていない感がある
(全体としてキャパ不足の感も否めない・・・政策の転換がいるのではないか)
3.なぜ虐待が起きるか?
・親/保護者の問題もあるが、親への成長過程、子育ての知識(教育)、とりまく人間関係
の影響も大きい。
・また、人を育てるのに適しない子育て環境、不十分な虐待予防の仕組み、
さらには、貧困や雇用など社会の構造に起因する要因も大きいと見なされる。
4.子育て支援と虐待予防 ~取組みの方向性
■基本コンセプト
◎ 皆で力を合せて、虐待を未然に防ぐ。
このためには、草の根活動としての“気づき”と“支えあい”の場作りがもっとも大切であるが、
同時に、 子育て環境や仕組みを変えていく働きかけも根気よく続けることが必要である。
■具体的な取組みの方向性(中山 私案)
◎ 自分たちで出来ること
● すぐに取り組めること
・ 子育て支援のネットワークの輪を拡げること
・ 子育てや虐待についての知識を広めること
● 取組んでいきたいこと
・ 孤立している母子が加わりやすい仕掛けつくり
・ 多世代間の交流を通した、子育ての場作り
・ 自然な愛着形成が根付くサポートを広める
◎行政とともに進めたいこと
● 産前産後の愛着形成
・ 手厚いケア体制(助産師によるフォロー?)
・ 自然分娩への回帰
● 子育てに関する正しい学習
・ 学校での育児教育(虐待を含む)
・ ベビーシッター経験の準義務化(社会に根付かせる)
● 子育てを巡るケア充実
・ 児童福祉行政のキャパシティアップ
・ 生活保障、就業保障の充実 (ワークフェア国家?)
★具体的な取組みのヒント
◎ 元気な子育てママだけでなく、子ども・若者、子育て修了(終了)世代
いろんな人たちが繋がっていくことが大切。
⇒皆が繋がることで、日本を元気に!
◎ 子育ての特性(意識/行動)のクラスターに応じた
コンタクトとサポートの方法を考える
◎ 直接的な触れ合いと、ネットを介したサポートなど多様な方法を考える
---------------------------------------
そして、具体的な取組みのディスカッションが続きますが、
こちらは レポート(2) のほうに掲載します。
場所は、コミュニティカフェぶりっじ@経堂
参加者は12名+1名=計13名でした。
写真には、先に帰った蔭木さんが写ってません。
まずはじめに、
参加された皆さんの取組みと想いを共有しました。
◎佐藤 孝典 さん :「子供虐待予防プロジェクト 」 代表
・新宿区で児童指導員の仕事をしていますが、
虐待を何とかしたいという想いでプロジェクト活動を始めた
・いろいろと報道はされるが、先入観にとらわれていると感じる
虐待の早期発見やその後の警察介入が取り上げられるが、それでは遅い。
分かってからでは遅いので、未然に防ぐことが大切
・虐待の予防の入り口として、虐待とは何かを皆がもっと知っ欲しい。
虐待当事者が何を求めているかをまず知ってもらうことに取組んでいる。
◎鷺島 利佳 さん :ファミリーセラピスト キャリアカウンセラー
・虐待は大人が決めるのではなく、子どもの声を反映することが大切
・江戸川で虐待で3歳の男の子がなくなったことを契機に
子どもたちが問題意識を持ち、1000人ほどの中高生の声を集めた。
その報告シンポジウム を10月3日に開く。
◎工藤 玲子 さん :「子どもを守る目@文京区 」代表 企画・編集ライター
・10年前に出版社を止めてフリーに。
弟が発達障害だったのが契機となり発達心理学を学んだ。
ガン・サポートキャンペーンや編集の仕事をしていたが、
ネグレクトや虐待を何とかしたいと思うようになった。
・ミキシ―に3000人規模の虐待のコミュニティーがありいろんな情報が入って
くるようになり、自分でも関わっていこうと考えるようになった。
・11月13日に虐待防止のシンポジウム を文京区で開きます。
◎福田 恵美 さん : NPO法人 子どもプロジェクト 理事長
・難病の子どもを育てた経験から、難病の子を持つ家庭の支援をしている。
・最近、発達障害が増えている。
虐待と発達障害との関係ははっきりしてないが、影響があると考えている。
・ホームスタートのような訪問型の子育て支援をする場合でも、
難病や発達障害の子を育てた経験者を活かせると良いと考えている。
◎藤沢千代勝さん : こうとう親子センター 副代表
・2007年からホームスタートの普及に取り組んでいる。
はじめは、簡易版のホームスタートプログラムだったが、
今年から本格的な講座を開きだした。
・正規のホームビジター講座は、8日間40時間なので、受講のハードルが高い。
単位制にするなどして、受講しやすくできたら良いと考えている。
・イギリスでは、1999年からホームスタートを取り入れて大きな成果を挙げており、
日本でも国の政策レベルで採用される方向に持って行けたら良いと思う。
◎落合香代子さん : 子育てたんぽぽ亀戸
・虐待に遭遇して何とかしたいと思ったが、周りの人たちの関心は低かった。
