樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座 -156ページ目

自分には実積が無い・・とネガティブになったら読む記事


こんにちは、樺木宏です。


いざ著者を目指す、という時に気になるのが、

「自分には書くだけの実績があるのか?」

という点ですね。

確かにこれは、大切な視点です。

出版社は書くに足るだけの経験や実績を求めてくるからです。


ただ、あなた自身に仮に実績が不足していたとしても、諦める必要はありません。

全部自分の実績である必要はないのです。

なぜなら、商業出版には、著者の実績以外の要素もあるからです。


例えば、「権威」。

自分が所属している組織、周囲の人脈、調べたデータなどが、

著者としてのあなたの財産です。

これは「取材」「リサーチ」という行動をすることで、あなたも

すぐに取り入れる事ができます。


例えば、「時代性」。

流行やトレンドといった波が来ていれば、それに乗る事で実績をカバー出来ます。

近年はソーシャルメディアという、大きな波が来ました。

そこで、数多くの新人著者がデビューしています。

ドラッカーブームもしかり。原著は難解なので、分かりやすい解説本という波がありました。


このように、全てが自分の中になくとも良いのです。

ただ、手漕ぎのボートではなく、風を受けて進むヨットになれば良いのですね。

自分で全部漕がずとも、帆を揚げていれば風が押してくれる。

そんなポジションを探す「あなたの著者戦略」を考える、ご参考になれば幸いです。


 

今実積が無くても、著者への最短距離を行ける考え方とは?

多くの読者に読んでもらう為に必要なこと

こんにちは、樺木宏です。


今日は、企画を考えるときに陥りがちなことについて、お伝えします。

皆さんは、企画を考える時に「多くの読者に読んでもらいたい」

とお考えになると思います。

実際、想定読者の数は、編集者ならば必ずチェックする項目ですので、

その数を増やす事は大切です。


ただ、実に逆説的なのですが、

「想定読者の人数を増やしたければ、想定読者は広げない事」

が重要です。


なぜかと言うと、広くなれば、浅くなるからです。

つまり、広げてしまうと、誰にも刺さらない企画になってしまうのです。


例えば、「勉強法」のカテゴリーで言えば、

ノート術、IT、時短、記憶術、速読・・・などいろいろあります。

もし、著者であるあなたが全部書く資格あるからといって、

これらを1冊の本に全部書いてしまったら、どうなるでしょうか?


読者の側から見たら、それは、「色々あるのは良いが、浅い」と感じます。

つまり、もっと深堀りしている他の本の方が、自分の為に役立つと考えるのですね。

実際、ベストセラーになっているのは「ノート術だけ」「速読だけ」と絞り込んだ本ばかりです。

悩みをもっている人は、濃い情報を欲しがっています。

だから、その欲求に強く訴求する為には、余分なものは無い方が良いのです。


別の例で言えば、雑誌でも同じ事が起こります。

自分が読みたい特集があったとしても、それが全体の中のごく1部でしかなかったら、

割高に感じてしまい、買うのを躊躇してしまいます。

皆さんもこうした時に、買わなかったり、立ち読みで済ませてしまったことはないでしょうか?

逆に、自分の関心のあるテーマが深堀りされていたら、欲しくなりますよね。

書籍も同じ読者心理が働くのです。


不思議なもので、こうやって説明するとほとんどの方は理解して頂けるのですが、

いざ自分が企画書を書く段になると、頭から抜けてしまう事が多いのです。

つい、あれもこれもと付け足してしまうのですね。

その結果、浅く広い企画、欲求に刺さらない企画になってしまうのです。


今回のまとめです。

想定読者を増やそうと思ったら、広げないことが大切です。

その方が読者の欲求に深く刺さります。

その為には、何を書くかよりも、何を書かないか、を意識してみましょう。

いろいろ書けるのに勿体ない、とは思わないで下さい。

その場合は、別の企画書にすれば良いのです。


皆さんの企画がさらに強くなるための、ご参考になれば幸いです。