「先読み力」で人を動かす -27ページ目

大きな波に乗れる人、小さい波しか乗れない人

先週から空いてしまいましたが、先週末はソーシャルキャピタル研究会
という勉強会つながりで、研究会を主催されている鈴木さんの尽力で
実施された仮想世界ゲーム、というイベントに参加しました。

ゲームというと「ゲーム?」と思うかもしれませんが、これは鈴木さんの
言葉を借りると、

「貧困や地球温暖化のような社会問題がなぜ起こり、解決のために協力が
必要なのに、なぜ、協力をしあうことが難しいのかをゲーム体験を
通じて学習することができる仮想世界ゲームを開発者の名古屋大学の
広瀬教授にお越しいただき実施いたします」

というものです。
私は貧困国メンバーとして10~17時の長丁場のゲームを実施したのですが
普段感じ得なかったいろいろな思いをし、いろいろな学びをしました。

たとえば、
・貧困は生きることが精一杯で抜け出すということを考える余裕も無い
・抜け出そうとしてもそれに必要なものが何もない時、ただ生きるしかできない
・先進国のいろいろな政策は先進国からの視点で独りよがりのものがほとんど
 (そう思っていないだろうが)
・共存共栄とは何か

普段使わない脳が刺激された1日でした。

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今日何かを物に出来る人に共通した行動習慣です。


【こんな経験ありませんか?】

◇自分の成長のためにいろいろやりたいと思っているが全部中途半端で
 なかなか物にならないなーと感じること


ありますよね?
いろいろチャレンジしたいと思って、いろいろ手を出しているのですが
どれも中途半端で物にならないなーと感じること。
その横でなぜだか何をやっても順調で物になる人がいるのも事実です。

私の今のプロジェクトメンバーも30名弱いるのですが、何をやっても
中途半端な人もいれば、なぜだか何でも物になる人がいます。

それらの人を観察してみると、ある共通項があることがわかりました。
どちらの人もがんばって自分を成長させたいと思っていることは同じ
なのですが

【物になる人とならない人の共通項】

物にならない人:目の前の仕事に直接関係ないことにも一生懸命
物になる人:目の前の仕事に直接関係あることにのみ一生懸命

というものを発見しました。


そこで、

【今日の効率的仕事術】

◇大きな波(流れ、運)が来たらそれだけに乗る
(1つのことに集中して取り組む)


です。
私はこれが効率的であることの鉄則だと思っています。
例えば、簡単な例で英会話を考えてみたいと思います。


【物にならない人】
英語はビジネススキルの1つと思い、英会話学校に通い続けてはや5年。
自己紹介はとても上手になったがそれ以上の込み入った話になるとなかなか
できず。そんな折、1ヶ月のアメリカへの海外出張に行くことになった。
5年の成果を、と思ったがやはりほとんど話せず理解できず。。

【物になる人】
英会話は学生時代にやった程度。読んだりするのは問題ないけど会話は
経験なし。そんな折、1ヶ月のアメリカへの海外出張へ行くことになった。
せっかくなのでここで一気に英語に浸かろうと決心。出発までの2ヶ月
毎日Skypeでフィリピン人と1時間のプライベートレッスンの英会話。
Skype+フィリピンなので1時間1000円と超お得。2ヶ月毎日話してると
あら不思議。結構話せるじゃないの。


分かりやすくするためにこのように書きましたが、物にならない人
というのは目の前に何の波が流れているか意識せず、自分の興味ある
小さな波に乗ってしまいます。
その結果、小さな波はいくつも乗れるのですが、結局その波はすぐ
終ってしまい、波乗り技術も物にならないまま次の小さな波に乗ります。

ところが、物になる人は何の波が流れているか気がついてその波に
乗ろう精一杯努力します。そしてそれに乗れることで、技術が上達
すると共に、波が小さくなる前に次の大きな波に乗っていき、次から
次へと好循環なサイクルに入ってい事があります。


仕事に置き換えると、

【物にならない人】
あれもしたい、これもしたいと思っていろいろやっている人に限って
小さな波ばかりのっている人、もしくは、「この仕事しかしたくない」と
大きくなりそうな波を見過ごす人は何1つものになっていません。

【物になる人】
一方で、目の前の仕事を一生懸命こなし、そこから何かを学び取ろうと
する人は、大きな波に乗り、その勢いで次の大きな波に乗ってとどんどん
機会に恵まれてどんどん成長していきます。


いかがですか?
大きな波(流れ、運)が来たらそれだけに乗ることに全力を注ぎませんか?
そして、その波を制覇することで、その波を物にするだけでなく、次の
大きな波に乗る好循環サイクルに入りませんか?