・子育てサークルはハイハイするベビーまでのママがほとんど。
一歳を過ぎると来なくなるが、それから後のほうが負担が大きくなる。
悩みが話せる場所をつくりたいと思って、トーク場をつくっている
・子育て楽しい、子育て頑張ろう、というだけではなくて、
もっとネガティブな部分も吐き出せる場がいると思う。
・虐待予防を身近な問題として捉えられるようにしたい。
◎田中玲子さん :主婦
・難病の子どもたちのための基金をつくりたいと、ずっと思っている。
・難病の子を育てた経験から、元気でないお母さんの気持ちを分かってあげられる。
・子育ては楽しいだけでは無いし、お母さんも聖人君子じゃないので、
泣いたり怒ったりすることを同じ目線で共有し支えられる場をつくりたい。
◎中山 弘さん : “2030ビジョン”プロジェクト 代表
・1人ひとりの人生がうまく回ることが持続可能な社会の基本。
・その第一歩である「生まれ・育つ」がしっかりすることが大切。
・子は社会のカスガイ。皆で支えあうコミュニティーをつくりたい。
・行政は、守りの視点が強く、起きてしまった問題の解決が中心。
予防をしていくには、民間の行動が重要だと思う。
◎蔭木 達哉 さん :”2030ビジョン”スタッフ 慶応大学生
・これから近い将来、子育てをするようになるのに、
何も知らないという危機感から、この活動に関わっている。
・街づくりをしていくのに、コミュニティが出来る場所は公園とか学校がある場所
これが失われているのを何とかしたいという想いもある。
◎ 松田 妙子 さん: 世田谷子育てネット 代表
・いろんなことをやっているが、基本的にレッドゾーンには触らないと決めている
関わってしまった場合にはしかるべきところに繋げて自分で抱え込まない。
見立てはするが、直接的な対応はあまりしない。
・お母さんのネットワークを拡げるために、チラシをポスティングなどで配っている
・集まって楽しくしているという、一般的な子育ての場を提供している。
・いろんな人が世代を超えてやっていけることが大切だと思う。
・周りの人の意識を変えていけると良い。
◎ 高橋 友紀 さん: NPO法人チルドリン 保健師
・キャリアチェンジして保健師になった。
・不妊治療、訪問看護、企業の健康管理、などいろんなことを経験した
・働くことと子育てが両立するのが難しい現状を何とかしたい
・お母さんになると、社会的には弱者になった感もある。
一見キラキラして見えるお母さんが実は悩みを持っている。
自分は社会に役に立ってないと思えるようになったりする。
・虐待についても、このために集まるというよりも、
まつ毛パーマをかけながら「実は・・・」と語れるような場も大切。
・虐待と躾との区別はつきにくく、すごく近くにあると思う。 (鹿児島ではかなり近い)
・虐待講演会というと、自分がそうだと認めてしまう感もあって、行きにくい人も多い。
・誰でも一緒なんだよ~と感じれる場所、膝を抱えて泣ける場所をつくっている。
◎菊地真紀子さん: 子ども幸せ研究所 VALN代表社員
・大田区で子育て支援に関わる活動をしている
・大田区のいろんな地域で、二ヶ月に一度の場作りキャラバンをしている。
・地域のママたちが来てくれることで、自分たちが自発的につくっていて
欲しいと考えている。
----------------------------------------------------------
次に意見交換。
鷺島さん
● 養護施設は18歳で出ていかなくてはならないが、
就職は難しい。家を借りるのも難しい。
⇒就職支援をもっとやっていく必要がある。
● 逆に、「共依存」で、子どもにべったりな親も問題だと思う。
子どもの自由を奪っているという点では、虐待と考えたほうが良いのではないか。
健全な愛着形成と自立とはセットだと思える。
● ベビーマッサージのようなことをうまく活用して行けると良い。
・ベビーマッサージは子どもの変化に気づく、スキンシップ、親のリラックス効果もある。
・ホームスタートも、ベビーマッサージをセットにすれば、訪問の抵抗感も減る。
訪問する人も安心して行けるのではないか。
中山さん
● 虐待に関して少し整理したので、共有したい。
プレゼン資料 6ページpdf. モディファイ版
1.児童虐待の状況
・自相への相談件数は年間44,000件ほどで、身体的虐待、ネグレクトが多い。
(実発生件数は10倍ぐらいと見なされ、心理的虐待もかなり多い)
・虐待者は実母が6割。実父が2割強。 父親の多くは虐待を認めない。
・虐待相談は、乳幼児に限らず、小中学生も多い。
2.虐待の予防・防止の取組みはいろいろある。
・育児不安、虐待予備軍のケアが十分でないように感じられる
・健全育成 ⇔ 虐待予防 ⇔ 虐待防止がうまく繋がっていないと思える。
・行政は虐待予防にまで手が回っていない感がある
(全体としてキャパ不足の感も否めない・・・政策の転換がいるのではないか)
3.なぜ虐待が起きるか?
