初めて商業出版したい方が陥りがちなあるワナとは?
こんにちは、樺木宏です。
今回は、初めて商業出版したいと考えている方には、特に有効なアドバイスをお届けします。
初めて出版企画を考えるとき、あなたは何を参考にしますか?
よくあるのは、日頃読んでいる本などを参考に、自分の企画を考えてしまう事。
身近にあり、親しんだ本を参考にするのは、無理もないのですが、ここに1つ落とし穴があります。
それは、そういった本の多くは、有名著者によるものだと言う事です。
そして、有名著者だから許される出版企画があるという事を、
知らずに真似してしまう事です。
ここを認識していないと、企画の採用確度が大きく下がります。
例えば、経営コンサルタントとして、ベストセラー作家として有名な神田昌典さん。
比較的最近の著作では、
「全脳思考」(ダイヤモンド社)
という本を出されて、売れています。
しかしこのタイトルは抽象的です。
このタイトルをパッと見て、
「左脳と右脳を両方活用し、従来とは逆順のアプローチで素晴らしいアイデアを得る思考法の本だな」
とはなかなか分かりませんね。
そして、読者のベネフィットについても語られていないので、読者の欲求をかき立てる要素も弱いと言えます。
それでもこの本が売れているのは、
・神田昌典さんのブランド
・過去の著作からくる信用
・内容の良さで口コミが広まった
などの理由によるものです。ご自身のメディアを通じての販促も大きいでしょう。
つまり、新人が真似してはいけないタイトルなのです。
その証拠に、神田さんご自身も比較的初期の著作では、スタンスが異なります。
一例を挙げると、
「あなたの会社が90日で儲かる」(フォレスト出版)
という本です。
読者のベネフィットを全面に押し出しています。
短期間で出来ることを強調しつつ、それを具体的に数字で訴求しています。
また、あなたの会社が儲かる、というメッセージをストレートに出す事で、
読者の欲求をかき立てつつ、読者を絞り込んでいます。
自分のポジションを意識し、考え抜かれたたタイトルですね。
結論です。
初めての本を出すかたの場合は、最初は広げすぎないようにしましょう。
内容の範囲も、読者ターゲットもです。
それは、広くなる分、訴求が弱まるからです。
そこを補完するには知名度や実績が必要と考えましょう。
最初は読者にフォーカスして深く、狭く入り、
著者としてブランディングしたのちに、展開を考えていきましょう。
ご参考になれば幸いです。