●10/12 リヒテルズ直子さん講演会(続き)
リヒテルズ直子さん講演会の続きです。
※講演そのものは以下です。
●10/12リヒテルズ直子さん講演会
このページでは、講演の後の質疑と、私(中山)の感想です。
≪質疑≫
Q. オランダの共生教育は素晴らしいと感じましたし、日本の教育が抱える問題を
解決するヒントがたくさんありました。
いっぽう不思議に思うのは、日本からも政治家や教育関係者が毎年たくさん
訪問して見学しているにも拘らず、いっこうに変わる気配がありません。
なぜ日本ができないと思われますか? (中山)
A.
● 日本は批判的精神よりも同一化で成功した。
・これが効率的と勘違いしているから、問題意識が低く改革マインドが弱い。
● 市民運動は進んでいるが連帯感がなく、大きなパワーになりにくい。
● 少数意見が活かされない政治の仕組み
・小選挙区制で一人一票が生きない。⇒比例代表なら人々の意識を反映できる
● マスメディアに多様性がなく、一定の情報しか流さない
・ゆえに国民の見識が高まらない
● 議員と官僚が産業社会型教育を受けているから、現状を肯定している。
・ゆえに変われない
・オランダの現場を一目見て、「これはダメだ。」と決めつける人間までいる。
Q.大学入試をやめて高校卒業資格制度を採用すべきという提言は全くその通りだと思います。
いっぽうで、オランダでは高校間の格差が少ないので卒業の質を保証できるが、
日本では学校間の格差が大きいので公正に質を測るのが難しいという指摘もあります。
これについてはどう考えますか? (中山)
A.
●オランダでは一人ひとりの適性として子どもを見ている。
無理をしてもいけないと考えている。
学歴さえあれば良い仕事に就けると信じている日本とは違う。
●オランダでは中2の段階で将来を決める。
いっぽうやる気さえあればやり直せる。
●学歴社会になっているのは、学歴と給与が結びついているから。
給与格差があるから、有名校に行こうという意識になる
税で再配分をすれば給与差が少なくなる。→結局は税金の問題
●大学の格差は単位互換制で減らすことができる。
どこの大学に入っても、同じ授業を受けられれば格差はなくなる。
●高校格差は入試があるから生じるので、入試がなくなれば問題は解決する
※この件に関しては、さらなる問いをしたくなりましたが、遠慮しました。
⇒後の感想に記します。
Q.学校と地域コミュニティーとの関係は? (キャリアサポート関係者)
A.
● 日本では学びそのものが意味のないところになっている
子どもがエクスクルード(排除)されている
● 先生と保護者と生徒が互いに信頼しあって、協力関係をつくることが必要だが、
日本では先生が指導案づくりと雑事の対応に追われていてそれができていない
● 学校を理想の教育環境にすることが大切
Q.結局、制度の話になったが、これには違和感がある。
制度を変えるのは無理。何年やっても何も変わらない。
住民が学校の補習を手伝うなどの活動で解決するしかないのでは? (学校ボランティア)
A.
● 市民活動も大切だが、これだけでは解決策にならない。
同時に制度や仕組みを変えることも不可欠であり、両方が必要である。
以上
-----------------------------------------------------------------
以下、中山の感想と考察です。
◎ 大学入試をやめて高校卒業資格制度へというのはまったく同意見です。
”2030ビジョン”プロジェクトの日本の教育に関する問題意識は以下のようになります。
大学入学が自己目的化し、これに合わせた入試制度をとっているために、
高校までの教育内容が受験を目的として歪められ、自ら考える力、生きる力が育たない。
協働性、市民性、社会性、なども不足したまま成長し、教育の成果を世の中に活かしきれない。
⇒結果として役立っているという満足感も得にくい。
調べもの学習やグループ学習などを取り入れた新指導要領をいくら作ったところで、
受験期になると「それはともかく今は受験に専念だ。」と不毛の受験指導に時間を費やしている。
また、同時に受験目的の塾・私学への依存度が増すことで公教育が弱体化し、
親の資金力がないと学力がつかず、教育格差もどんどん広がっていく。
さらに、卒業の質が保証されないので、学校を出たからといって企業はそのまま採用もできず、
入社選抜がシビアになり、学業よりも就活が優先されるという本末顛倒なことになる。
この悪循環を断ち切るには、大学入試をやめて高校卒業資格制度に変えるべきです。
出典:”2030ビジョン”第15回検討会 「未来を創る教育のあり方」~青年期に何を学ぶか 2010年2月 配布資料
「未来を創る教育のあり方」視点
このような話をすると、次のような反論があります。
【学生】
○ 入試で勉強したことは、基礎知識として役に立つ
○ 無意味だと思っても頑張るから、忍耐力が養われる
○ 通過儀礼として有効だ。
でも考えてみて下さい。
● 基礎知識なら知っていればよいので、丸暗記する必要もない。
● 受験のための反復練習は、スポーツの世界の「うさぎ跳び」と一緒。
・・・時間を無駄に過ごすだけ。
● 通過儀礼に時間を使うよりも、一人ひとりが持つ能力や才能を
社会に活かせるように時間を有効に使うほうが遥かによい。
【教育関係者】
○ 高校の格差が大きいので、入試をしないと正しい選抜はできない。
(入試コストは低いので、精緻でないのは分かっているが)
○ 受験勉強をしなくても、AO入試があるから大丈夫
○ 大学入試は収入確保の上で大切 (うがった見方だが)
でも考えてみて下さい。
● 今の入試制度で、人間を見れているのですか?
