今週ついに「ARK PARK」がリリースされる!! ここの所強力なソフトが矢継ぎ早に配信されていて遊ぶのに忙しいぐらいだけど、やっぱ"巨大生物モノ"は別格だからね。
しかし!! 今から一年以上前に、その巨大生物モノの元祖であり、最高峰のVR体験が出来る傑作が既にリリースされているわけでして…
それが今回紹介する
「Robinson:The Journey」です!!
俺的には,、初めてプラチナトロフィーを獲得するまでやり込んだ最も好きなVRゲームで、未だにちょいちょい起動しては恐竜達に挨拶にいく長い付き合いの一本でもある。
んで、何故このタイミングで1年以上前にリリースされたこのソフトの感想日記を書くのかと言うと…
夜7時に起きたからゲームで遊んでいる時間が無い(笑)
いや、でもこれはいい機会だと思ってさ、初期の感想日記は内容がテキトーだったから、改めて紹介しておきたいと思っていたし、「ARK PARK」のリリースを控えた今がチャンスでしょ!!
という事で、気合を入れていってみよ~!!
※初期の感想はこちら
概要
購入先:北米ストア
ジャンル:アドベンチャー
言語:日本語字幕&吹き替え対応
コントローラー:デュアルショック専用
視点:常時一人称視点
移動方式:自由移動&カクカク方向転換orスムーズ方向転換
王道アドベンチャー
先ず始めに「ロビンソン」がどういうゲームか書いておこう。
ストーリーは、無人の惑星に不時着した主人公が、相棒のライカ(ティラノサウルスの赤ちゃん)と共にサバイバル生活を送りながら星を脱出する方法を探すという王道SFで、物語が進むに連れて、徐々にサスペンス色が強くなっていくね。お話としてもまぁまぁ面白いよ。
(惑星に不時着してしまった主人公。徐々に星の謎が明らかになっていく)
(相棒となるティラノサウルスのライカ。超可愛いよ)
ゲームとしては完全にアドベンチャーだね。お話に沿って様々なエリアを探索しながらミッションを熟していく感じ。
ただミッションを進めるだけならおそらく2~3時間で終わってしまうゲームなんだけど、「ロビンソン」の最大の魅力は、至る所に隠れている動物を探してサンプルを集めたり、HIGSユニットやコミュニケーターと呼ばれているアイテムを探す事にあると思う。
これらを回収すれば、生物図鑑(後述)で動物のデータを確認したり、ストーリーや設定をより深く知る事が出来る。
(動物のサンプルを採取するミニゲーム。これは好みが分かれるだろうね)
(ストーリーには関係ないサブミッションが沢山用意されている)
(HIGSユニットやコミュニケーターを通して星の謎を明かしていく)
操作はデュアルショックで行う。初めてプレイした時、「動物のサンプル採取をMoveでやりたかった」と感じたりもしたけれど、移動の事を考えるとデュアルショックで良かったと思うようになった。
あと、日本語の訳が悪いのか、所々ゲームの進め方がわからずに進行がストップしてしまう箇所があるね。おそらく大半は電力を繋ぐミニゲームを起動させるだけだから、困ったら隣を飛んでいるロボットに視線を合わせて決定キーを押せば解決するはず。
(正直、あんま楽しくない電力を供給するミニゲーム)
絶景!! 美麗な世界観
「ロビンソン」を語る上でどうしても触れておかなければならないのは、美しい背景のグラフィックだね。PSVRの発売から1年半を迎えようとしている未だにこのグラフィックを超えるソフトはほとんど現れていない。
個人的に特に好きなのは、ゲーム冒頭のポッドが開いた瞬間に目の前に広がる広大な風景だね。緑のフィールド、奥行きを感じる背景、飛び交う翼竜達。冒険のスタートを飾るのに相応しい絶景。 まさに掴みはOKって感じ。
(ゲームの初っ端でいきなりこの映像。惹きつけられるね)
(絶景ポイントがズラリ。思わずスクショを撮りまくってしまう)
(望遠鏡を覗き込むと遠くが見える。VRらしい仕掛けだね)
そして何より素晴らしいのは、この世界を観光するのに自由移動を採用した事だね。ワープ移動だと没入感が大きく損なわれるし、何よりドラマ性が薄くなるのよ。
ほら、ワープ移動のポイントを決めるカーソルのようなものがあるでしょ? あれが映像として絶望的にダサくて、せっかくの美しい風景が台無しになってしまう。特に動植物が沢山現れるゲームとの相性は最悪だと思うね。
