樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -253ページ目

初めて商業出版したい方が陥りがちなあるワナとは?


こんにちは、樺木宏です。

今回は、初めて商業出版したいと考えている方には、特に有効なアドバイスをお届けします。


初めて出版企画を考えるとき、あなたは何を参考にしますか?

よくあるのは、日頃読んでいる本などを参考に、自分の企画を考えてしまう事。

身近にあり、親しんだ本を参考にするのは、無理もないのですが、ここに1つ落とし穴があります。


それは、そういった本の多くは、有名著者によるものだと言う事です。

そして、有名著者だから許される出版企画があるという事を、

知らずに真似してしまう事です。

ここを認識していないと、企画の採用確度が大きく下がります


例えば、経営コンサルタントとして、ベストセラー作家として有名な神田昌典さん。

比較的最近の著作では、

「全脳思考」(ダイヤモンド社)

という本を出されて、売れています。

しかしこのタイトルは抽象的です。

このタイトルをパッと見て、

「左脳と右脳を両方活用し、従来とは逆順のアプローチで素晴らしいアイデアを得る思考法の本だな」

とはなかなか分かりませんね。

そして、読者のベネフィットについても語られていないので、読者の欲求をかき立てる要素も弱いと言えます。


それでもこの本が売れているのは、

・神田昌典さんのブランド

・過去の著作からくる信用

・内容の良さで口コミが広まった

などの理由によるものです。ご自身のメディアを通じての販促も大きいでしょう。

つまり、新人が真似してはいけないタイトルなのです。


その証拠に、神田さんご自身も比較的初期の著作では、スタンスが異なります

一例を挙げると、

「あなたの会社が90日で儲かる」(フォレスト出版)

という本です。

読者のベネフィットを全面に押し出しています。

短期間で出来ることを強調しつつ、それを具体的に数字で訴求しています。

また、あなたの会社が儲かる、というメッセージをストレートに出す事で、

読者の欲求をかき立てつつ、読者を絞り込んでいます。


自分のポジションを意識し、考え抜かれたたタイトルですね。


結論です。

初めての本を出すかたの場合は、最初は広げすぎないようにしましょう。

内容の範囲も、読者ターゲットもです。

それは、広くなる分、訴求が弱まるからです。

そこを補完するには知名度や実績が必要と考えましょう。

最初は読者にフォーカスして深く、狭く入り、

著者としてブランディングしたのちに、展開を考えていきましょう。


ご参考になれば幸いです。

士業の方は参考になります → 弁護士の間川清さんが出版を決めたワケとは?


こんにちは、樺木宏です。


今日は著者デビューを決めた方をご紹介します。

間川清さんです。

弁護士の間川さん、今回が初の出版です。

刊行は来春予定。

出版社はディスカヴァー・トゥエンティワンさんです。

しかも今回、ベストセラーを数多く手がけるスゴい編集者、

Tさんが担当してくれますので楽しみです。


さて、弁護士というと、難関資格を突破したエリートという印象がありますから、
(本人曰く、最近はそうでもないとの事なのですが)

出版するものそう難しくないのでは?

と思われる方がいるかもしれません。

実体は違います。

ステータスが高いことと、商業出版出来る事は、比例しません。


理由はいくつもあります。

1つは、弁護士に限らず士業(公認会計士、税理士、社労士・・・)の方は、

ブランディングと認知向上の為に出版を目指す方が多いのです。

ですので、類書は多くなり、企画採用のハードルは上がる事になります。


2つめは、ステータスが高いことと、本が売れる事に直接的な関係はないからです。

読者は自分の為に本を買います。その時の判断基準は、

「自分に関係があるか?」「自分に得が有るか?」「自分にも出来そうか?」

という個人的・感情的なものです。

ですので、著者のステータスは選ぶ際の付加価値とはなっても、直接的な購入動機とはならないのです。


3つ目は、本のジャンルです。

弁護士の方が出版する場合、業界向けの専門書などが多いのです。

一般の人向けの、いわゆる一般書としてビジネス書を出される方は、思いのほか少ないです。

それは、専門知識がある事と、それを相手の目線で分かりやすく伝える事は、

似て非なる事
だからです。

専門知識をそのまま披露すればよいのであれば、ある意味では簡単なのです。

しかし、知識や関心が比較的薄い、不特定多数の相手に対し、

関心をひきつつ、続きを読ませるよう工夫しながら、最終的には学びまで与えるように

本を書く事は、別のスキルが必要になるということです。


逆に言うと、

間川さんは上記のハードルをクリアーしたから、晴れて著者デビューが決まった

という事なのです。


著者を目指す士業の方の、ご参考になれば幸いです。

類書との差別化はどうやって考えるか?

こんにちは、樺木宏です。

現在、書店には一日約200冊の新刊が運び込まれています。

これだけ発行点数が多いと、当然類書も多くなります。

読者の目も肥えていますし、編集者も似たような本の企画では、食傷気味です。

ですので、類書との差別化を図る事が、大変重要になります。


差別化とは、一例を挙げると、

「あなたならではの独自性」

「なぜ、著者があなたでなくてはならないのか」

などです。

そして、それを見つける為には

「狭くともよいので、その分野ではNo.1、といえる何か」

を探す事です。


例えば、

販促コンサルの方であれば、

「売り場面積○○以下の店舗の売上を向上させたら自分がNo.1」

ファイナンシャルプランナーの方であれば、

「貯金ゼロの方を指導した実積は自分が日本一」

などが挙げられるでしょう。

狭くても、小さくても、とにかくNo.1と言えると強いです。


「日本で2番目に高い山は?」

と聞かれても、答えられませんよね?

差別化が必要な所以です。

あなたならではの「ニッチなNo.1のポジション」をぜひ、ご考案下さい。