就職の時には人物評価になるのに、大学入学は単なる○×で良いのですか?
● AO入試が増えることが勉強しない高校生を生み、学力低下につながる。
結果として大学入学後に、中高の補習につぐ補習では、何のための大学か分からない
● 入試を収益源と捉えるような経営姿勢を変えたほうがよい
-----------------------------------------------------------
結局のところ、『何のために学ぶか?』に帰結します。
教育の目的が、『社会で役に立つ生きた力』を身に着けることだとしたら、
おのずとやり方が変わるはずです。
”2030ビジョン”プロジェクトが目指す教育観は以下のようになります。
----------------------------------------------------
さて話を戻して、
この高校卒業資格は大検とは性格の異なるものであり、
真の社会人としての資質を見るものでなければいけません。
すなわち、○×テストではなく、考える力や協働力、社会性、などを
できるだけ客観的に評価することが必要です。
オランダやデンマークでは複数の高校の先生が相互評価をしたり、
高校3年間の総合成績をベースにするという話も、別なところから聞きました。
ここで問題になるのが、高校の格差です。
オランダやデンマークでは高校の格差が少ないので評価をしやすい。
しかし、日本では格差が大きいので、これが難しい。
しかも現在は、中高一貫校を含めてますますこの格差を広げているように感じます。
そこで、私はリヒテルズ直子さんに、2.の質問をしたのですが、
明確な答えは得られませんでした。
(著書 「オランダの共生教育」 を読み、衆議院議員懇談ビデオ を観ましたが、良く解りません)
--------------------------------------------------------
でも、直子さんの質問への答えから次のような可能性はあるかもしれないと感じています。
■2020年ぐらいまでの、10年スパンで考えた場合に
□ 大卒の就職がますます難しくなる
⇒ 「卒業の質」の保証が厳しくなる
~学力のみならず人間力が必要となる
~就活で1.5~2年も時間を使えない
⇒ 入学時の人間力としての質が大切になる
⇒ 高校卒業時の総合力が求められるようになる
□ 実力のない大学、特徴のない大学は生き残れない
⇒ 単に入学できればOKという大学は淘汰される
⇒ 生き残った学校間の単位互換が進む
⇒大学間の格差が減少する
□ 大学卒業後のモラトリアムが一般化する
⇒ 自らの適性や資質についての関心が高まる
⇒ 社会についてより深く考えることが増える
□ 産業構造が変化し、デスクワーカーのニーズが相対的に減少する
⇒ 大卒の価値が薄れる
⇒ 職業教育の重要性が増す
すると
◎ 「とりあえず大学に行けばなんとなる」という価値観から親も子も変わっていく
⇒高校までに将来の進路をより真剣に考えるようになる
⇒ 何をどう学ぶかの重要性が増す
⇒ 学ぶ中身の質がより大切になる
◎ 進学以外の教育要素の価値が高まり、高校間の単位互換が進む
⇒高校の格差が減少していく
---------------------------------------
さらに、
■ 2030年ぐらいまでの、20年スパンで考えると
□ 同一労働同一賃金的な考え方が増えてくる。
⇒学歴による賃金差が少なくなる
⇒ 年功序列賃金でなくなるので、生活を支える社会保障は充実せざるを得ない
□ 貧困をなくすために社会保障が進化する
⇒ 税による再配分が大きくなる
⇒ 競争社会から共生社会へのマインドシフトがおきる
(これは、資本主義、産業革命以降の物質文明がもたらした社会の歪を
是正するための、必然的なパラダイムシフトともいえます)
つまり、欧州が20世紀になしえた共生への移行が、
日本でも21世紀初頭に起きることになる。
いずれにしても、我々国民の一人ひとりが「何のために学ぶか?」
を真摯に考えて、価値観と教育観を変えることが必要です。
さて、みなさんはどう思われるでしょうか??
--------------------------------------
なお、”2030vision x PURC” 次の企画グループでは
『はたらく』について深く考え始めています。
ご興味がありましたら、以下をご覧ください。
⇒ 10・13「はたらく」企画MTG
⇒ 10・13「はたらく」企画MTG(続き)
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※講演そのものは以下です。
●10/12リヒテルズ直子さん講演会
このページでは、講演の後の質疑と、私(中山)の感想です。
≪質疑≫
Q. オランダの共生教育は素晴らしいと感じましたし、日本の教育が抱える問題を
解決するヒントがたくさんありました。
いっぽう不思議に思うのは、日本からも政治家や教育関係者が毎年たくさん
訪問して見学しているにも拘らず、いっこうに変わる気配がありません。
なぜ日本ができないと思われますか? (中山)
A.
● 日本は批判的精神よりも同一化で成功した。
・これが効率的と勘違いしているから、問題意識が低く改革マインドが弱い。
● 市民運動は進んでいるが連帯感がなく、大きなパワーになりにくい。
● 少数意見が活かされない政治の仕組み
・小選挙区制で一人一票が生きない。⇒比例代表なら人々の意識を反映できる
● マスメディアに多様性がなく、一定の情報しか流さない
・ゆえに国民の見識が高まらない
● 議員と官僚が産業社会型教育を受けているから、現状を肯定している。
・ゆえに変われない
・オランダの現場を一目見て、「これはダメだ。」と決めつける人間までいる。
Q.大学入試をやめて高校卒業資格制度を採用すべきという提言は全くその通りだと思います。
いっぽうで、オランダでは高校間の格差が少ないので卒業の質を保証できるが、
日本では学校間の格差が大きいので公正に質を測るのが難しいという指摘もあります。
これについてはどう考えますか? (中山)
A.