・親/保護者の問題もあるが、親への成長過程、子育ての知識(教育)、とりまく人間関係
の影響も大きい。
・また、人を育てるのに適しない子育て環境、不十分な虐待予防の仕組み、
さらには、貧困や雇用など社会の構造に起因する要因も大きいと見なされる。
4.子育て支援と虐待予防 ~取組みの方向性
■基本コンセプト
◎ 皆で力を合せて、虐待を未然に防ぐ。
このためには、草の根活動としての“気づき”と“支えあい”の場作りがもっとも大切であるが、
同時に、 子育て環境や仕組みを変えていく働きかけも根気よく続けることが必要である。
■具体的な取組みの方向性(中山 私案)
◎ 自分たちで出来ること
● すぐに取り組めること
・ 子育て支援のネットワークの輪を拡げること
・ 子育てや虐待についての知識を広めること
● 取組んでいきたいこと
・ 孤立している母子が加わりやすい仕掛けつくり
・ 多世代間の交流を通した、子育ての場作り
・ 自然な愛着形成が根付くサポートを広める
◎行政とともに進めたいこと
● 産前産後の愛着形成
・ 手厚いケア体制(助産師によるフォロー?)
・ 自然分娩への回帰
● 子育てに関する正しい学習
・ 学校での育児教育(虐待を含む)
・ ベビーシッター経験の準義務化(社会に根付かせる)
● 子育てを巡るケア充実
・ 児童福祉行政のキャパシティアップ
・ 生活保障、就業保障の充実 (ワークフェア国家?)
★具体的な取組みのヒント
◎ 元気な子育てママだけでなく、子ども・若者、子育て修了(終了)世代
いろんな人たちが繋がっていくことが大切。
⇒皆が繋がることで、日本を元気に!
◎ 子育ての特性(意識/行動)のクラスターに応じた
コンタクトとサポートの方法を考える
◎ 直接的な触れ合いと、ネットを介したサポートなど多様な方法を考える
---------------------------------------
そして、具体的な取組みのディスカッションが続きますが、
こちらは レポート(2) のほうに掲載します。
■9・28「子育て・虐待予防」企画MTG(2)
9月28日企画ミーティングの続きです。
前編は ⇒ レポート(1)
参加メンバーそれぞれが取組みたいことを
ポストイットに書いて共有します。
まず、上がってきたのは、
◎ 教育が大切!!
・赤ちゃんを学校に
・子どもと赤ちゃんが触れ合う機会を持つ
・子どもが虐待を知る
・大学の保育科・看護科を巻き込む
・親になるための教育
などなどの意見がでました。
★子育ての経験がないのにいきなり子育てをするのが問題
・欧米のようにベビーシッターを経験したほうが良い
◎ 訪問型子育て支援
・ホームスタートを広めるためのやり方を考えたい
・ホームスタートのプログラムの中にベビーマッサージを組込む
(行く側も受け入れ側も自然になる。付随効果も大きい)
・子育て中の親の気持ちに寄り添う
・ひきこもり家庭の情報をどう得るか?