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【まとめ】
自分を成長させたいといろいろチャレンジしているがどれも中途半端。
それは、小さな波に乗ろうとしているだけ。

物にする人は大きな波が来た時にそれだけに乗ることに全力を注ぎ
その結果、波を制覇するだけでなく、次の大きな波にも乗る好循環
サイクルに入ることができる。
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90点でもすみませんという日本人

マレーシア、クアラルンプールでの出張からの帰りの飛行機で書いています。
現地では3日間、ホテルの会議室で、アメリカ+アジア(オーストラリア含む)の
人が集まって、私の今の仕事にまつわる内容の会合だったのですが、感想は
「寒かった」です。。

というのも外はとても暑いのですが、3東南アジアでは当たり前のようなの
ですが、外が暑いために、部屋の中は極限まで寒くするらしい、とのこと。

何度もホテルのスタッフに温度を上げるように連絡するのですが、設定温度が
多分16度くらいからスタートしているので、3回お願いしても寒い状態でした。。
(最終日にはやっとまともになりましたが・・)

目的であった、ネットワーク作りと日本のアピール、に関しては十分できたので
まずまず満足いく出張でした。


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丸々3日間、英語の世界で過ごして、再び感じた欧米人 vs. 日本人の話です。


【こんな経験ありませんか?】

◇ほとんどすべてうまくいったが一部うまくいかず「すみません」と
 言ったこと


ありますよね?
ほとんどうまく出来ていてもやはり間違ったのだから「すみません」と
いうことは普通だと思います。この姿勢は日本においては美徳とされます。

私の会社はアメリカが本社なので、日本の我々は子会社の位置づけに
なります。多くの日本にある外資系の会社、はたまた日本という国
そのものがそうであるように、我々の会社も「物言わない日本」に
なってしまっているのは事実です。そのため日本国と同じように
いろいろな面で貢献に対する見返りが少ないです。


そこで、

【今日の効率的仕事術】

◇出来ないことに目を向けるのではなく、出来たことに目を向ける、
 このマインドを持つ


です。
日本人、しいては日本国が「物言わない」理由はいろいろあると思いますが
その根本をたどってみると下記の例から読み取れると思います。

【日本人 vs. 欧米人】
ある事を実施するにあたって、満点が100点、合格点が80点だとすると
仮に、

90点を取った日本人:「10点間違ってました。すみません。」
60点を取った欧米人:「60点もとったのですよ。すごいでしょ。」



日本人は90点取っていて十分合格点に達しているのに、間違った10点に注意を
払って申し訳ない、と思ってしまいます。

一方、欧米人は60点で合格点に達しておらず、間違いを反省すべきところを
合格している60点に注意を払って、60点取れたことを自慢します。

ここから何が生まれるか、というと

自信がない」と「自信がある

です。
これらの態度で望むと、貢献に対してどちらが見返りが多いかというと
もちろん「自信がある」人が多くの見返りをとっていきます。


実際のビジネスの場面でも悪くもないのに謝ってばかりいる日本人を多く
見かけます。そして欧米人からすると、中身がよく分からなくてもこの
日本人は「謝っているから欧米人に対して間違ったことをしたのだろう
と思います。

この調子でネゴシエーションするとしたら、圧倒的に弱いですよね。
ネゴシエーションにはならず相手が思うままに物事進められてしまいます。

日本の外交が弱いのも、つまるところ、日本としてやったこと、出来たことに
目を向けることが得意でないためだと思います。


これは別の例でも明らかです。

【おいしいお酒のつくり方とおいしいワインのつくり方】

お酒:この部分が「まずい味」なので取り除こう
ワイン:この部分が「おいしい味」なのでもっとおいしくしよう


お酒とワインに関してはどちらがいい、悪いはないかもと思いますが、
日本人の古くからの習慣としている出来ないことに目を向けるという
行為だけでは、いまのグローバル化された世界ではなかなか生き抜いて
いけないと思います。


いかがですか?
出来ないことではなく、出来たことに目を向けませんか?
そして、正当な評価、正当な見返りをうけとりませんか?