●オランダでは一人ひとりの適性として子どもを見ている。
無理をしてもいけないと考えている。
学歴さえあれば良い仕事に就けると信じている日本とは違う。
●オランダでは中2の段階で将来を決める。
いっぽうやる気さえあればやり直せる。
●学歴社会になっているのは、学歴と給与が結びついているから。
給与格差があるから、有名校に行こうという意識になる
税で再配分をすれば給与差が少なくなる。→結局は税金の問題
●大学の格差は単位互換制で減らすことができる。
どこの大学に入っても、同じ授業を受けられれば格差はなくなる。
●高校格差は入試があるから生じるので、入試がなくなれば問題は解決する
※この件に関しては、さらなる問いをしたくなりましたが、遠慮しました。
⇒後の感想に記します。
Q.学校と地域コミュニティーとの関係は? (キャリアサポート関係者)
A.
● 日本では学びそのものが意味のないところになっている
子どもがエクスクルード(排除)されている
● 先生と保護者と生徒が互いに信頼しあって、協力関係をつくることが必要だが、
日本では先生が指導案づくりと雑事の対応に追われていてそれができていない
● 学校を理想の教育環境にすることが大切
Q.結局、制度の話になったが、これには違和感がある。
制度を変えるのは無理。何年やっても何も変わらない。
住民が学校の補習を手伝うなどの活動で解決するしかないのでは? (学校ボランティア)
A.
● 市民活動も大切だが、これだけでは解決策にならない。
同時に制度や仕組みを変えることも不可欠であり、両方が必要である。
以上
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以下、中山の感想と考察です。
◎ 大学入試をやめて高校卒業資格制度へというのはまったく同意見です。
”2030ビジョン”プロジェクトの日本の教育に関する問題意識は以下のようになります。
大学入学が自己目的化し、これに合わせた入試制度をとっているために、
高校までの教育内容が受験を目的として歪められ、自ら考える力、生きる力が育たない。
協働性、市民性、社会性、なども不足したまま成長し、教育の成果を世の中に活かしきれない。
⇒結果として役立っているという満足感も得にくい。
調べもの学習やグループ学習などを取り入れた新指導要領をいくら作ったところで、
受験期になると「それはともかく今は受験に専念だ。」と不毛の受験指導に時間を費やしている。
また、同時に受験目的の塾・私学への依存度が増すことで公教育が弱体化し、
親の資金力がないと学力がつかず、教育格差もどんどん広がっていく。
さらに、卒業の質が保証されないので、学校を出たからといって企業はそのまま採用もできず、
入社選抜がシビアになり、学業よりも就活が優先されるという本末顛倒なことになる。
この悪循環を断ち切るには、大学入試をやめて高校卒業資格制度に変えるべきです。
出典:”2030ビジョン”第15回検討会 「未来を創る教育のあり方」~青年期に何を学ぶか 2010年2月 配布資料
「未来を創る教育のあり方」視点
このような話をすると、次のような反論があります。
【学生】
○ 入試で勉強したことは、基礎知識として役に立つ
○ 無意味だと思っても頑張るから、忍耐力が養われる
○ 通過儀礼として有効だ。
でも考えてみて下さい。
● 基礎知識なら知っていればよいので、丸暗記する必要もない。
● 受験のための反復練習は、スポーツの世界の「うさぎ跳び」と一緒。
・・・時間を無駄に過ごすだけ。
● 通過儀礼に時間を使うよりも、一人ひとりが持つ能力や才能を
社会に活かせるように時間を有効に使うほうが遥かによい。
【教育関係者】
○ 高校の格差が大きいので、入試をしないと正しい選抜はできない。
(入試コストは低いので、精緻でないのは分かっているが)
○ 受験勉強をしなくても、AO入試があるから大丈夫
○ 大学入試は収入確保の上で大切 (うがった見方だが)
でも考えてみて下さい。
● 今の入試制度で、人間を見れているのですか?
就職の時には人物評価になるのに、大学入学は単なる○×で良いのですか?