★バディーチームという新たな方法もある。
◎ 地域の力を活かす
・ママ達の力を活かす
・共感の根プログラム
・孫育て講座
・参加者が教える立場になる
◎ママの触れ合いの場
・コミュニティカフェの活用
・身近で悩んでいるお母さんへの声掛け
・育児の悩みを語るトークサロン
★コミュニティーカフェをつくりたい
・働きだすと子ども支援を使えない
・保育園はお迎えがバラバラで、語れる友達ができない
↓ そこで
○ 子育て中だけを意識するのでなく、日常の延長上に子育てがある
○ 皆が気軽に繋がれる場をつくりたい
★近所の風通しの良さも大切
・まずは、声掛け、挨拶から
・ヨガをやりながら、1時間交替でよその子を見る
・他の家の子を抱っこする経験もないから最初は不安がある
◎目指す方向性
・子育て支援の仕組みを変えるだけでなく、
子育て意識や子育て文化を変えることが大事
・大人は責任を持つこと
・「生み育てる」から「新しい働き方、生き方」にしたい
★子どもへのまなざしを変えることが大切
・子育て支援の政策が仕組みだけ問題としている
・虐待が起きた後の解決を考えている
・学校教育も指導要領を変えて改革するたびに悪くなっている
(目の前のことだけの対症療法をするからおかしくなる)
★ 不健康な共依存も問題である
・ネグレクトと逆に、過度に依存・支配して、子どもの自由を奪うのは問題
・大学卒業してまで、就職に口を出すのは異常
★ 子育て支援がお母さん支援で、ほんとの意味での子育て支援になってない
・ お母さんを支援したからといって、子どもを支えることにはならない
・チルドレン・ファーストという考え方のほうが良い
・徹底して子育て中の親に寄り添えば、それは子のためにもなる
◎活動の方向性
・シンポジウム、勉強会に参加し繋がりを作る
・児相、行政システムの改正
・ブログやネットを活かしていく
◎ 繋がりの輪を拡げる
・普通の人も一緒に考えて、「実は私もね・・・」というのが大切
・特別なことではないという意識を共有していく
★虐待問題に関心のない人の意見を聞く
・虐待のことになぜ関心を持てないのか?
~虐待の話になると避ける
~プレーパークなどは明るく元気に
~キラキラしたママ達は話を嫌がる
・虐待の集まりには出てこない
~関わりたがらない (ママも、企業も)
~立派な親じゃないからシンポには行かない・・・みたいな空気
★ 「ママホイホイ」
・知らずに一回入ってしまうとハマる・・・のが理想
・その意味では、商業ベースのほうが安心
・マーケティングと一体だと良い
・株式会社のCSRと繋がっている。
当日のポストイット 夜でも元気な凛ちゃん
最後に今後の進め方について
◎この企画グループでコンセプトをつくり、
実践的な活動に取り組みながら、行政と共有して動かしていきたい。
メディアの協力ももらえれば、広まりを加速できる
◎どこにどんなサービスがあるのか、
エリア毎の社会資源マップをつくって、埋めていきたい。
これにより、新たな切り口が見つかるし好事例の水平展開も図れる。
------------------------------------------
以下は、MLでの意見交換によるアイデアです。
◎できれば家庭訪問型子育て支援の新たな方法をトライしてみたい。
(多彩な人たちが集まっているので、ポテンシャルがあると思う)
◎「子育て支援」と「虐待」というと、人によっては概念が分離されてしまう。
⇒別々のものではなく一体で捉えられないか?
・その意味では「児童虐待」という言葉ではなく、
「親権乱用」のような表現もありえるか?
・または「子育て」という言葉を、”楽しい・元気な”だけでなく
”辛い・思うようにならない”というニュアンスも含めて
皆で共有できるようになれないか?
いずれにしても継続して考えて行きます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
前編は ⇒ レポート(1)
参加メンバーそれぞれが取組みたいことを
ポストイットに書いて共有します。
まず、上がってきたのは、
◎ 教育が大切!!
・赤ちゃんを学校に
・子どもと赤ちゃんが触れ合う機会を持つ
・子どもが虐待を知る
・大学の保育科・看護科を巻き込む
・親になるための教育
などなどの意見がでました。
★子育ての経験がないのにいきなり子育てをするのが問題
・欧米のようにベビーシッターを経験したほうが良い
◎ 訪問型子育て支援
・ホームスタートを広めるためのやり方を考えたい
・ホームスタートのプログラムの中にベビーマッサージを組込む
(行く側も受け入れ側も自然になる。付随効果も大きい)
・子育て中の親の気持ちに寄り添う
・ひきこもり家庭の情報をどう得るか?