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【まとめ】

日本人は90点取っていても、間違った10点に対して「すみません」と思い、
その結果、正当な評価、見返りをしてもらっていない。

グローバル化されたビジネスの世界で生き抜いていくためには、
90点取った事(出来た事)に目を向けて、自信を持つ必要がある。

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ウソでも分かりやすい説明

こんにちは。今、実はマレーシアに出張中の飛行機の中です。
マレーシアは6年前に仕事で行って以来です。

飛行時間は7時間なのですが私は飛行機の中で時間を潰すのが結構
得意です。本を読む、ブログを書く、時間を使って考える仕事をするなど、
普段やりたくてなかなか出来ないことをリストアップするとすぐに12時間
くらい必要になってしまいます。。

で、飛行機の中で全部やりたい、と思いながら途中で映画を見たりする
のがたまらないです。
これは、試験勉強やはたまた、部屋の片付けをしている時に普通は見ない
深夜番組や深夜の映画などががとても楽しくて、すぐに時間が経って
しまうのと似てますね・・。

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今日は先週プロジェクトメンバーに話した話からです。


【こんな経験ありませんか?】

◇問題が発生した。あなたにとっては問題の原因も解決方法もよく
 分かっている。そこで、大丈夫であることをお客様もしくは上司に
 説明する時に、一生懸命、細かいことも説明した。
 だが、複雑すぎたのか、細かすぎたのか理解してもらえなかった。


ありますよね?
あなた自身はとても細かいことまで理解して、この問題は全く問題ないことを
分かっているのに、お客様もしくは上司に説明しても理解してくれない。
大きな問題ではないのに、なぜだか大きな問題として捉えられていしまい、
本来やらなくてもいいことをやる羽目になってしまった。

だれもちゃんと理解してないのになんだよー、分かってないなー、と
思いますよね?


ところが、このようなケースでは大抵の場合、あなたの説明能力に問題が
ある場合がほとんどです。

伝える相手のレベルにあわせて、それを順序立てて説明していないことが
考えられます。

そこで、


【今日の効率的仕事術】

◇ウソでもいいから分かりやすい説明をする


ウソついてもいいの?と思うかもしれませんがウソでも分かりやすければ
いいです。ただし、ないことをあるとか、あることをないとか言うのでは
ありません。

本当は厳密に言うと違うのだけど、まず大枠を理解してもらうためにあえて
本当はウソの大枠を伝えることです。


例えば海外旅行をしていて、外国人との会話です。

【意味あるウソの具体例】

1.分かりにくいやりとり
 外国人:「どこから来たのですか?」
 あなた:「神奈川県からです」
 外国人:「・・・そうですか・・・(そんな場所しらないよ)」
 あなた:(会話が続かず)

2.分かりやすいやりとり
 外国人:「どこから来たのですか?」
 あなた:「東京です」
 外国人:「Big Cityですよね」
 あなた:「ええ。でも実際には東京の西にある神奈川というところで
      東京から近いところです」


一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
実際には「Kanagawa Prefecture」とか「Saitama Prefecture」とか
正しいこと言っているのですが、

・多くの外国人は東京以外よくしらない(日本人がN.Y.の隣の州をよく
 知らないように)
・Prefectureという単語自体、メジャーではない(アメリカなどではStateという)

が原因で会話になっていないことが多々あります。
外国人にとってみれば、厳密にどこから来たのか知りたいというよりは
会話の糸口をつかみたい、と思っていたのに目的が達成されないかも
しれません。


話を元に戻すと、あなたは「問題ない」ことを理解してもらうことが目的
であったはずなのに、正しく伝えようとしたために、本来の目的を達成でき
なかったことになります。

私の知り合いの口癖で話した後に、

「実際には、そうでなくて、○×なのだけど」

と補足しながら話す人がいました。それを聞くたびに、彼の説明のうまさに
関心していました。


またちょっと脱線しますが関西人の友人に

「本当のつまらない話とウソの面白い話だったら、ウソの面白い話の方が
 価値があるに決まってるだろ」

と言われてなるほど、と思ったこともありました。
ウソでも目的を達すことが出来ればそれはそれでありですからね。


いかがですか?
ウソでもいいので分かりやすい説明をしませんか?
そして、大枠を理解してもらった後で詳細を説明することでより
早く、正しく理解してもらいませんか?

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【まとめ】

正しく理解してもらおうと正しい細かい説明を実施したが、理解して
もらえなかった。

本質ではない部分であれば、ウソでも分かりやすい説明することの方が
ありがたいと思われる。そして大枠を理解してもらった後、詳細の説明を
するとより早く正しく理解してもらえる。

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言わない罪(プロジェクト建て直し6)

最近2週末連続、風邪をひいてしまって週末に余裕がなかったことも理由の
1つなのですが、あっという間に前回から1ヶ月が経ってしまいました。。
言い訳です(笑)