● AO入試が増えることが勉強しない高校生を生み、学力低下につながる。
結果として大学入学後に、中高の補習につぐ補習では、何のための大学か分からない
● 入試を収益源と捉えるような経営姿勢を変えたほうがよい
-----------------------------------------------------------
結局のところ、『何のために学ぶか?』に帰結します。
教育の目的が、『社会で役に立つ生きた力』を身に着けることだとしたら、
おのずとやり方が変わるはずです。
”2030ビジョン”プロジェクトが目指す教育観は以下のようになります。
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さて話を戻して、
この高校卒業資格は大検とは性格の異なるものであり、
真の社会人としての資質を見るものでなければいけません。
すなわち、○×テストではなく、考える力や協働力、社会性、などを
できるだけ客観的に評価することが必要です。
オランダやデンマークでは複数の高校の先生が相互評価をしたり、
高校3年間の総合成績をベースにするという話も、別なところから聞きました。
ここで問題になるのが、高校の格差です。
オランダやデンマークでは高校の格差が少ないので評価をしやすい。
しかし、日本では格差が大きいので、これが難しい。
しかも現在は、中高一貫校を含めてますますこの格差を広げているように感じます。
そこで、私はリヒテルズ直子さんに、2.の質問をしたのですが、
明確な答えは得られませんでした。
(著書 「オランダの共生教育」 を読み、衆議院議員懇談ビデオ を観ましたが、良く解りません)
--------------------------------------------------------
でも、直子さんの質問への答えから次のような可能性はあるかもしれないと感じています。
■2020年ぐらいまでの、10年スパンで考えた場合に
□ 大卒の就職がますます難しくなる
⇒ 「卒業の質」の保証が厳しくなる
~学力のみならず人間力が必要となる
~就活で1.5~2年も時間を使えない
⇒ 入学時の人間力としての質が大切になる
⇒ 高校卒業時の総合力が求められるようになる
□ 実力のない大学、特徴のない大学は生き残れない
⇒ 単に入学できればOKという大学は淘汰される
⇒ 生き残った学校間の単位互換が進む
⇒大学間の格差が減少する
□ 大学卒業後のモラトリアムが一般化する
⇒ 自らの適性や資質についての関心が高まる
⇒ 社会についてより深く考えることが増える
□ 産業構造が変化し、デスクワーカーのニーズが相対的に減少する
⇒ 大卒の価値が薄れる
⇒ 職業教育の重要性が増す
すると
◎ 「とりあえず大学に行けばなんとなる」という価値観から親も子も変わっていく
⇒高校までに将来の進路をより真剣に考えるようになる
⇒ 何をどう学ぶかの重要性が増す
⇒ 学ぶ中身の質がより大切になる
◎ 進学以外の教育要素の価値が高まり、高校間の単位互換が進む
⇒高校の格差が減少していく
---------------------------------------
さらに、
■ 2030年ぐらいまでの、20年スパンで考えると
□ 同一労働同一賃金的な考え方が増えてくる。
⇒学歴による賃金差が少なくなる
⇒ 年功序列賃金でなくなるので、生活を支える社会保障は充実せざるを得ない
□ 貧困をなくすために社会保障が進化する
⇒ 税による再配分が大きくなる
⇒ 競争社会から共生社会へのマインドシフトがおきる
(これは、資本主義、産業革命以降の物質文明がもたらした社会の歪を
是正するための、必然的なパラダイムシフトともいえます)
つまり、欧州が20世紀になしえた共生への移行が、
日本でも21世紀初頭に起きることになる。
いずれにしても、我々国民の一人ひとりが「何のために学ぶか?」
を真摯に考えて、価値観と教育観を変えることが必要です。
さて、みなさんはどう思われるでしょうか??
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なお、”2030vision x PURC” 次の企画グループでは
『はたらく』について深く考え始めています。
ご興味がありましたら、以下をご覧ください。
⇒ 10・13「はたらく」企画MTG
⇒ 10・13「はたらく」企画MTG(続き)
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●10/12 リヒテルズ直子さん講演会
10月12日夜、
オランダ在住の教育研究家・リヒテルズ直子さんの講演会がありました。
場所は代々木のオリンピック記念青少年センターの会議室。
主催は Educational Future Center で、副代表の中川綾さんが司会
40名程の方が参加しましたが、2030ビジョン・PURCのメンバーも多かったです。
日本の教育のあり方について、とても示唆に富むものでした。
まず、講演前の直子さんとの立ち話。
◎オランダは北欧と一緒に語られることが多いが、かなり異なる。
・北欧は社会主義だが、オランダは資本主義と社会主義とが良くミックスされている。
もともと商業が発達していたのでバランスを心得ている。
・北欧に比べて、高率の税ではない。
行政と人々の役割認識、共生の考え方が根付いている。
続いて講演
※メモは私の解釈に基づいているので勘違いもあると思います。
ご容赦ください。
------------------------------------------------
『共に生きる未来社会は学校改革から』
―オランダの共生教育―
はじめに、
★ ”オランダの教育目的は、一人ひとりが最大限に社会で力を発揮できるようにすること”
■日本の教育の課題
=行き詰まる産業社会型学校教育=
「近代」という仮面をつけた日本社会とその教育
●私は孤独と感じる割合 (ユニセフ2007)
29.8% 日本
10.3% アイスランド
5-10% オーストラリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、
フィンランド、フランス、ドイツ、スウェーデン、イギリスなど
2.9% オランダ
●不登校 12万2,250人 =1.2%
ひきこもり 政府推計 70万人 (平均年齢 26.6歳)
●うつ病 6-15歳児のうちの 1.5%
中学1年生のうち 4.1%
● 自殺 毎年3万人以上 人口10万人当り 25.8人 (オランダ 10人)
■ 原因はなにか?
○ 明治の学制(1872)以来の教育の歴史
・教育内容の統一
・国のトップダウン統制
・和魂洋才
~西洋の知識や技術と日本の道徳思想
○ 戦後の産業社会に合わせた教育
・民主化による、6・3・3・4制度の導入
・競争原理による教育
・教員が教える自由度の無い画一的教育
・教科書選択権の行政への移行と検定制度の強化
○ 結果として
・自分で考える訓練がない
・人との関係をつくれず社交性が育たない
・社会で役立つ能力が身に着かない
・自己肯定感が低く力を発揮できない
■日本が現在 抱える課題
・失業率の増大 (2010年第二四半期 5.2%)
・貧困な社会保障
~課税圧力(GDPに占める税金と社会保障費の率):29% (オランダ39%)
・雇用慣行(年功序列・終身雇用)の崩壊
-------------------------------
■ オランダとの違いはなにか?