★バディーチームという新たな方法もある。
◎ 地域の力を活かす
・ママ達の力を活かす
・共感の根プログラム
・孫育て講座
・参加者が教える立場になる
◎ママの触れ合いの場
・コミュニティカフェの活用
・身近で悩んでいるお母さんへの声掛け
・育児の悩みを語るトークサロン
★コミュニティーカフェをつくりたい
・働きだすと子ども支援を使えない
・保育園はお迎えがバラバラで、語れる友達ができない
↓ そこで
○ 子育て中だけを意識するのでなく、日常の延長上に子育てがある
○ 皆が気軽に繋がれる場をつくりたい
★近所の風通しの良さも大切
・まずは、声掛け、挨拶から
・ヨガをやりながら、1時間交替でよその子を見る
・他の家の子を抱っこする経験もないから最初は不安がある
◎目指す方向性
・子育て支援の仕組みを変えるだけでなく、
子育て意識や子育て文化を変えることが大事
・大人は責任を持つこと
・「生み育てる」から「新しい働き方、生き方」にしたい
★子どもへのまなざしを変えることが大切
・子育て支援の政策が仕組みだけ問題としている
・虐待が起きた後の解決を考えている
・学校教育も指導要領を変えて改革するたびに悪くなっている
(目の前のことだけの対症療法をするからおかしくなる)
★ 不健康な共依存も問題である
・ネグレクトと逆に、過度に依存・支配して、子どもの自由を奪うのは問題
・大学卒業してまで、就職に口を出すのは異常
★ 子育て支援がお母さん支援で、ほんとの意味での子育て支援になってない
・ お母さんを支援したからといって、子どもを支えることにはならない
・チルドレン・ファーストという考え方のほうが良い
・徹底して子育て中の親に寄り添えば、それは子のためにもなる
◎活動の方向性
・シンポジウム、勉強会に参加し繋がりを作る
・児相、行政システムの改正
・ブログやネットを活かしていく
◎ 繋がりの輪を拡げる
・普通の人も一緒に考えて、「実は私もね・・・」というのが大切
・特別なことではないという意識を共有していく
★虐待問題に関心のない人の意見を聞く
・虐待のことになぜ関心を持てないのか?
~虐待の話になると避ける
~プレーパークなどは明るく元気に
~キラキラしたママ達は話を嫌がる
・虐待の集まりには出てこない
~関わりたがらない (ママも、企業も)
~立派な親じゃないからシンポには行かない・・・みたいな空気
★ 「ママホイホイ」
・知らずに一回入ってしまうとハマる・・・のが理想
・その意味では、商業ベースのほうが安心
・マーケティングと一体だと良い
・株式会社のCSRと繋がっている。
当日のポストイット 夜でも元気な凛ちゃん
最後に今後の進め方について
◎この企画グループでコンセプトをつくり、
実践的な活動に取り組みながら、行政と共有して動かしていきたい。
メディアの協力ももらえれば、広まりを加速できる
◎どこにどんなサービスがあるのか、
エリア毎の社会資源マップをつくって、埋めていきたい。
これにより、新たな切り口が見つかるし好事例の水平展開も図れる。
------------------------------------------
以下は、MLでの意見交換によるアイデアです。
◎できれば家庭訪問型子育て支援の新たな方法をトライしてみたい。
(多彩な人たちが集まっているので、ポテンシャルがあると思う)
◎「子育て支援」と「虐待」というと、人によっては概念が分離されてしまう。
⇒別々のものではなく一体で捉えられないか?
・その意味では「児童虐待」という言葉ではなく、
「親権乱用」のような表現もありえるか?
・または「子育て」という言葉を、”楽しい・元気な”だけでなく
”辛い・思うようにならない”というニュアンスも含めて
皆で共有できるようになれないか?
