樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -266ページ目

「自分の強みに気づく」為に必要な事とは?

こんにちは、樺木です。

著者を目指す方と接していて思うのは、

自分で持っている良さに気づかない人が多い

という事です。


例えば、企画のテーマについて、

「自分の強みはこうだ!」

「もうこれしかない!」

という風に決めている人が多いのです。

でも、お話を聞いてみると、別の、しかも断然ユニークな強みをもっている人が多かったりします。


お会いしてお話できれば、そこに気づいてもらう事もできるのですが、

そうでない場合、企画書に書いていなければこちらには分かりません。


そこで、ご自身の強みに、自分自身で気づいてもらう事が重要になります。

いわば自分の「棚卸し」ですね。

ここを 軽く流してしまうと、その後いくら創意工夫しても報われないという事が起こり得ます。

出版企画に限らず、起業を目指す方にも大切な工程です。


自分自身の棚卸しについては、ノウハウはいろいろありますが、意外と語られていない

ポイントがあります。

それは、セルフイメージ です。


あなたは過去に、褒められて落ち着かない気持ちになったり、

物事がうまく行き過ぎて居心地の悪さを感じたことはないでしょうか?

これは、人は自分が快適と思う考えや行動しか受け入れられない生き物

である事を意味します。

その為、素晴らしいものが自分の中にあっても、

それを駆使して成功している自分

というセルフイメージが先になければ、その存在に気づく事も難しいのです。


ではどうするか、という事ですが、

まずは自分自身が著者として、ビジネスパーソンとして成功する

という事を、認める事が必要です。

スポーツの世界でいう「イメージトレーニング」

に近いものがありますが、実際は奥の深いものです。

その為の良書も数多くありますので、著者を目指すかたは、

ぜひ学ばれることをお勧めします。

テクニックよりも先にマインドセットが大切、という事ですね。

「企画の背景」は要注意です!

こんにちは、樺木です。

今は時期的に出版企画の講評をする事が多いです。

いきおい、それらの共通点が目に付きます。

それをシェアすることで、あなたの企画がより良いものになれば、と思います。


今日は「企画の背景」についてです。

ご存知のように、出版企画と言うものはいきなり書きたいことを書くわけではありません。

まずはトレンドや社会背景に触れ、読者のニーズが確かにある事を示す必要があります。

そこでありがちなのが、言及するのはよいでのすが、多岐に渡ってしまっている場合です。


例えば、経済問題、環境問題、家庭問題などに同時に言及してしまうと、どうでしょうか?

それらを解決する為には、ものすごい論拠とノウハウが必要になりますね。

(といいますか、無1冊の本ではまず無理でしょう)

加えて、それらを語るに相応しい著者としての実積も、ハードルが高くなってしまいます。


もう一つの問題は、読者ターゲットです。

経済問題、環境問題、家庭問題などは、当然それぞれ読者ターゲットは異なります。

これを同時に読者に想定する事で、総花的になってしまいますね。

つまり、読者への訴求が弱い企画になってしまうと言う事です。


ここまでをまとめますと、

「企画の背景」が多岐に渡ることで、

・ハードルが限りなく上がってしまう(論拠・ノウハウ・著者の実積)

・読者ターゲットへの訴求も弱くなる


という事になります。


これらを避ける為には、

「絞り込む」

事に尽きます。

まず読者ターゲットを絞り込み、そして企画背景を絞り込めば、

自然と上記の問題はクリアできるでしょう。

ぜひ、あなたの企画作成の参考にして下さい。




今の本は15年前の児童書並なのか?


こんにちは。樺木です。

身辺雑記というにはちょっと真面目なテーマですが・・・


皆さんは、今の本の文字量は、15年前の児童書並に少ない

という事をご存知でしょうか?

今のビジネス書は38字×16行位になっているものが多いです。

これは実は、15年前の、小中学生向けとほぼ同等の文字数なのです。

文字数だけでなく、内容も昔は手応えのある、重いものが多かったのですが、

今はサクサク読める、軽いものも増えています。


では、本の価値は下がってしまったのでしょうか?

全くそんな事はありません。


「本」という物自体が、一部の人のものから、多くの人の為の物へ、

裾野が広がり、大衆化されていったという事なのです。

その昔、家電製品や自動車が大衆化され、小型・軽量化されていったプロセスに近いものがあります。

つまり、より手軽に、より使う人のニーズに合わせて細分化されたと言う事ですね。


また、近年はセールスコピーライティングのノウハウが出版業界でさかんに使われるようになりました。

これらは、読者の欲求を喚起するように、メリットを大きく、ハードルを低く見せようとしますので、

余計に「やさしい内容」という印象を与えている面もあります。


ですが、最近のビジネス書を実際に読めば分かる事ですが、

その内容までは低くなってはいません。

高度なノウハウを分かりやすく、理解しやすいように工夫されているのです。

むしろ逆に、読者に結果を出してもらうという意味では、

はるかに高度化していると言っても過言ではありません。


もちろん、近年の書籍市場は売上が下がっているのに、点数が増加しており、そこには不健康な部分もあります。

その結果、クオリティが十分でない本が市場にでている面も否めません。

ただ、それも発行点数の増加率を超えるものではありません。

その一部の本をもって、全体の本の質が下がったと決めつけるのは、

考えが浅いと言わざるを得ないでしょう。


今も昔も、

大切なのは著者の権威ではなく、読者にいかに貢献できるか?という目線

ではないでしょうか。


世の中に新しい目線、新しい価値を提供する事。

その結果、独自性、新奇性のある本が世に増えれば、それが初心者向けでも、

素晴らしい価値を持つ本だと思います。


逆に、いかに高尚で権威のある本でも、内容が誰かの二番煎じの内容であれば、

価値は低い本になるでしょう。


読者に貢献する姿勢をもって、著者として実力をつける事。

これが、今も昔も変わらぬ本質ですね。

逆に言えば、その姿勢を持たない著者が成功する事は難しい時代になっているのだと思います。