○ 「近代」を理解しているオランダ、分かってない日本
・オランダ:「近代」とは、中世の暗黒社会が終わり、光が差し込みタブーがなくなる世界
=Enlightment
啓蒙思想により、合理的で多様性や自由を尊重する考え方が根付いている。
民衆に民主主義が根付いている。
・日本: 「近代」とは、西洋からの知識・技術や制度を取り入れた時代
⇒ 「近代 ≠ 産業化」 「近代 ≠ 物質主義」 であることをきちんと認識すべきである
○ 20世紀後半(60年代~70年代)の国の生き方
・ オランダ :「静かな革命」 ~カトリック規範の緩和 ~学生の静かな抵抗運動
第一次オイルショック後の深刻な不況 ⇒ ワークシェアリング等による共生
・ 日本 : 「右肩上がりの経済成長」 ~成長神話(成長幻想)
第一次オイルショックからの比較的早い回復 ⇒バブル突入 ⇒新自由主義
○ 社会統合の方法
・ オランダ : 「分権化された権力」と「参加意欲のある市民」
・ 日本 : 「少数のエリート」と「大多数の同調する大衆」
-------------------------------------------
■市民社会型成熟モデル
= オランダの共生教育=
◎ 共生=Inclusion
※ 日本では インクリュージョン=特別支援教育となり言葉の解釈が狭い
◎ 障害の有無で境をつくらないこと
・特別支援教育 WSNS政策 リュックサック政策 IB教員とAB教員
◎ 差別しないこと
・外国籍や低学歴の親 教育遅滞と呼ばれる子どもたち 難民不法滞在の子供たち など
■ インクルーシブ教育の基礎 (イエナプランの典型)
=1. 自尊感情と自己肯定感を育てる=
◎「タテ社会」を「ヨコ社会」に変える『サークル対話』 ・・・円形で話し合う
~お互いに意見を出し合う
~お互いの意見に耳を傾け合う
~共同で何かを産み出す
◎ 「遊び」をたいせつにする
◎ 多面的インテリジェンス
~空間スマート 身体スマート 言語スマート 数理スマート 思考スマート
社会性スマート 自然スマート 音楽スマートなど 多様なインテリジェンスを認める
◎ ラーニング・バイ・ドゥーイングの尊重 (ホンモノに学ぶ)
=理解・吸収のレベル=
・聴く 5% 読む10% ← 日本の教育はこのレベルが多い!!
・見聞きする 20% やって見せる 30%
・ディスカッション 50% 能動的に練習する 75%
・他の人に教える 90%
◎ フレキシブルな時間割
・学校は工場ではない!!
~子供の時間割は子供のバイオリズムに合せて子供が自覚して始められるように
~選ぶ =責任を持つこと
⇒ 自分で選択するからやる気が出る
◎ 生きる場としての学校
・生の空間
・個性のある教室
・教職員と保護者が出会える空間
◎ ポートフォリオによる自己評価
・一人ひとりの発達をすべて評価する
~「5・4・3・2・1」の相対評価では無い
~定期的にチェックし、強み弱みを明らかにする
~毎週、自分が一番良くできたことを知り、次に何をするかを決める
・子どもの発達を把握する、専任の管理する人がいる (教育監督局)
・親子面談の主人公は子ども
◎ 子どもを褒める
(ネガティブな言葉がけをしない)
◎ 自由放任では子どもは育たない
=2.共生の仕方を育てる=
◎ 子どもたちは、私たちにとって仲間の市民
◎ 大人しい子どもは「よい子ども」ではない
~自分で自分の気持ちを言葉に表せること
◎ ピースフルスクール
=子どもは仲間の市民という考え方=
皆違って当たり前という考え方が前提の上で
上級生をファシリテーターとして訓練する制度
~上級生が下級生の仲介役になることで先生の負担を軽減する
一人一人の発達が保障する教育というのは、一見手間がかかりそうです。
でも、それは管理しようとするからではないでしょうか?
~みんな違って当たり前
◎ 4歳からの生徒会
高校生の抗議運動
~教育監督局に何万件もの苦情がくる
(国が奨励し、まとめることを国が資金面で支援する)
~高校生の学校評価
◎ 性教育をきちんと教える
~公式サイト、青少年の「性と生殖の権利」
~議論をする授業
=3.教員と社会との関係性を高める=
◎ 教員を支える社会
~国立カリキュラム研究所
~先生のサポート機関
◎保護者と教員の協力
・保護者は学校を選べる
~不登校を回避できる
~学校は選ばれるように努力する
・経営参加評議会(MR)
・学校は、保護者に対し学校への不満と苦情の処理手続きを事前に明らかにしている
◎ 保護者と学校のコミュニケーション
・おかあさんモーニング
・スト―リバッグ・プロジェクト
~実際の教材を前にして、具体的に考え協力する
以上、
オランダの教育は素晴らしい取組みをしていると思いますし、
とっても勉強になりました。
---------------------------------------------------------
また、以下はEFC鷺島さんブログからの引用です。
一人一人の発達が保障する教育というのは、一見手間がかかりそうです。
でも、それは管理しようとするからではないでしょうか?