いずれにしても継続して考えて行きます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
●「子育て応援とうきょう会議」レポート
すっかり秋の風情になりましたね。
7日、14日と二日間に渡って開催された
「子育て応援とうきょう会議」に中山が参加しました。
人と組織と地球のための国際研究所代表・川北秀人さんのプロデュースによるイベントでしたが、
とても勉強になりました。
テーマ「行政・市民・企業の協働で東京の子育て安心・安全を!」
■ なぜ東京に「子育て協働」が必要か:
◎ 少子化の進行: 20年で 1/6減、今後20年で1/3減
~目標を持って取り組めば解決できる課題
◎ 高齢者の増加: 2020年 65歳以上が1/3 75歳以上が1/7
~「与件」だから、変えることはできない。
⇒★ ゆえに、子育て協働が大切
子育てしながら、介護・看護がしやすい街
同時に、業を起こすことに結びついて行く
■ これからの課題
◎ ① 雇用の不安定、 ② 子育て、 ③親の介護 が同時に来る
⇒ 三つを纏めて解決することが必要 (かつて無いこと)
◎ 高齢者の医療費負担の増大
~ 65歳以上は 15~64歳(生産年齢人口)の約10倍の医療費
75歳以上は 〃 〃 15~25倍 〃
⇒健康増進 (一日でも長く健康)& 健康医療(一円でも安く)
◎ インフラの高齢化 ~ 首都高速、橋の老朽化
⇒ 補修費用の増加
◎ 教育では追い付かない(放課後の格差が生じる)
~ 塾、習いごと、ゲームなど 経済力での格差が増える
■ 解決策の方向性
◎ 子どもを地域の中心に据えた街づくり
・子どもたちの世代が誇りを持って暮らし働くことができる
・ コミュニティ、場つくり、
・ 「アイサツ」できる関係つくり
・ 災害時などの安心のためにもなる
◎ 小規模多機能自治
・ 子育て、介護、集会、コミュニケーション、いろんな機能を持つ場つくり
・ 住民票発行など行政のワンストップサービス、メッセンジャー
・ 地域交流センター (UR,空き店舗、空き教室、公民館など活用)
※ 公民館ではない形態
~生涯学習の拠点ではないから、販売などいろんなことが可能となる
◎ 市民が制度の担い手となって力を出す。
・ 行政依存のマインドから脱却する
・ 「やってみて修正しながら効率よく時間を使う」
~「合意してから動く」では遅くなる。
◎ プロジェクト・マネジメントを活かす
・ 完成型(未来像)をまず共有する
・ 目標を細分化し、何年後までにどこまでやるかを決めて推進する
~「いつまでに、できていないとダメ」が大切
この他、NPOマネジメントのノウハウをいろいろ紹介されました。
ここでは省略しますが、情報開示の事例のみご紹介します。
千葉県「街のスペシャリスト 地域NPO」
-NPOと学校の連携事例集ー
■「にっぽん子育て応援団」が、現在行っている子育て支援事業の調査を
以下のような事業毎に実施するそうです。
・通常保育事業 :日中就労等している保護者に代って、乳幼児を保育する施設
(原則として、開所時間11時間、保育時間8時間、開所日数約300日)
・延長保育促進事業: 11時間の開所時間を超えて保育を行う事業
・夜間保育推進事業: 22時頃までの夜間保育を行う事業
・休日保育事業: 日曜・祝日等の保育を行う事業
・家庭的保育事業: 保育士又は看護師の資格を持つ人の居宅等で、三歳未満の少数保育
・一時預かり事業: 保護者の疾病、育児等に伴う心理的・肉体的負担解消のため、一時的に保育
・特定保育事業: 週2~3日程度、又は午前か午後のみ、必要に応じて柔軟に保育
・放課後児童健全育成事業: 保護者が労働等により昼間家庭にいない学童に場を提供
・病児・病後児保育事業: 病院・保育所等の付設の専用スペースで、一時的に預かる
・子育て短期支援事業: 保護者が養育困難な時に児童養護施設などで保護(原則7日以内)
・ファミリーサポートセンター事業: 児童の相互預かり
・地域子育て支援拠点事業: 親子の交流の促進、子育て等に関する相談・援助を行う
※平成19年度よりセンター型、広場型、児童館型として統合
・民間児童館活動事業: 遊びを通じた集団的・個別的指導、放課後児童の育成・指導
※母親クラブ等の地域組織活動の育成、子育て家庭への相談等
・乳児家庭全戸訪問事業: 生後4ヶ月までの乳児のいる全ての家庭を訪問し、子育て支援に関する
情報提供や養育環境等の把握を行う
・養育支援訪問事業: 養育支援が必要な家庭に対して、訪問による育児・家事の援助や技術指導等を行う
・その他の事業
実にいろんな事業がありますが、初めのほうの保育関係の事業はもっと一体となってできないの?と思います。
もちろんやっているところもあるのでしょうが、目的により保育場所が変わるというのはたいへんですよね。
それから、名称や具体的なやり方は地域によっても異なるそうですが、利用したい人たちが利用したい時に
すぐに使えるようになっているのでしょうか?
この辺りの課題がいろいろあるから、子ども・子育て新システムが出来たのでしょうが、
うまく機能するには、民間レベルの取組みの拡がりが必須とあらためて感じます。
また、児童虐待に対して効果を及ぼしそうなのは後のほうの4つの事業が主だと思いますが、
この辺りの取組がどのように行われているのか、さらにスタディをして行くつもりです。
■ グループワーク (40人ほどを、8グループほどに分けてディスカッション)
東京で子育て協働を促す・加速するために
◎ 充分に生かせていないもの ⇒ 今後、どう生かす・育てるか?