社会人になって10年以上経ちますが、なんとはじめて1日病欠をしてしまい
ました。病欠というのは何とも無駄なことだと思っていたので、休まない
ためにも風邪をひかない、というのがポリシーだったのですが、ここ数年は
時々風邪もひくようになり、今回はついに休んでしまいました。。
でもすっかり元気になりました。

今週はいろいろとイベントがありました。

1つ目は10/15に今やっているプロジェクトがサービスイン(作っていたシステム
が本番として動き出すこと)しました。
6月中頃から前任のプロジェクトマネジャからバトンタッチして4ヶ月。
ついに、という感じです。

普通に考えて、いい状態でバトンタッチというのは、なかなかないので、
私の場合もちょっと厳しい状態でのバトンタッチでした。
なのでバトンをもらってから2ヶ月は起きている間は働き続けていた、
という感じでしたのでこの日を迎えられてなんともいえない満足、充実感が
あります。

2つ目は10/17に誕生日を迎えました。四捨五入をするとついに40台の大台に
のってしまうことになりました。。周りの人も一緒に年をとっていくので
言われないと気がつかないことがあるのですが、知らない間に・・・

そして昨日は会社ではじめのプロジェクト(長野オリンピック)からの
友人の家でバーベキューパーティー。
5階建てのマンションの最上階の広いバルコニーで。。
10カップル(夫婦)+7人くらいの子供があつまりワイワイガヤガヤ。
久しぶりに普段とは違う世界で、なんとも素敵な空間でした。
Aさん、どうもです。今後ともよろしく。


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今回は上記にも書いた今のプロジェクト10/15のサービスインの翌日に
発生したトラブルに対して、チーム全メンバーにメールした内容からです。


【こんな経験ありませんか?】

◇自分の責任範囲外のところで問題が発生した。
 その時「やっぱりね。思ったとおり問題が発生した。」と思ったこと。


ありますよね?
「起こると思っていたんだよなー、私の読みは当たるんだから。」と
思うかもしれません。

ここでは当てることがすごいといいたいのではありません。
問題が自分の責任範囲外だったので、当事者意識がまったく必要ないか、
というとそうではないことを言っています。

今回動き始めたシステムも2つの関連があるシステムを私の会社(A社)と
他社(B社)で作っています。なので私の会社だけ仮に100点でも他社が
仮に60点なら全体で合格(80点)に達っしません。

10/15の夜、専門用語ではバッチ処理というシステムの裏側で動く処理が
あります。私のプロジェクトのあるメンバーは「B社のシステムがうまく
動かない可能性があるんですよねー」と前日に言っていました。
私もそれに対して特別行動を起こしませんでした。

翌日、そのメンバーの予測どおりうまく動きませんでした。

お客様の立場に立てばすべてがちゃんと動いてはじめて意味があるのに、
もしそのようなことが予想できるのなら、教えてほしかった、ということです。

そこで、


【今日の効率的仕事術】

◇「言わない罪」を犯さない



今回のケースですと、お客様に対して

【お客様に対して言えたこと】
◇B社が今までテストしたことないバッチ処理が初めて動くので正常に
 動かないリスクがあります
◇正常に動かないリスクがあるので、夜間立会いを実施して問題が発生
 したた早急に対応できる体制をとったほうがいいです

などとお客様に対して提言するべきでした。

そして「想定どおり」問題が発生しましたが夜間立会いは実施していなかった
ので問題の対応は翌日の朝でした。


お客様の立場で言えば、

【提言しなかった場合】
◇A社のせいではないが、B社部分がうまくいかなかったら全体としてNGだな
◇B社も頼りないし、A社は責任範囲外だから自分たちで再発防止を何か考えなければ
◇でもそれも大変だなー、どうしよう、こまった

となるのか、

【提言した場合】
◇A社の推奨を聞いて対応したおかげで、B社の失敗までカバーした
◇A社は自分の責任範囲以外もリードしてくれようとする
◇A社はなんて頼れるのだろう

となりますよね。

実際には今回はそこまでひどい問題ではなかったのですが、このように
Proactiveに行動することで期待値を超えることができます。

そして、お客様をリードすることでお客様に頼ってもらえます。
そこにはじめてお客様の満足を超えるものが存在すると思っています。


いかがですか?
言わない事がお客様にとって罪な場合があることを認識しませんか?
そして、お客様から本当に信頼される人(チーム)になりませんか?