子どもに対し、自立、主体性、自主性を望む日本であり、私たち大人ですが、
どれだけ人の成長を信じられるか(例え子どもであろうと)、
どれだけ手間をかけるか、工夫するか、
真剣に取り組む覚悟みたいなものが、私たちにあるのか?
オランダは、教育の改革に10年~15年かかったそうです。
これから私たちの10年が始まります。諦めずに一人一人がやれることを!
---------------------------------------------------------
オランダの教育の詳しい内容は、リヒテルズ直子さんの新刊に載ってます。
ご興味を持たれた方はぜひお買い求めください。
平凡社 \1,890 (税込) 2010年10月2日出版
↓ ↓ ↓
『オランダの共生教育』
学校が<公共心>を育てる
また、中川さんが近日中に、講演ビデオをWEBにアップする予定だそうです。
ご期待ください。
------------------------------------------------------------
それから、この後の質疑と私の「日本の教育の現状と課題」を述べた
(続き)がありますので、ご覧ください。
↓ ↓ ↓
『リヒテルズ直子さん講演会(続き)』
どうぞよろしくお願いいたします。
中山 弘 記
■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■□■□■□■□■□■□■□■
オランダ在住の教育研究家・リヒテルズ直子さんの講演会がありました。
場所は代々木のオリンピック記念青少年センターの会議室。
主催は Educational Future Center で、副代表の中川綾さんが司会
40名程の方が参加しましたが、2030ビジョン・PURCのメンバーも多かったです。
日本の教育のあり方について、とても示唆に富むものでした。
まず、講演前の直子さんとの立ち話。
◎オランダは北欧と一緒に語られることが多いが、かなり異なる。
・北欧は社会主義だが、オランダは資本主義と社会主義とが良くミックスされている。
もともと商業が発達していたのでバランスを心得ている。
・北欧に比べて、高率の税ではない。
行政と人々の役割認識、共生の考え方が根付いている。
続いて講演
※メモは私の解釈に基づいているので勘違いもあると思います。
ご容赦ください。
------------------------------------------------
『共に生きる未来社会は学校改革から』
―オランダの共生教育―
はじめに、
★ ”オランダの教育目的は、一人ひとりが最大限に社会で力を発揮できるようにすること”
■日本の教育の課題
=行き詰まる産業社会型学校教育=
「近代」という仮面をつけた日本社会とその教育
●私は孤独と感じる割合 (ユニセフ2007)
29.8% 日本
10.3% アイスランド
5-10% オーストラリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、
フィンランド、フランス、ドイツ、スウェーデン、イギリスなど
2.9% オランダ
●不登校 12万2,250人 =1.2%
ひきこもり 政府推計 70万人 (平均年齢 26.6歳)
●うつ病 6-15歳児のうちの 1.5%
中学1年生のうち 4.1%
● 自殺 毎年3万人以上 人口10万人当り 25.8人 (オランダ 10人)
■ 原因はなにか?
○ 明治の学制(1872)以来の教育の歴史
・教育内容の統一
・国のトップダウン統制
・和魂洋才
~西洋の知識や技術と日本の道徳思想
○ 戦後の産業社会に合わせた教育
・民主化による、6・3・3・4制度の導入
・競争原理による教育
・教員が教える自由度の無い画一的教育
・教科書選択権の行政への移行と検定制度の強化
○ 結果として
・自分で考える訓練がない
・人との関係をつくれず社交性が育たない
・社会で役立つ能力が身に着かない
・自己肯定感が低く力を発揮できない
■日本が現在 抱える課題
・失業率の増大 (2010年第二四半期 5.2%)
・貧困な社会保障
~課税圧力(GDPに占める税金と社会保障費の率):29% (オランダ39%)
・雇用慣行(年功序列・終身雇用)の崩壊
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■ オランダとの違いはなにか?
○ 「近代」を理解しているオランダ、分かってない日本
・オランダ:「近代」とは、中世の暗黒社会が終わり、光が差し込みタブーがなくなる世界
=Enlightment
啓蒙思想により、合理的で多様性や自由を尊重する考え方が根付いている。
民衆に民主主義が根付いている。
・日本: 「近代」とは、西洋からの知識・技術や制度を取り入れた時代
⇒ 「近代 ≠ 産業化」 「近代 ≠ 物質主義」 であることをきちんと認識すべきである
○ 20世紀後半(60年代~70年代)の国の生き方
・ オランダ :「静かな革命」 ~カトリック規範の緩和 ~学生の静かな抵抗運動
第一次オイルショック後の深刻な不況 ⇒ ワークシェアリング等による共生
・ 日本 : 「右肩上がりの経済成長」 ~成長神話(成長幻想)
第一次オイルショックからの比較的早い回復 ⇒バブル突入 ⇒新自由主義
○ 社会統合の方法
・ オランダ : 「分権化された権力」と「参加意欲のある市民」
・ 日本 : 「少数のエリート」と「大多数の同調する大衆」
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■市民社会型成熟モデル
= オランダの共生教育=
◎ 共生=Inclusion
※ 日本では インクリュージョン=特別支援教育となり言葉の解釈が狭い
◎ 障害の有無で境をつくらないこと
・特別支援教育 WSNS政策 リュックサック政策 IB教員とAB教員
◎ 差別しないこと
・外国籍や低学歴の親 教育遅滞と呼ばれる子どもたち 難民不法滞在の子供たち など
■ インクルーシブ教育の基礎 (イエナプランの典型)
=1. 自尊感情と自己肯定感を育てる=
◎「タテ社会」を「ヨコ社会」に変える『サークル対話』 ・・・円形で話し合う
~お互いに意見を出し合う
~お互いの意見に耳を傾け合う
~共同で何かを産み出す
◎ 「遊び」をたいせつにする
◎ 多面的インテリジェンス
~空間スマート 身体スマート 言語スマート 数理スマート 思考スマート
社会性スマート 自然スマート 音楽スマートなど 多様なインテリジェンスを認める
◎ ラーニング・バイ・ドゥーイングの尊重 (ホンモノに学ぶ)
=理解・吸収のレベル=
・聴く 5% 読む10% ← 日本の教育はこのレベルが多い!!
