樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -37ページ目

著者にとって、本当に効率が良い情報収集の方法とは?



こんにちは、樺木宏です。


よく頂く質問に、「本はよく読んで情報収集しているのですが、自分の書くべきテーマが見つかりません」

というものがあります。

せっかく時間とお金を投資して本を読むのですから、自分自身の執筆に活かしたいですね。

そこで、今回は「著者にとって効率の良い情報収集法」ということで、書いて見ます。


効率の良い情報収集の為には、結論から言えば

「著者としての立ち位置を先に考え、それを明確にしてから調べること」

が大切です。

なぜかと言うと、ここが明確になっていないと、いつまでも無関係な情報含め、

延々と時間がかかってしまうからです。

さらには「自分はこういう切り口で行こう」という意思決定が出来なくなってしまいます。

ですので、仮説でも良いので、自分の著者としての立ち位置をまず決めたいのです。


もしこれがないとamazonを見ても、あるいは書店に出向いても、

自分が書きたいジャンルの本をなんとなく眺める事になります。

あれも関係ありそうだ、これも関係ありそうだ・・・

と買って読んでみるものの、自分との接点が今一つ分からない、という事に。

読むモチベーションも上がらず、なんとなく積ん読状態になり、山が大きくなり・・・

という流れになってしまいがちなのですね。


一方、自分の立ち位置はここだ、と明確になっていれば、

そうした努力は必要最小限ですみます。

アンテナが立っているので自分の仮説を裏付ける情報、あるいは反する情報が

飛び込んでくるのですね。

そうすれば、そのまま行くにせよ、方向転換するにせよ、必ず前進する事ができるのです。


両者の違いは、事前に考えたか、否か、です。

考えてから、調べるか。

調べてから、考えるか。

この順番の違いが、著者にとっては決定的なスピードの違いを生んでしまうのですね。


今日のまとめです。

著者としての立ち位置を先に考え、それを明確にしてから調べること。

これが出来れば、貴重な時間を無駄にせず、効率のよい情報収集が可能です。


ご参考になれば幸いです。

  

情報発信者の陥りがちな自己満足のワナ


こんにちは、樺木宏です。


今週は情報発信者の陥りがちな、自己満足のワナと、それを避ける方法についてお伝えします。

ブログやメールマガジンなどの無料の媒体ですので、なかなか気付きにくいのですが、

商業出版では、出版社という第3者のチェックが入るので、ハッキリと分かる事があります。


それは魅力ある情報発信をしたいならば、情報発信者は、

「(読者の)問題解決のプロにならなければいけない」

という事です。

これには説明が必要かも知れませんね。

つまり、自分が書きたいいと思う内容ではなく、読者がお金を払ってでも読みたい、

と思う事を情報提供しなければいけない、という事です。


なぜこういう話をするかというと、世の中には書籍を含め、

求められていない(読者のいない)情報発信がとても多いからです。

これは、読者にとっても、求める情報が得られない、という意味で残念なことですし、

情報発信者にとっても、労ばかり多くて読者を獲得出来ない、という意味でぜひ避けたいことです。


特に商業出版の世界では、「書籍という紙とインクのパッケージ」や、「文章技術」

自体にステータスがあるため、勘違いしてしまいがちです。

例えば、本になっていたら、何となく立派な内容のような予感がしませんか?

また、「著者・ライター」と聞けば、なにか凄い文章技術の持ち主、というイメージがありますね。

でも、それらの事は、枝葉なのです。

読者は、本の外側にお金を払うのではなく、中身が欲しいのですね。

同様に、上手く書いてある本よりも、役立つ本が欲しいのです。


本質は、「読者の問題解決」です。

そして読者の欲求を満たし、不安を解消するコンテンツを提供する事が大切です。

つまり、どのように提供するかより、何を提供するか?の方が遥かに大切なのですね。


今週のまとめです。

情報発信者は問題解決のプロになりましょう。

枝葉の表現技法や、パッケージは二の次で良いのです。

読者の欲求に焦点を当てることで、貢献することの方が遥かに大切です。


求められるコンテンツを情報発信したいあなたの、ご参考になれば幸いです。

成功した著者に学ぶ、卓越の戦略とは?



こんにちは、樺木宏です。


今回は、成功した著者に学ぶ、卓越の戦略と題してお届けします。

「卓越の戦略」というのは、マーケティングのカリスマとして有名なコンサルタント、

ジェイ・エイブラハムが提唱しているものです。


その内容を簡単に言えば、

「クライアントのニーズを、自分のニーズより優先させる」

ということです。

シンプルなのですが、その効果は大きいものがあります。


ビジネスにおける最も大切な「信用」と、人間がもつ「返報性」という

心理傾向をふまえた合理的な方法だからです。

「ハイパワー・マーケティング」(インデックスコミュニケーションズ刊)

という本には、下記のような事例が載っています。


ある父親が、6歳になる息子に初めての自転車を買おうと、あなたの店にやってきた。

ここで父親が求めているのは、「自転車」ではなく、「わが子に自転車の乗り方を教える」

という、人生で最高に楽しい「経験」だ。

そうとわかれば、あなたはこの親子に、最高級で、店で一番値の張る自転車を勧めるだろうか?

木に突っ込んだり、転んだりすることを考えれば、安めのモデルを勧めることが

その親子にとって最良の選択だろう。

その結果、あなたは販売主ではなく、父親のアドバイザーとなる。

そして最も大切な「信頼」を得る。


というような主旨の事例です。


出版業界でも、そうした「卓越の戦略」は有効です。

逆にこれを踏まえないと、残念なことになる可能性があります。


例えば「この商材を売ろう」という意識が強過ぎる場合です。

以前、情報商材を販売する為に出版したい、という方の相談を受けたことがあります。

しくみとしては全く問題ないですし、ビジネスの為に著者としてブランディングする戦略は、

むしろ私の推奨するところです。

ただ、この時は本の内容が、商材の省略版になってしまう、というリスクがありました。

つまり、「全部のノウハウを1300円程度の本に書いてしまったら、その後売りたい商材が

売れなくなってしまう」と考えてしまいがちなのですね。

そうすると、先の自転車の例とは、逆のことが起こります。

読者は紙とインクの「本」が欲しいのではなく「結果」が欲しくてお金を払うのですから、

その結果が得られなければ、その著者の商材を買おうとは決して思いません。

そもそもそれ以前に、そうした意図の企画は出版社に見抜かれてしまいますので、

提案するまでもなく企画が通りません。


では自分のノウハウを出し過ぎてしまって大丈夫か?と心配になる方もいるかもしれませんね。

結論から言えば大丈夫です。

これは本に限らず、ブログやメルマガでも同じことが言えます。

なぜなら、結果を出すためには知識だけでなく行動が不可欠だからです。

そして、知識を行動に移すには、心構えも必要で、多くの人は「自分1人では出来ない」

と考えるものなのです。

一説には、本を読んで行動できる人は、5%程度ともいわれています。

つまり、あなたのアドバイスが不要になる人よりも、必要になる人が圧倒的に多い、という事なのですね。



今日のまとめです。

あなたが情報発信している媒体が何であれ、「読者のニーズ」を最優先させましょう。

その事が、あなたを単なる販売者から、「信頼できるアドバイザー」に変えます。

「卓越の戦略」とは、感謝され、しかも成果を得る事が出来る、戦略なのですね。


ご参考になれば幸いです。