多くの読者に読んでもらう為に必要なこと | 樺木宏の1日3分!商業出版ブランディング講座

多くの読者に読んでもらう為に必要なこと

こんにちは、樺木宏です。


今日は、企画を考えるときに陥りがちなことについて、お伝えします。

皆さんは、企画を考える時に「多くの読者に読んでもらいたい」

とお考えになると思います。

実際、想定読者の数は、編集者ならば必ずチェックする項目ですので、

その数を増やす事は大切です。


ただ、実に逆説的なのですが、

「想定読者の人数を増やしたければ、想定読者は広げない事」

が重要です。


なぜかと言うと、広くなれば、浅くなるからです。

つまり、広げてしまうと、誰にも刺さらない企画になってしまうのです。


例えば、「勉強法」のカテゴリーで言えば、

ノート術、IT、時短、記憶術、速読・・・などいろいろあります。

もし、著者であるあなたが全部書く資格あるからといって、

これらを1冊の本に全部書いてしまったら、どうなるでしょうか?


読者の側から見たら、それは、「色々あるのは良いが、浅い」と感じます。

つまり、もっと深堀りしている他の本の方が、自分の為に役立つと考えるのですね。

実際、ベストセラーになっているのは「ノート術だけ」「速読だけ」と絞り込んだ本ばかりです。

悩みをもっている人は、濃い情報を欲しがっています。

だから、その欲求に強く訴求する為には、余分なものは無い方が良いのです。


別の例で言えば、雑誌でも同じ事が起こります。

自分が読みたい特集があったとしても、それが全体の中のごく1部でしかなかったら、

割高に感じてしまい、買うのを躊躇してしまいます。

皆さんもこうした時に、買わなかったり、立ち読みで済ませてしまったことはないでしょうか?

逆に、自分の関心のあるテーマが深堀りされていたら、欲しくなりますよね。

書籍も同じ読者心理が働くのです。


不思議なもので、こうやって説明するとほとんどの方は理解して頂けるのですが、

いざ自分が企画書を書く段になると、頭から抜けてしまう事が多いのです。

つい、あれもこれもと付け足してしまうのですね。

その結果、浅く広い企画、欲求に刺さらない企画になってしまうのです。


今回のまとめです。

想定読者を増やそうと思ったら、広げないことが大切です。

その方が読者の欲求に深く刺さります。

その為には、何を書くかよりも、何を書かないか、を意識してみましょう。

いろいろ書けるのに勿体ない、とは思わないで下さい。

その場合は、別の企画書にすれば良いのです。


皆さんの企画がさらに強くなるための、ご参考になれば幸いです。