・見聞きする 20% やって見せる 30%
・ディスカッション 50% 能動的に練習する 75%
・他の人に教える 90%
◎ フレキシブルな時間割
・学校は工場ではない!!
~子供の時間割は子供のバイオリズムに合せて子供が自覚して始められるように
~選ぶ =責任を持つこと
⇒ 自分で選択するからやる気が出る
◎ 生きる場としての学校
・生の空間
・個性のある教室
・教職員と保護者が出会える空間
◎ ポートフォリオによる自己評価
・一人ひとりの発達をすべて評価する
~「5・4・3・2・1」の相対評価では無い
~定期的にチェックし、強み弱みを明らかにする
~毎週、自分が一番良くできたことを知り、次に何をするかを決める
・子どもの発達を把握する、専任の管理する人がいる (教育監督局)
・親子面談の主人公は子ども
◎ 子どもを褒める
(ネガティブな言葉がけをしない)
◎ 自由放任では子どもは育たない
=2.共生の仕方を育てる=
◎ 子どもたちは、私たちにとって仲間の市民
◎ 大人しい子どもは「よい子ども」ではない
~自分で自分の気持ちを言葉に表せること
◎ ピースフルスクール
=子どもは仲間の市民という考え方=
皆違って当たり前という考え方が前提の上で
上級生をファシリテーターとして訓練する制度
~上級生が下級生の仲介役になることで先生の負担を軽減する
一人一人の発達が保障する教育というのは、一見手間がかかりそうです。
でも、それは管理しようとするからではないでしょうか?
~みんな違って当たり前
◎ 4歳からの生徒会
高校生の抗議運動
~教育監督局に何万件もの苦情がくる
(国が奨励し、まとめることを国が資金面で支援する)
~高校生の学校評価
◎ 性教育をきちんと教える
~公式サイト、青少年の「性と生殖の権利」
~議論をする授業
=3.教員と社会との関係性を高める=
◎ 教員を支える社会
~国立カリキュラム研究所
~先生のサポート機関
◎保護者と教員の協力
・保護者は学校を選べる
~不登校を回避できる
~学校は選ばれるように努力する
・経営参加評議会(MR)
・学校は、保護者に対し学校への不満と苦情の処理手続きを事前に明らかにしている
◎ 保護者と学校のコミュニケーション
・おかあさんモーニング
・スト―リバッグ・プロジェクト
~実際の教材を前にして、具体的に考え協力する
以上、
オランダの教育は素晴らしい取組みをしていると思いますし、
とっても勉強になりました。
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また、以下はEFC鷺島さんブログからの引用です。
一人一人の発達が保障する教育というのは、一見手間がかかりそうです。
でも、それは管理しようとするからではないでしょうか?
子どもに対し、自立、主体性、自主性を望む日本であり、私たち大人ですが、
どれだけ人の成長を信じられるか(例え子どもであろうと)、
どれだけ手間をかけるか、工夫するか、
真剣に取り組む覚悟みたいなものが、私たちにあるのか?
オランダは、教育の改革に10年~15年かかったそうです。
これから私たちの10年が始まります。諦めずに一人一人がやれることを!
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オランダの教育の詳しい内容は、リヒテルズ直子さんの新刊に載ってます。
ご興味を持たれた方はぜひお買い求めください。
平凡社 \1,890 (税込) 2010年10月2日出版
↓ ↓ ↓
『オランダの共生教育』
学校が<公共心>を育てる
また、中川さんが近日中に、講演ビデオをWEBにアップする予定だそうです。
ご期待ください。
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それから、この後の質疑と私の「日本の教育の現状と課題」を述べた
(続き)がありますので、ご覧ください。
↓ ↓ ↓
どうぞよろしくお願いいたします。
中山 弘 記
■□■□■□■□■□■□■□■□■■□■□■□■□■□■□■□■□■
○10/10 高島平BBQパーティー参加
2010年10月10日(日)
高島平BBQパーティーに参加しました。
場所は、高島平赤塚公園 バーベーキュー広場
明け方までの大雨が上がり、秋らしい青空が広がりました。
30名程が参加して、とても楽しいイベントになりました。
まずは、食べること。
自己紹介をしながら、知り合いの輪が広がります。
”2030ビジョン”プロジェクト繋がりで、
蛭子さん 伊藤さん 丸浜さん 繁田さん 金さん
林さん 真由美さん 岡村さん 中山 の9人が参加しました。
皆さん、遠いところからありがとうございます。
真由美さん 繁田さん 林さん
なぜかもの思いにふける岡村さん (絵になってますね)
-----------------------------------------
10月10日はPURCの日なので、
田辺さんと中山で「新しい公共」の即興トーク・ライブをしました。
ユースト中継もしましたが、屋外なので音声が入らなくて残念!!
