個人的に最も評価しているVRゲームの「バットマン」だね。

 

グラフィック、ゲーム性、VRでプレイする意味、画質、どれを取っても文句の付けようのない未来のアドベンチャーゲーム…いや、バットマンシミュレーターと言ってもいいだろうね。

 

初めてプレイした時はゲームの世界に入り込み過ぎて、ダークなラストシーンにかなり落ち込んだのをよく覚えているよ(笑)

 

因みに、今から約8ヶ月前の初プレイ時に書いた感想はこちら。

 

・バットマンアーカムVRの異常な完成度

・バットマンVRの異常な完成度(2回目)

 

 

概要

 

購入先:国内ストア

ジャンル:アドベンチャー

言語:日本語字幕対応

コントローラー:デュアルショック&Move対応

視点:常時一人称視点

移動方式:移動なし(ポイントワープ移動あり)

 

 

 

--未来のアドベンチャーゲーム------------------

 

始めにどうしても書いておきたいのは、「バットマン」の初見プレイはMoveを使用するのがお薦め。ゲーム自体がMoveの使用を前提としてデザインされているから、デュアルショック

ではかなり味気ないのよね。

 

それが特に顕著なのが、プレイヤーが自らの操作でバットスーツに着替えるチャプターだね。ここはある意味VRゲームの醍醐味を凝縮したようなシーンで、プレイヤーが実際に手を動かしてガジェットを装備していく感覚はデュアルショックでは絶対に味わえない。

 

中でも、Move操作でマスクを顔に着ける瞬間と、バットラング(手裏剣)を投げる時、そして変身後に鏡で変なポーズをする時の感動はそりゃもう…

 

(マスクを自分の顔に装着。これはMoveでプレイして欲しいな~)

 

(変身後の姿を鏡で確認。首の動きや手のポーズも再現してくれる)

 

「バットマン」はアドベンチャーゲームという事もあって、ゲームオーバーに陥るようなアクション性の高い操作は要求されない。それを残念に思う人もいるかもしれないけれど、実際にプレイしてみると様々な謎解き要素が散りばめられていて、退屈はしないと思う。

 

ある意味では脱出ゲームに近い要素があるとも言えるんだけど、プレイヤーが実際に身体を動かしてプレイするそれは、まさに新時代のゲーム体験そのものだね。

 

(暗くて分かりづらいかな~?ガジェットを駆使して事件の調査中)

 

 

 

--PSVR現行最高峰のグラフィック----------------

 

「バットマン」を語る上でどうしても書いておきたいのが、そのグラフィックの凄さだね。今日までたくさんのPSVRゲームで遊んできたけれど、リアルな人物のグラフィックでは間違いなくトップ

 

因みに、人物の作り込みという意味では「サマレ」もとんでもないレベルなんだけど、ひかりちゃんはリアル路線のキャラデザとはちょっと違うからね。方向性が違うということで比較がしづらいね。

 

(マンハッタンの夜景とハングドマン状態のペンギン)

 

話は戻って「バットマン」だね。人物のグラフィックが凄いのは上で書いた通りなんだけど、各チャプターのステージの雰囲気も素晴らしい。全体的に暗くて重い世界観なんだけど、不思議と嫌な感じはしない。それどころか、重厚な世界観だと感じるね。

 

(バットマンの拠点のバットケイブ。この凄さがスクショでは伝わらない)

 

(遺体安置室のおぞましさは最早ホラーの領域)

 

 

 

--クリア後からが本番?-----------------------

 

「バットマン」が発売した直後、ネットではボリュームが無いと騒ぐ声もあったのよ。たしかに本編は初見でも1時間~3時間程度のもので、PSVRソフトの中でも長い方とは言えない(短い方でもない)。

 

だけど、個人的には「バットマン」の真のお楽しみは本編クリア後から始まると考えているのよね。

 

というのも、クリア後にスタートするリドラーチャレンジという、本編の途中に隠されているパズルを解いていくことで、バットガレージやバットコンピューターにシリーズの歴代の乗り物や名キャラ達が追加されていって、それを観賞して楽しむことが出来るのよ。

 

まず、このリドラーチャレンジそのものがめちゃくちゃ楽しい。本編の謎解きより難易度が高くてやりごたえがあるし、量もかなり用意されている。おそらく、このパズルに挑戦するのであれば、ボリュームへの不満もだいぶ減るだろうね。

 

(パズルの数はかなり多い。是非全てのパズルを解いて欲しい)

 

そして何と言っても、パズルのご褒美の観賞要素ですよ!!これが素晴らしいのなんのって…

 

俺なんかトロフィーを100%にしてかなりの期間が経つにも関わらず、未だにバットコンピューターに足を運んでキラークロックやハーレクインを観賞しにいくよ。それぐらい圧倒的な完成度。いつかこのぐらい作り込まれたキャラクター達と戦ったり出来る日がきて欲しいな~

 

(全キャラ3種類のポーズを取ってくれる。フィギュアサイズでの観賞も可能)

 

(最高過ぎるハーレクイン。投げキッスもしてくれる)

 

(PSVR史上最強のモンスター、キラークロック。マジでデカいから)

 

(歴代バットマンカーを好きな角度から観賞可能。ファンにはたまらないはず)

 

 

 

--個人的な不満点--------------------------

 

最高の作品だと思っている「バットマン」なんだけど、個人的に不満なのが日本語吹き替えに対応していない点だね。Moveの操作によって、没入感が高い作りになっているにも関わらず、目の前に字幕が表示されるのはやっぱり残念。

 

しかもその字幕が背景に隠れたりすることもあるからね。これはどうにかして欲しかったというのが本音。

 

以前は立ちプレイをしないと操作に問題が発生することに不満を感じていたけど、設定でどうにかなる事が後に判明。オプションメニューからキャリブレーション調整を選べば、ベルトやガジェットの位置を選択出来るね。

 

(この設定画面で調整をすれば座りプレイでもどうにかなるね)

 

 

 

--満足度:星5★★★★★----------------------

 

あのね、押し付けがましいのは嫌がられるとわかっているつもりなんだけど、個人的にはこれをやらずしてなにをやる!!と言いたくなってしまうほどに素晴らしいVR体験が出来る作品だと思っているね。

 

どのシーンにも強烈な映像とMoveを使う楽しさで溢れているし、観賞系コンテンツとしても長く付き合える。

 

元々「バットマン」というコンテンツに思い入れが無かった自分でも、この話の続きが知りたい!!と思ってしまうのは、作品の力があるからだよ。

 

というわけで、これからPSVRを手にする人にも是非プレイして欲しい超お薦めの一本です!!