リリース当初"酔い"について色々と言われた「ロビンソン」だけど、おそらくすぐに慣れるだろうから、諦めずにプレイして欲しい。せっかくVRを手にしたのに、自由移動のゲームが遊べないのは勿体無い。
(自由移動だと冒険感が全然違う。慣れれば10時間プレイしても酔わない)
「ロビンソン」をプレイすると、多くの人が"タマヒュン"を感じると思う。マップの作り自体が高低差を活かしたものになっているし、首を動かして行うボルタリングがゲーム性の一つとして組み込まれているから、これは意図的なんだろうね。高所恐怖症の人にはプレイ出来ないゲームだよ(笑)
ただ、これに関してはちょっと言いたい事もあって、いくらなんでもボルダリングによる壁登りが多過ぎるのよね。思いっきり首を動かさないといけないから疲れるし、単純にそこまで面白くない。要素としては悪くないから、もっとポイントを絞って効果的に使って欲しかったね。
(あまりにも多過ぎるボルダリング。半分の量で良かったかな)
超高クオリティー!! 巨大恐竜に感動
うん、「ロビンソン」の風景は素晴らしいけど、メインはやっぱり恐竜達だね。巨大生物が登場するPSVRゲームは数あれど、「ロビンソン」の恐竜を超えるものはほとんど存在しない。サイズ感、皮膚の質感、見せ方に至るまで、どれをとっても最高峰だね。
個人的特に好きなのは竜脚類との最初の遭遇だね。巨大な首長竜の頭が視界いっぱいに広がるこのシーンは、好き過ぎて何度も何度もこの日記で取り上げている。
(俺のPSVR人生の中でベストとも言える瞬間。大好きな恐竜が目の前に)
「ロビンソン」の恐竜の見せ方が優れているのは、安易に戦闘という構図を作らずに、あくまでも"ふれあい"の部分に重きを置いた点にあると考えているね。「スカイリムVR」のドラゴンも凄いんだけど、結局ドタバタと戦う事がメインになるから、じっくり観賞出来ないのよ。
そもそもゲームに於いて戦闘という概念が古いと思うし、「ロビンソン」のように足下をくぐり抜けたり、エサを与える方が圧倒的に楽しい。こちらの呼びかけに反応して遠くからヒョコヒョコと駆けてくるライカはマジで最高だね。VRペットの要素もある。
(パートナーのライカ。エサを与えたり芸をさせたり出来る)
うん、クオリティーには文句のつけようのない「ロビンソン」の恐竜達なんだけど、やっぱ種類の少なさは残念だね。特に巨大ティラノのは出番が少ない上に、暗くて姿がハッキリ見えないのが悲しい。
因みに、このゲームは恐竜の鳴き声がいい音で作られているから、イヤホンではなくヘッドホンでプレイして欲しいね。もちろん爆音推奨です(笑)
(出番の少ないティラノサウルス。でもクオリティーは流石)
(ほぼ真上を向いて撮影。デカ過ぎる竜脚類の大行進)
未来のフィギュア!! 動物図鑑
「ロビンソン」のもう一つの魅力は動物図鑑の存在だね。これは「バットマン」のバットコンピューターのようなもので、データを集めた動物達の生態を確認出来る。
細かい説明も然ることながら、ここに表示される動物フィギュアの完成度がめちゃくちゃ高い。正直、この部分だけを有料で配信してくれてもいいと思うレベル。
ほら、コンビニとかでコレクションする食玩があるじゃん? あれを集めるのと同じ感覚で、ズラーッと並べたくなる。
(VRフィギュアの可能性を感じる。色んな角度から眺めてニヤニヤしよう)
(恐竜以外の動物達も素晴らしい完成度。是非コンプリートして欲しい)
あと、飛んでいるロボットに視線を合わせて×ボタンを押せば、各エリアの縮小したマップが確認出来るんだけど、このマップもジオラマみたいでめちゃくちゃ完成度が高い。ちゃんと恐竜も描かれているから、是非一度試して欲しいね。
個人的な満足度:星5★★★★★
可愛い相棒ライカとのコミュニケーション、高クオリティーで巨大な恐竜達、美しい背景、サスペンス色の強いストーリー、図鑑をコンプリートしたりアイテムを探すゲームとしての面白さ…
個人的に最も好きなPSVRゲームの一つだね。マジで最高。
もちろん、遠景の画質が微妙だったり、ボルダリングによる移動が面倒くさかったり、ロードが長かったり、いくつかの不満点はあるけれど、それは贅沢だね。現状でも大満足。
こういったハイクオリティーなソフトが、VRの黎明期に誕生したのはとても意味のある事だよ。「ARK PARK」と比較する為にも、是非多くの人にプレイして欲しい。
そんな感じで、満足度は文句なしの星5です!! 傑作!!