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【まとめ】

自分の責任範囲外で問題が発生しそうだと思っていて、それを伝えない
ことは実は「言わない罪」を犯している。

自分の責任範囲外に関しても、リードすることで本当に信頼される人
になれる。そしてそこにお客様満足を超えてもの(感動)が存在する。

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スコープ以外の作業で貸しを作る(プロジェクト建て直し6)

最近、仕事のエリアで大きな力を感じます。
(会社だけの仕事ではありません)

大きな力というのは分かりやすく言い換えると運命のようなもので、
自分のコントロールできる範囲外なのですが、大きなうねりのような
感じで流れています。

とても力強く、流れを身を任せていると居心地がいいちょっとキラキラ
している流れです。

なぜ今書いているのかというと、この感じが何なのか、また何が起こるか
わからないですがワクワクする自分を感じるので、これが何なのか後に
なって確かめたいからです。

ちょっと宗教的で申し訳ないですが、宗教ではまったくありません(笑)


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今日もプロジェクトネタです。


【こんな経験ありませんか?】

◇お客様との取り決め(スコープ)以外の追加作業が発生してしまった。
 どうにか実施可能なのだが、やるべきかやらないべきか迷っている。



ありますよね?
プロジェクトでもタスクでも決まった時間、お金でゴールを到達することが
求められます。ゴールの姿が定義されている以上、追加の仕事を実施すれば
ゴールに到達しない、もしくはゴールの姿が変わる可能性があります。

それを決めるために、スコープ定義書(実施範囲の定義が書いたもの)が
あるのですが、実際に作業開始前にすべて先まで見通して、細かいレベルで
予見するのはなかなか難しいものがあります。

お客様に追加金額を払って作業費を追加で負担してもらえる場合はいいですが
そうならない場合も多々あります。

そこで、

【今日の効率的仕事術】

◇スコープ外の追加作業を実施して貸しを作る、貸しをアピールする


です。
追加作業に関して、実際によく目にする状況です。


【追加作業に関しての対応方法】

1.追加作業費をもらって作業を実施する
2.スコープ外なので作業はできませんと伝える
3.好意で追加作業を実施するが、お客様はそれが追加作業かどうか認識していない
4.好意で追加作業を実施する前に、追加作業であることを明言して作業を実施する


1は一番オーソドックスなやり方ですが、お客様の予算もすでに決まって
いたりして実施できない場合もあります。また、人によっては追加費用を
依頼することが悪いことのように思う人もいて、依頼すべきことをしていない
人もいます。

2はもっとも簡単な方法で「できません」と伝えることです。実施しなくても
ゴールに達成できる、もしくは姿が変わらないのであれば実施しなくても
いいかもしれませんが、そうでない場合が多いです。
(なのでこのブログを書いています)

3は1で書いた場合と同じような人が陥るケースなのですが、「すでにお金も
もらっているためゴールに到達するためには必要な作業は実施しよう」、と
好意も含めて実施するのですが、それが好意だということをお客様に伝えず
裏目に出ることがあります。
例えば、好意で追加で実施した作業に問題が発生して、その問題までも
あなた側のせいにされてしまうことです。せっかく好意で実施しているのに
踏んだりけったり、ですよね。

4は3と同様、好意で実施します。ただし、お客様に好意で実施する趣旨を
はじめに伝えておきます。もちろん、好意で実施するとはいえないので、
本来はスコープ外の作業ですが、プロジェクト成功のためには必要です。
たまたま要員にも余裕があるので今回は我々で実施させていただきます。

という感じで。

たまたま要員にも余裕があるので」という表現をすることで、次に同様な
スコープ外の作業が発生した場合に「要員に余裕が無いので今回は厳しい」と
断るれるという伏線を張ることができます。
お客様としては成功のために、スコープ外の作業を実施してくれているんだ、
とあなたの好意を理解してくれることで、貸しを作ることができます。
この貸しは後により大きくなって返ってくる可能性があります。

もちろんリターンを期待して貸しを作ると考えることが正しいわけでは
ないですが、せっかく好意で実施するのであれば、好意を正しく認識して
もらい、お客様に感謝してもらうことは必要です。感謝されることは、
その作業を実施するあなたのチームメンバーにとってモチベーションが
あがり大変重要なことです。

3のようにお客様から認識されず、感謝されず追加の作業を実施する、
そしてそれが原因で問題が発生したりした場合は、それを実施した
プロジェクトメンバーがかわいそうですから。


いかがですか?
スコープ以外の追加作業を好意で実施して認識してもらいませんか?
お客様に感謝されることで、チームメンバーのモチベーションをアップさせませんか?

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【まとめ】

お客様との取り決め(スコープ)以外の追加作業が発生してしまった。
そんな場合は、好意で実施して、好意であることを正しく認識してもらい
貸しを作る。

お客様に感謝されることが、その作業を実施するプロジェクトメンバーの
モチベーションにもなる。
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