・各団体のネットワーク ⇒定期的な団体交流会
・ファミサポなどの横の連携 ⇒中間支援センターなど
・町会、自治会などジジ・ババ世代の支援 ⇒子育て世代との共通の居場所をつくる
・児童館などの施設 ⇒公共施設の有効利用
・空き店舗、UR、などのスペース ⇒行政とも連携して場とて活かす
・NPO運営の支援制度 ⇒ マネジメント、教育を含めて上手に活用
◎ 既存では不十分なモノ ⇒ どうつくる?
・子育て広場NPO等 ⇒ コミュニティカフェなども含めて広めていく
・子育て支援全般 ⇒ 民間のパワーを高める
・行政担当者の継続性 ⇒ 民間側が頑張ってリードする
・小中高生の居場所
・ボランティア養成 ⇒ 現場団体が市民の声、データを伝える
・WLB推進
・ママたちのやる気 ⇒ 情報発信を増やし、その気になってもらう
・担い手、まとめ役、キーマン ⇒ 幅広い世代に働きかける
■ 川北講師のまとめ
◎ 地域の中で、シニアも子どもも一緒になって集い、育む場をつくる
◎ リーダーシップではなくて、プロデューサーシップが大切
◎ 子育て支援で大切なことは、皆が認知し、参加すること!
以上、学ぶところの多いイベントでした。
最後に私の感想
◎ 子ども、若者、子育て世代、シニアが一緒になる場つくりがたしかに大切
⇒どうすればこれができるか考えるとともに実践の場を作りたい
◎ いろんな活動の連携を図っていくためには、情報の共有が大切
⇒ WEB、ブログ、での情報提供、相互交流サイトが有効
⇒ 川北流の協働を考えるイベントをもっと広めると良い
継続して取り組んでいきます。
7日、14日と二日間に渡って開催された
「子育て応援とうきょう会議」に中山が参加しました。
人と組織と地球のための国際研究所代表・川北秀人さんのプロデュースによるイベントでしたが、
とても勉強になりました。
テーマ「行政・市民・企業の協働で東京の子育て安心・安全を!」
■ なぜ東京に「子育て協働」が必要か:
◎ 少子化の進行: 20年で 1/6減、今後20年で1/3減
~目標を持って取り組めば解決できる課題
◎ 高齢者の増加: 2020年 65歳以上が1/3 75歳以上が1/7
~「与件」だから、変えることはできない。
⇒★ ゆえに、子育て協働が大切
子育てしながら、介護・看護がしやすい街
同時に、業を起こすことに結びついて行く
■ これからの課題
◎ ① 雇用の不安定、 ② 子育て、 ③親の介護 が同時に来る
⇒ 三つを纏めて解決することが必要 (かつて無いこと)
◎ 高齢者の医療費負担の増大
~ 65歳以上は 15~64歳(生産年齢人口)の約10倍の医療費
75歳以上は 〃 〃 15~25倍 〃
⇒健康増進 (一日でも長く健康)& 健康医療(一円でも安く)
◎ インフラの高齢化 ~ 首都高速、橋の老朽化
⇒ 補修費用の増加
◎ 教育では追い付かない(放課後の格差が生じる)
~ 塾、習いごと、ゲームなど 経済力での格差が増える
■ 解決策の方向性
◎ 子どもを地域の中心に据えた街づくり
・子どもたちの世代が誇りを持って暮らし働くことができる
・ コミュニティ、場つくり、
・ 「アイサツ」できる関係つくり
・ 災害時などの安心のためにもなる
◎ 小規模多機能自治
・ 子育て、介護、集会、コミュニケーション、いろんな機能を持つ場つくり
・ 住民票発行など行政のワンストップサービス、メッセンジャー
・ 地域交流センター (UR,空き店舗、空き教室、公民館など活用)
※ 公民館ではない形態
~生涯学習の拠点ではないから、販売などいろんなことが可能となる
◎ 市民が制度の担い手となって力を出す。
・ 行政依存のマインドから脱却する
・ 「やってみて修正しながら効率よく時間を使う」
~「合意してから動く」では遅くなる。
◎ プロジェクト・マネジメントを活かす
・ 完成型(未来像)をまず共有する
・ 目標を細分化し、何年後までにどこまでやるかを決めて推進する
~「いつまでに、できていないとダメ」が大切
この他、NPOマネジメントのノウハウをいろいろ紹介されました。
ここでは省略しますが、情報開示の事例のみご紹介します。
千葉県「街のスペシャリスト 地域NPO」
-NPOと学校の連携事例集ー
■「にっぽん子育て応援団」が、現在行っている子育て支援事業の調査を