U-Stream中継
でも、画像で雰囲気は分かりますから見てくださいね。
セッティング風景から始まってますが、画像の下のタイムバーをクリックして
08:30ぐらいをセレクトすると、この辺りがトークライブの始まりです。
---------------------------
どんな内容かというと
◎はじめに、田辺さんから「新しい公共」のお話。
・・・政治や行政に頼るだけでなく、一人ひとりが自分たちの周りのことを自ら良くしていくことが大切。
続いて田辺さんが日本に紹介した「裸踊り」の話。
裸踊りユーチューブ映像
鳩山さんのツブヤキで有名になりました。 社会を変えるにはリーダーと、フォロワーの両方が必要です。
◎私からは、「公助/共助/自助」の三つの柱をしっかりつくることがこれからの日本には必要。
そのためには、いろんなカタチの人との繋がり=コミュニティーを活かすことが大切。
それから、今だけを考えるのではなく、将来のありたい社会像を皆で考え、それを実現するように取組んでいきたい。普通の市民の草の根の活動を一緒にやりましょう!
◎最後に、井上さんから、「高島平ドリームタウン」活動の紹介がありました。 ・・・来年から本格的に稼働します。
◎会場からの感想として、「今日のような多様な人々が集まる事で、助け合いを実感。素晴らしい」「とっても楽しかったし、いろんな人の輪が広がって開催してよかった!」「また、やりたい」 ★ほんとにまたやりたいですね!!
-----------------------------------------
あとは、バレーボールに興じて
皆で記念写真をパチリ
早めに帰った方は写ってなくてすいません!
ほんとに楽しかったですね。
子ども~シニアまで、多様な人たちの結びつきが
人の心を豊かにし、新たな可能性を産み出すと思います。
井上さん、田辺さん、川崎さん、皆さん、どうもありがとうございました。
では、また。
-------------------------------------
各団体のWEBは以下です
▼ “2030ビジョン”プロジェクト
▼ 高島平地域ツイッタ-
▼ みらいネット高島平
▼ PURC:あたらしい「新しい公共」円卓会議
高島平BBQパーティーに参加しました。
場所は、高島平赤塚公園 バーベーキュー広場
明け方までの大雨が上がり、秋らしい青空が広がりました。
30名程が参加して、とても楽しいイベントになりました。
まずは、食べること。
自己紹介をしながら、知り合いの輪が広がります。
”2030ビジョン”プロジェクト繋がりで、
蛭子さん 伊藤さん 丸浜さん 繁田さん 金さん
林さん 真由美さん 岡村さん 中山 の9人が参加しました。
皆さん、遠いところからありがとうございます。
真由美さん 繁田さん 林さん
なぜかもの思いにふける岡村さん (絵になってますね)
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10月10日はPURCの日なので、
田辺さんと中山で「新しい公共」の即興トーク・ライブをしました。
ユースト中継もしましたが、屋外なので音声が入らなくて残念!!
U-Stream中継
でも、画像で雰囲気は分かりますから見てくださいね。
セッティング風景から始まってますが、画像の下のタイムバーをクリックして
08:30ぐらいをセレクトすると、この辺りがトークライブの始まりです。
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どんな内容かというと
◎はじめに、田辺さんから「新しい公共」のお話。
・・・政治や行政に頼るだけでなく、一人ひとりが自分たちの周りのことを自ら良くしていくことが大切。
続いて田辺さんが日本に紹介した「裸踊り」の話。
裸踊りユーチューブ映像
鳩山さんのツブヤキで有名になりました。 社会を変えるにはリーダーと、フォロワーの両方が必要です。
◎私からは、「公助/共助/自助」の三つの柱をしっかりつくることがこれからの日本には必要。
そのためには、いろんなカタチの人との繋がり=コミュニティーを活かすことが大切。
それから、今だけを考えるのではなく、将来のありたい社会像を皆で考え、それを実現するように取組んでいきたい。普通の市民の草の根の活動を一緒にやりましょう!
◎最後に、井上さんから、「高島平ドリームタウン」活動の紹介がありました。 ・・・来年から本格的に稼働します。
◎会場からの感想として、「今日のような多様な人々が集まる事で、助け合いを実感。素晴らしい」「とっても楽しかったし、いろんな人の輪が広がって開催してよかった!」「また、やりたい」 ★ほんとにまたやりたいですね!!
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あとは、バレーボールに興じて
皆で記念写真をパチリ
早めに帰った方は写ってなくてすいません!
ほんとに楽しかったですね。
子ども~シニアまで、多様な人たちの結びつきが
人の心を豊かにし、新たな可能性を産み出すと思います。
井上さん、田辺さん、川崎さん、皆さん、どうもありがとうございました。
では、また。
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各団体のWEBは以下です
▼ “2030ビジョン”プロジェクト
▼ 高島平地域ツイッタ-
▼ みらいネット高島平
▼ PURC:あたらしい「新しい公共」円卓会議