以下のような事業毎に実施するそうです。
・通常保育事業 :日中就労等している保護者に代って、乳幼児を保育する施設
(原則として、開所時間11時間、保育時間8時間、開所日数約300日)
・延長保育促進事業: 11時間の開所時間を超えて保育を行う事業
・夜間保育推進事業: 22時頃までの夜間保育を行う事業
・休日保育事業: 日曜・祝日等の保育を行う事業
・家庭的保育事業: 保育士又は看護師の資格を持つ人の居宅等で、三歳未満の少数保育
・一時預かり事業: 保護者の疾病、育児等に伴う心理的・肉体的負担解消のため、一時的に保育
・特定保育事業: 週2~3日程度、又は午前か午後のみ、必要に応じて柔軟に保育
・放課後児童健全育成事業: 保護者が労働等により昼間家庭にいない学童に場を提供
・病児・病後児保育事業: 病院・保育所等の付設の専用スペースで、一時的に預かる
・子育て短期支援事業: 保護者が養育困難な時に児童養護施設などで保護(原則7日以内)
・ファミリーサポートセンター事業: 児童の相互預かり
・地域子育て支援拠点事業: 親子の交流の促進、子育て等に関する相談・援助を行う
※平成19年度よりセンター型、広場型、児童館型として統合
・民間児童館活動事業: 遊びを通じた集団的・個別的指導、放課後児童の育成・指導
※母親クラブ等の地域組織活動の育成、子育て家庭への相談等
・乳児家庭全戸訪問事業: 生後4ヶ月までの乳児のいる全ての家庭を訪問し、子育て支援に関する
情報提供や養育環境等の把握を行う
・養育支援訪問事業: 養育支援が必要な家庭に対して、訪問による育児・家事の援助や技術指導等を行う
・その他の事業
実にいろんな事業がありますが、初めのほうの保育関係の事業はもっと一体となってできないの?と思います。
もちろんやっているところもあるのでしょうが、目的により保育場所が変わるというのはたいへんですよね。
それから、名称や具体的なやり方は地域によっても異なるそうですが、利用したい人たちが利用したい時に
すぐに使えるようになっているのでしょうか?
この辺りの課題がいろいろあるから、子ども・子育て新システムが出来たのでしょうが、
うまく機能するには、民間レベルの取組みの拡がりが必須とあらためて感じます。
また、児童虐待に対して効果を及ぼしそうなのは後のほうの4つの事業が主だと思いますが、
この辺りの取組がどのように行われているのか、さらにスタディをして行くつもりです。
■ グループワーク (40人ほどを、8グループほどに分けてディスカッション)
東京で子育て協働を促す・加速するために
◎ 充分に生かせていないもの ⇒ 今後、どう生かす・育てるか?
・各団体のネットワーク ⇒定期的な団体交流会
・ファミサポなどの横の連携 ⇒中間支援センターなど
・町会、自治会などジジ・ババ世代の支援 ⇒子育て世代との共通の居場所をつくる
・児童館などの施設 ⇒公共施設の有効利用
・空き店舗、UR、などのスペース ⇒行政とも連携して場とて活かす
・NPO運営の支援制度 ⇒ マネジメント、教育を含めて上手に活用
◎ 既存では不十分なモノ ⇒ どうつくる?
・子育て広場NPO等 ⇒ コミュニティカフェなども含めて広めていく
・子育て支援全般 ⇒ 民間のパワーを高める
・行政担当者の継続性 ⇒ 民間側が頑張ってリードする
・小中高生の居場所
・ボランティア養成 ⇒ 現場団体が市民の声、データを伝える
・WLB推進
・ママたちのやる気 ⇒ 情報発信を増やし、その気になってもらう
・担い手、まとめ役、キーマン ⇒ 幅広い世代に働きかける
■ 川北講師のまとめ
◎ 地域の中で、シニアも子どもも一緒になって集い、育む場をつくる
◎ リーダーシップではなくて、プロデューサーシップが大切
◎ 子育て支援で大切なことは、皆が認知し、参加すること!
以上、学ぶところの多いイベントでした。
最後に私の感想
◎ 子ども、若者、子育て世代、シニアが一緒になる場つくりがたしかに大切
⇒どうすればこれができるか考えるとともに実践の場を作りたい
◎ いろんな活動の連携を図っていくためには、情報の共有が大切
⇒ WEB、ブログ、での情報提供、相互交流サイトが有効
⇒ 川北流の協働を考えるイベントをもっと広めると良い
継続して取り組んでいきます。




